『 その9-1 』
■ マウントバナハウ(最終回) その日は約6時間山の中をうろうろしてろうそくを立てながら歩き回った。そして、帰る前に仙人のおばあさんという人に挨拶しに行った。見た目は確かに迫力がある。腰ぐらいまで伸びている白い髪、言っている事の難解さ、どれをとっても満点である。ロープレで言えば最終決戦間近のヒットポイント最大、レベル最大の魔術師である。見た目のヒットポイントは低そうに見えたが、なめてかかると大変な目に会わされるに違いない。 しばらくみんなで話を聞いていた。そしたら突然私一人を指差して、「おまえは霊的なパワーが弱い。」その上、「おまえ、こういうところに来るときにはひげを剃って来い。」だって… その一週間後、今度はマニラ市で霊的パワーで占いをするというおばちゃんのところへ出かけた。そのおばちゃんは以前はマルコス元大統領の専任占い師だったというとても有名な人らしいのである。その時は4人で出かけた。 占われて多少驚いたのが、「おまえの足にあるやけどの跡は、3回前の人生(輪廻)のときに博打を打ちに行く途中で負ったものだ。」と言うのである。確かに私の足にはけっこう大きな火傷の跡がある。なんでわかったんだ???である。 ところで占いの最後に4人それぞれの守護霊は誰であるかというのを教えてもらった。他の3人は皆先祖の誰かだった。ところが私の守護霊は…なんと…「木」だそうである。 実は家のベランダに鉢植えの木が数本ある。それまでは、「枯れるのもなんだし」とか、「面倒くさい」と思いながら仕方なく水をやっていたが、その日を境に優しい気持ちで水をやるようになった私なのである。 私は学者ではないから、「信じていない」と言いながらそういう矛盾した行動をとっても良いのである。言っておくがプログラマーは多少デタラメな方が良いのだ。 |
■ Startボタンがクリックされた ![]() |
■ 新しい変数の追加 ![]()
|
その9 -1 |
その9-2 |
その9-3 |
その9-4 |
その9-5
『 サルのゲーム製作講座 』
目次 |
その 1 |
その 2 |
その 3 |
その 4 |
その 5 |
その 6 |
その 7 |
その 8 |
その 9 |
その 10 |
その 11
e-mail: sc_3da@magical2.egg.or.jp