HTML5オーディオとビデオエレメント、オフラインストレージサポート、その他のHTML5 機能などをサポートするSafariによって、デベロッパは、特許技術を使う必要なく、ブラウザ内にリッチでインタラクティブなメディア体験を簡単に提供できます。
HTML5メディアサポート
Webサイトは、画像と同じくらい簡単に、リッチでインタラクティブなメディアを提供できるようになっています。Safariは、HTML5オーディオ、ビデオ要素をサポートした最初のブラウザでした。これにより、プラグインの必要性が軽減され、iPhone、Mac OS X、WindowsのSafariではオーディオやビデオを簡単に組み込むことができます。HTML5オーディオ、ビデオ要素には、メディア再生をコントロールできるリッチなスクリプティングAPIが備わっています。また、これらの要素は他のHTML要素のように、CSSで修飾(表示)を指示およびアニメートすることができます。

HTML5オフラインストレージサポート
先進のブラウザであるSafariは、最新のHTML5オフラインデータストレージ機能をサポートします。アプリケーションは、シンプルなKey-Value型データストア、あるいは堅固なSQLデータベースのどちらかを使用してローカルマシン上にアプリケーション自体の情報を格納することができます。データはローカルにストアされ、Safariを終了しても保持されます。そのため、アプリケーションは、そのデータにアクセスする際にネットワーク接続を必要とせず、起動時間や全体的なパフォーマンスが向上します。
HTML5のアプリケーションキャッシュ技術を利用すれば、SafariはWebアプリケーションを実行するために必要なすべてのリソース、例えばHTML、CSS、JavaScript、画像ファイルなどをローカルに保存することができます。これは、ユーザがインターネットへ接続しなくてもWebアプリケーションを利用できることを意味します。アプリケーションはいつでも利用可能になります。オンラインになった時、Safariはサーバーから最新のデータ、コード、リソースを取得してアプリケーションをアップデートすることができます。
- MacおよびWindowsパソコンのSafari 5には、以下のHTML5機能のサポートが追加されています:
- Full screen for <video>
- Closed captions for <video>
- Geolocation
- HTML5 AJAX history
- EventSource
- WebSocket
- HTML5 Draggable attribute
- HTML5 forms validation
- HTML5 <ruby>
- HTML5 <article>
- HTML5 <aside>
- HTML5 <footer>
- HTML5 <header>
- HTML5 <hgroup>
- HTML5 <nav>
- HTML5 <section>
- HTML5 sandboxed <iframe>
- HTML5 <audio>
- HTML5 <video>
- HTML5 <canvas>
- HTML5 offline storage
- Cross-origin resource sharing
- HTML5 <contenteditable>
- Web workers