Mac OS X - Accessiblity

Mac OS Xには、多種多様な機能およびユニバーサルアクセスとして知られるアシスティブテクノロジーが搭載されており、画面やカーソルの拡大表示、画面読み上げ、点滅による視覚的な警告、クローズドキャプション対応(字幕)、その他の機能が含まれています。Mac OS Xには、特別な補助を必要とするユーザがアプリケーションを利用しやすくするために必要なすべての機能が備わっています。

Apple Human Interface Guidelines

アプリにアクセシビリティ機能を実装しよう

アップルのアップルのヒューマンインターフェイスガイドライン(Apple Human Interface Guidelines)は、評価の高いMacアプリケーションの特徴であるの一貫性や覚えやすさという利点を維持しながら、障がいをもつユーザが迅速かつ効率よく作業を行えるような直観的なインターフェイスを作成する方法について詳細な説明を提供しています。標準的なコントロールとそのサブクラスを使用している開発者は、アクセシビリティアプリケーション用のサポートが内蔵されていることに気がつくでしょう。アップルのAccessibility APIを使うことで、Mac OS X アプリケーションのユーザインターフェイスを外部のアクセシティブアプリケーションやサービスから利用できるという特徴を与えられます。

Accessibility Identity

アップルは、開発者がすべてのアプリケーションでAccessibility APIをサポートすることを強く奨励しています。そうすれば、アプリケーションが、Mac OS Xに組み込まれているVoiceOverや他のサードパーティの製品と互換性を持つようになるからです。Xcode、Interface Builderツール、およびCocoaフレームワークでは、rolessやdescriptionsのようなアクセシビリティタグを加えることは簡単です。例えば、Interface Builderには、ユーザインターフェイスのどのコントロールにも説明記述を入力することができるインスペクタがあり、VoiceOverがオンの時にその説明記述が音声で読み上げられます。

どのように動作するのか

補助機能をサポートするアプリケーションは、アプリケーション内のアクセシビリティオブジェクトとやり取りしながら動作し、身体の不自由な方々が従来とは異なる方法でユーザインターフェイスを操作できるようにします。例えば、VoiceOverのユーザは、キーボードのみで操作を行い、音声合成によるフィードバックを必要とします。あなたのアプリケーションがマウスでしか使うことができなければ、VoiceOverや、Mac OS XのAccessibility APIを使う他のアプリケーションに頼るユーザにとっては使えないことになります。また、低視力のユーザは、Mac OS Xの標準搭載の拡大表示、グレイスケール、白黒反転表示モードなどのオプション機能を使って、表示画面の見え方をユーザの特定ニーズに合うように調整できます。 聴覚に障がいがあるユーザは、警告音の代わりに自動的に画面を点滅させることができます。身体的に障がいのあるユーザは、AppleScriptやAutomatorワークフローを使って複雑な作業を簡略化したり、キーボードやマウスをさらにコントロールしやすく、使いやすい設定にすることができます。Mac OS Xの補助機能を必要とする方々向けにアプリケーションを動作させることが重要です。

How it works
Universal Access

Mac OS Xは、ユニバーサルアクセスや、音声認識、音声合成、AppleScript、VoiceOverのような技術をサポートするAccessibility API、さらに多くの開発ツールとユーティリティ群を通じて、障がいのある方々を含むすべてのユーザが優れたコンピューティングエクスペリエンスを享受できるように多種多様な機会を提供しています。