コマンドライン オプション

ViXでは起動時に、下記のようなコマンドラインオプションが指定できます。

コマンドラインオプションを指定するときは、ViXのファイル名(ViX.exe)の後に空白を1文字以上置いて、そこから書き始めてください。また、各オプションの後にフォルダ名やファイル名を続けて書くときは、やはり間に空白を1文字以上置いてください。例えば、「D:\Program Files\ViX\ViX.exe /inithis」のようになるでしょう。
オプションの大小文字は区別されません。
コマンドラインの中に、空白を含むファイル名を書く時は、そのファイル名を"(ダブルクォーテーション)で括ってください。

コマンドラインオプションは、次のようなときに指定できます。

もっともよく使うのは3番目の方法でしょう。下図のようになります。
WindowsMe/2000以降では、下記のように最後に「/selectopen」を書けば、このショートカットに画像ファイルをドラッグ&ドロップすると、ドロップした画像ファイルを原寸大で開き、かつその画像ファイルがあるフォルダを開いて、さらに画像ファイルが選択状態になります。(Windows98以前では、ファイルをドロップして起動したときには、ショートカットに設定したコマンドラインオプションは無視されるようなので、この方法は使えません)

ショートカットのリンク先欄に入力する例

次のようなコマンドラインオプションがあります。

オプション 説明
ファイル名

前に何もオプションを付けずにフォルダ名またはファイル名だけ書くと、そのフォルダ・ファイルを起動直後に開きます。カタログファイル(拡張子vix)のパス名を書くと、カタログファイルのあるフォルダをカタログ表示で開きます。

ネットワーク上のフォルダ(UNCパス)はコマンドラインからは利用できません。フォルダビューから選択して開いてください。

/root ViXのツリーの頂点(ルートアイテム)は、通常は「デスクトップ」ですが、これを/rootの後に書かれた任意のフォルダに変更します。
/select /selectの後にはファイル名を書きます。このオプションを指定すると、起動直後に指定したファイルの属するフォルダを開き、そしてファイルビュー内で指定されたファイルを選択します。
/selectopen

/selectの後にはファイル名を書きます。/selectの動作に加え、指定したファイルを開きます。

画像ファイルを開き、さらにその画像ファイルのあるフォルダをメインウィンドウで開きたいというときに使えるでしょう。

/slide /slideの後にはフォルダ名を書きます。起動直後に指定したフォルダからのスライドショウを開始します。下記の/vオプションと併用することもできます。
/cbsaver /cbsaverの後にはフォルダ名を書きます。指定したフォルダを保存先として、起動直後からクリップボードセーバーを開始します。フォーマットはBMP、ファイル名の先頭は「CBIMG」となります。
/inifile /inifileの後には設定ファイル名を書きます。指定した設定ファイルを読み込み、それに書かれている設定でViXを起動します。終了時にもここで指定した設定ファイルにその時の設定を保存します。
設定ファイル名の拡張子は省略できます。(どんな拡張子をつけても、「.ini」に置き換えられます)
下の「userini」オプションもご覧ください。
/userini マルチユーザー環境において、ログインしているユーザーごとに異なる設定ファイルを使います。例えばAdministratorでログインしているときは、「Administrator.ini」という名前の設定ファイルを読み込み、また保存します。
/inithis 起動するときに、最近使ったファイル・最近開いたフォルダ・最近使ったアプリケーションの履歴を空にします。複数のユーザーが使うとき、履歴を見せずにプライバシーを保護したい時、ネットワーク環境で常用しており履歴にネットワークフォルダが含まれていると起動が遅くなる、またファイルを頻繁に更新するため履歴があまり役に立たないといった時などに指定してください。
/maximize

前回保存されたウィンドウの状態に関わらず、メインウィンドウを最大化して起動します。

/minimize

前回保存されたウィンドウの状態に関わらず、メインウィンドウを最小化して起動します。

/v

メインウィンドウを開かず、指定したファイルのみをウィンドウで開きます。コマンドライン上で、必ず1個以上のファイルが指定してある必要があります。

この状態で起動すると、「ファイルの選択」コマンドなどで、メインウィンドウを呼び出すことはできません。

起動時に開くファイルとしてカタログファイルを指定したときは、/vオプションが指定してあってもメインウィンドウを表示します。