設定の保存について

ViXは、設定の保存先をレジストリかINIファイルかで選べるようになっています。

初期状態では全設定情報をレジストリに記録しますが、「設定」の「全般…履歴と設定情報」から「設定情報の保存」を「INIファイル」にすると、ViXをインストールしたのと同じフォルダにある「ViX.ini」というファイルに保存します。コマンドラインオプションで、/userini, /inifileを指定したときは、強制的に指定のINIファイルが使われます。

以下、この2つの保存方法の利点・欠点や注意点等を述べます。

レジストリ

レジストリはWindows上の様々なソフト・ハードの情報を保存するデータベースです。通常、ユーザーが直接閲覧・操作することはありません。設定情報の保存にレジストリを使う利点と欠点は、下記のようなものがあります。

ViXの設定が保存されるのは、HKEY_CURRENT_USER\Software\K_OKADA\ViX です。

レジストリに保存されたViXの設定を消去するには、「設定」の「全般…履歴と設定情報」から「設定情報の消去」ボタンをクリックしてください。

INIファイル

INIファイルはViXの実行ファイルと同じフォルダに通常ViX.iniというファイル名で作成され、そのファイル内に設定情報が格納されます。INIファイルの利点と欠点は、レジストリを使った場合のちょうど逆になります。

ViX.iniを削除すると、ViXの設定は初期状態に戻ります。「設定」の「全般…履歴と設定情報」から「設定情報の消去」ボタンをクリックしても同じです。

CD-Rからコピーしてきたなどで、ViX.iniが読み取り専用ファイルになっていると、書き込みができず設定が保存されませんので注意してください。

コマンドラインオプションによって、使用する設定ファイルを選んだり、マルチユーザー環境においてユーザーごとに異なる設定で使うといったことも可能です。

INIファイルを使っていてリムーバブルメディアから起動したときには、起動したOS環境にいらぬ情報を残しませんので、人のマシン上などでも安心して使うことができます。CD-RにViXを焼くときには、ViX.iniも同時に記録することで、オススメ設定で使ってもらうといったこともできます。
このように設定ファイル込みで人に渡すときには、他人のパソコンのドライブ構成が自分のところと異なることも考え、次のように設定しておくとよいでしょう。

ViXを設定ファイルViX.iniとともにCD-Rに焼き人に渡すとき注意したいのは、CD-Rから例えばハードディスクにコピーしたファイルは自動的に読み取り専用になるため、そのままだとViXを終了するとき設定内容の書き込みに失敗し、設定内容が引き継がれないことです。読み取り専用属性は外してください。