Microsoft OLE DB Provider for ODBC

ADO または RDS のプログラマーにとって、すべてのデータ ソースで OLE DB インターフェイスが公開され、ADO でデータ ソースを直接呼び出すことができれば理想的です。OLE DB インターフェイスを実装するデータベース提供者が増えていますが、まだこの方法がとられていないデータ ソースもあります。ただし、現在使用できる実質上のすべての DBMS システムでは、ODBC によるアクセスが可能です。

ODBC ドライバは、Oracle などのMicrosoft 以外のデータベース製品だけでなく、Microsoft® SQL Server™、Microsoft® Access (Microsoft Jet データベース エンジン)、Microsoft® FoxPro® など、現在使用できる主な DBMS のすべてで利用できます。

ただし、この Microsoft ODBC Provider を利用すると、ADO からすべての ODBC データ ソースに接続できます。このプロバイダは、フリースレッドであり、Unicode を使用できます。

このプロバイダは、トランザクションをサポートしています。ただし、DBMS エンジンの種類によって、サポートするトランザクションの種類が異なります。たとえば、Microsoft Access は、5 レベルまでのネストされたトランザクションをサポートします。

このプロバイダは、ADO の既定プロバイダであり、プロバイダに依存するすべての ADO プロパティおよび ADO メソッドをサポートします。

接続文字列パラメータ

このプロバイダに接続するには、ConnectionString プロパティの Provider= 引数を次のように設定します。

MSDASQL

Provider プロパティを取得した場合も、この文字列が返されます。

接続文字列の例

このプロバイダの代表的な接続文字列を次に示します。

"Provider=MSDASQL;DSN=dsnName;UID=userName;PWD=userPassword;"

この接続文字列は、次に示すキーワードで構成されています。

キーワード 説明
Provider OLE DB Provider for ODBC を指定します。
DSN データ ソース名を指定します。
UID ユーザー名を指定します。
PWD ユーザー パスワードを指定します。

OLE DB Provider for ODBC は ADO の既定プロバイダであり、接続文字列で Provider= パラメータを省略した場合は、このプロバイダへの接続の確立が試行されます。

このプロバイダは、ADO で定義された接続パラメータ以外の独自の接続パラメータはサポートしません。ADO 以外の接続パラメータが指定されている場合は、そのパラメータを ODBC ドライバ マネージャに渡します。

Provider パラメータを省略できるので、同じデータ ソースに対して ODBC 接続文字列とまったく同じ ADO 接続文字列を作成できます。ODBC 接続文字列を作成する場合と同じパラメータ名 (DRIVER=DATABASE=DSN= など)、パラメータ値、および構文を使用してください。定義済みのデータ ソース名 (DSN) または FileDSN を指定してもしなくても、接続することができます。

DSN または FileDSN を指定する場合の構文:

"[Provider=MSDASQL;] { DSN=name | FileDSN=filename } ; [DATABASE=database;] UID=user; PWD=password"

DSN を指定しない場合の構文 (DSN なしの接続):

"[Provider=MSDASQL;] DRIVER=driver; SERVER=server; DATABASE=database; UID=user; PWD=password"

DSN または FileDSN を使用する場合は、Windows のコントロール パネルの [ODBC データ ソース アドミニストレータ] で定義しておく必要があります。Microsoft Windows 2000 では、ODBC アドミニストレータは管理ツールに含まれています。以前のバージョンの Windows では、ODBC アドミニストレータのアイコンは [32 ビット ODBC] または [ODBC] という名前で表示されています。

DSN を設定する別の方法として、"SQL Server" などの ODBC ドライバ (DRIVER=)、サーバー名 (SERVER=)、およびデータベース名 (DATABASE=) を指定することもできます。

また、ユーザー アカウント名 (UID=) と、そのユーザー アカウント用のパスワード (PWD=) を、ODBC 用のパラメータ、または ADO で定義されている標準の User ID パラメータと Password パラメータに指定することができます。

DSN の定義にデータベースが指定されている場合でも、DSN に加えて DATABASE パラメータを指定すると、別のデータベースに接続することができます。DSN を使用するときは、必ず DATABASE パラメータを指定することをお勧めします。そうすることで、最後に DSN の定義を確認した後で別のユーザーが既定のデータベースのパラメータを変更している場合でも、目的のデータベースに確実に接続することができます。

プロバイダ固有の接続プロパティ

OLE DB provider for ODBC は、Connection オブジェクトの Properties コレクションに各種のプロパティを追加します。次の表は、このプロバイダに固有のプロパティの一覧です。かっこ内に、対応する OLE DB プロパティ名を示しています。

プロパティ名 説明
Accessible Procedures
(KAGPROP_ACCESSIBLEPROCEDURES)
ユーザーがストアド プロシージャにアクセス可能かどうかを示します。
Accessible Tables
(KAGPROP_ACCESSIBLETABLES)
ユーザーがデータベース テーブルに対して SELECT ステートメントを実行する権限があるかどうかを示します。
Active Statements
(KAGPROP_ACTIVESTATEMENTS)
ODBC ドライバが 1 つの接続でサポートできる処理数を示します。
Driver Name
(KAGPROP_DRIVERNAME)
ODBC ドライバのファイル名を示します。
Driver ODBC Version
(KAGPROP_DRIVERODBCVER)
このドライバがサポートする ODBC のバージョンを示します。
File Usage
(KAGPROP_FILEUSAGE)
ドライバがデータ ソースのファイルをテーブルとして扱うか、またはカタログとして扱うかを示します。
Like Escape Clause
(KAGPROP_LIKEESCAPECLAUSE)
ドライバが、WHERE 句の LIKE 述語でパーセント記号 (%) および下線記号 (_) のエスケープ文字を定義および使用できるかどうかを示します。
Max Columns in Group By
(KAGPROP_MAXCOLUMNSINGROUPBY)
SELECT ステートメントの GROUP BY 句に記述できる最大列数を示します。
Max Columns in Index
(KAGPROP_MAXCOLUMNSININDEX)
インデックスに格納できる最大列数を示します。
Max Columns in Order By
(KAGPROP_MAXCOLUMNSINORDERBY)
SELECT ステートメントの ORDER BY 句に記述できる最大列数を示します。
Max Columns in Select
(KAGPROP_MAXCOLUMNSINSELECT)
SELECT ステートメントの SELECT 部分に記述できる最大列数を示します。
Max Columns in Table
(KAGPROP_MAXCOLUMNSINTABLE)
テーブルの最大列数を示します。
Numeric Functions
(KAGPROP_NUMERICFUNCTIONS)
ODBC ドライバがサポートする数値関数を示します。このビットマスクで使用される関数名とそれに関連付けられた値の一覧については、ODBC のマニュアルの「Appendix E: Scalar Functions」を参照してください。
Outer Join Capabilities
(KAGPROP_OJCAPABILITY)
プロバイダがサポートする OUTER JOIN の種類を示します。
Outer Joins
(KAGPROP_OUTERJOINS)
プロバイダが OUTER JOIN をサポートするかどうかを示します。
Special Characters
(KAGPROP_SPECIALCHARACTERS)
ODBC ドライバで特別な意味を持つ文字を示します。
Stored Procedures
(KAGPROP_PROCEDURES)
この ODBC ドライバでストアド プロシージャを使用できるかどうかを示します。
String Functions
(KAGPROP_STRINGFUNCTIONS)
ODBC ドライバがサポートする文字列関数を示します。このビットマスクで使用される関数名とそれに関連付けられた値の一覧については、ODBC のマニュアルの「Appendix E: Scalar Functions」を参照してください。
System Functions
(KAGPROP_SYSTEMFUNCTIONS)
ODBC ドライバがサポートするシステム関数を示します。このビットマスクで使用される関数名とそれに関連付けられた値の一覧については、ODBC のマニュアルの「Appendix E: Scalar Functions」を参照してください。
Time/Date Functions
(KAGPROP_TIMEDATEFUNCTIONS)
ODBC ドライバがサポートする時刻/日付関数を示します。このビットマスクで使用される関数名とそれに関連付けられた値の一覧については、ODBC のマニュアルの「Appendix E: Scalar Functions」を参照してください。
SQL Grammar Support
(KAGPROP_ODBCSQLCONFORMANCE)
ODBC ドライバがサポートする SQL 文法を示します。

プロバイダ固有のレコードセットとコマンドのプロパティ

OLE DB Provider for ODBC は、Recordset オブジェクトおよび Command オブジェクトの Properties コレクションに各種のプロパティを追加します。次の表は、このプロバイダに固有のプロパティの一覧です。かっこ内に、対応する OLE DB プロパティ名を示しています。

プロパティ名 説明
Query Based Updates/Deletes/Inserts
(KAGPROP_QUERYBASEDUPDATES)
更新、削除、および挿入を SQL クエリを使って実行できるかどうかを示します。
ODBC Concurrency Type
(KAGPROP_CONCURRENCY)
2 人のユーザーがデータ ソースの同じデータに同時にアクセスしようとしたときに発生する問題を減らすための方法を示します。
BLOB accessibility on Forward-Only cursor
(KAGPROP_BLOBSONFOCURSOR)
前方スクロールのみのカーソルの使用時に BLOB Fields にアクセスできるかどうかを示します。
Include SQL_FLOAT, SQL_DOUBLE, and SQL_REAL in QBU WHERE clauses
(KAGPROP_INCLUDENONEXACT)
SQL_FLOAT、SQL_DOUBLE、および SQL_REAL の値を QBU WHERE 句に含めることができるかどうかを示します。
Position on the last row after insert
(KAGPROP_POSITIONONNEWROW)
新規レコードをテーブルに追加した後、テーブルの最後の行がカレント行になるかどうかを示します。
IRowsetChangeExtInfo
(KAGPROP_IROWSETCHANGEEXTINFO)
IRowsetChange インターフェイスが拡張情報を提供するかどうかを示します。
ODBC Cursor Type
(KAGPROP_CURSOR)
Recordset で使用されるカーソル タイプを示します。
Generate a Rowset that can be marshaled
(KAGPROP_MARSHALLABLE)
ODBC ドライバがマーシャリング可能なレコードセットを生成することを示します。

コマンド テキスト

Command オブジェクトの使用方法は、データ ソース、および受け入れるクエリまたはコマンド ステートメントの種類によって大きく異なります。

ODBC には、ストアド プロシージャを呼び出すための専用の構文があります。Command オブジェクトの CommandText プロパティ、Connection オブジェクトの Execute メソッドの CommandText 引数、または Recordset オブジェクトの Open メソッドの Source 引数の場合は、次の構文で文字列を渡します。

"{ [ ? = ] call procedure [ ( ? [, ? [ , ? ]] ) ] }"

構文中の ? は、Parameters コレクションのオブジェクトを参照します。最初の ?Parameters(0) を参照し、次の ?Parameters(1) を参照し、以下同様に続きます。

パラメータの参照は省略可能であり、ストアド プロシージャの構造に依存します。パラメータを定義していないストアド プロシージャを呼び出す場合の構文は、次のようになります。

"{ call procedure }"

2 つのクエリ パラメータを持つ場合は、次のようになります。

"{ call procedure ( ?, ? ) }"

ストアド プロシージャが値を返す場合、戻り値は別のパラメータとして扱われます。クエリ パラメータがなく、戻り値がある場合は、次のようになります。

"{ ? = call procedure }"

戻り値があり、2 つのクエリ パラメータがある場合は、次のようになります。

"{ ? = call procedure ( ?, ? ) }"

Recordset の動作

次の表は、このプロバイダで開いた Recordset オブジェクトで利用可能な標準の ADO メソッドおよび ADO プロパティの一覧です。

プロバイダの設定による Recordset の動作の詳細については、Supports メソッドを実行し、RecordsetProperties コレクションを列挙して、プロバイダ固有のダイナミック プロパティがあるかどうかを確認します。

標準 ADO Recordset プロパティの有用性:

プロパティ 前方のみ 動的 キーセット 静的
AbsolutePage 利用不可 利用不可 読み取り/書き込み 読み取り/書き込み
AbsolutePosition 利用不可 利用不可 読み取り/書き込み 読み取り/書き込み
ActiveConnection 読み取り/書き込み 読み取り/書き込み 読み取り/書き込み 読み取り/書き込み
BOF 読み取り専用 読み取り専用 読み取り専用 読み取り専用
Bookmark 利用不可 利用不可 読み取り/書き込み 読み取り/書き込み
CacheSize 読み取り/書き込み 読み取り/書き込み 読み取り/書き込み 読み取り/書き込み
CursorLocation 読み取り/書き込み 読み取り/書き込み 読み取り/書き込み 読み取り/書き込み
CursorType 読み取り/書き込み 読み取り/書き込み 読み取り/書き込み 読み取り/書き込み
EditMode 読み取り専用 読み取り専用 読み取り専用 読み取り専用
Filter 読み取り/書き込み 読み取り/書き込み 読み取り/書き込み 読み取り/書き込み
LockType 読み取り/書き込み 読み取り/書き込み 読み取り/書き込み 読み取り/書き込み
MarshalOptions 読み取り/書き込み 読み取り/書き込み 読み取り/書き込み 読み取り/書き込み
MaxRecords 読み取り/書き込み 読み取り/書き込み 読み取り/書き込み 読み取り/書き込み
PageCount 読み取り/書き込み 利用不可 読み取り専用 読み取り専用
PageSize 読み取り/書き込み 読み取り/書き込み 読み取り/書き込み 読み取り/書き込み
RecordCount 読み取り/書き込み 利用不可 読み取り専用 読み取り専用
Source 読み取り/書き込み 読み取り/書き込み 読み取り/書き込み 読み取り/書き込み
State 読み取り専用 読み取り専用 読み取り専用 読み取り専用
Status 読み取り専用 読み取り専用 読み取り専用 読み取り専用

バージョン 1.0 の Microsoft OLE DB Provider for ODBC を ADO で使用する場合は、AbsolutePosition プロパティおよび AbsolutePage プロパティは書き込み専用になります。

標準 ADO Recordset メソッドの有用性:

メソッド 前方のみ 動的 キーセット 静的
AddNew 可能 可能 可能 可能
Cancel 可能 可能 可能 可能
CancelBatch 可能 可能 可能 可能
CancelUpdate 可能 可能 可能 可能
Clone 不可 不可 可能 可能
Close 可能 可能 可能 可能
Delete 可能 可能 可能 可能
GetRows 可能 可能 可能 可能
Move 可能 可能 可能 可能
MoveFirst 可能 可能 可能 可能
MoveLast 不可 可能 可能 可能
MoveNext 可能 可能 可能 可能
MovePrevious 不可 可能 可能 可能
NextRecordset* 可能 可能 可能 可能
Open 可能 可能 可能 可能
Requery 可能 可能 可能 可能
Resync 不可 不可 可能 可能
Supports 可能 可能 可能 可能
Update 可能 可能 可能 可能
UpdateBatch 可能 可能 可能 可能

* Microsoft Access データベースではサポートされていません。

ダイナミック プロパティ

Microsoft OLE DB Provider for ODBC は、開かれていない Connection オブジェクト、Recordset オブジェクト、および Command オブジェクトの Properties コレクションに各種のダイナミック プロパティを追加します。

次の表は、各ダイナミック プロパティの ADO プロパティ名および対応する OLE DB プロパティ名の一覧です。「OLE DB Programmer's Reference」では、「Description」で ADO プロパティ名について触れています。これらのプロパティの詳細については、「OLE DB Programmer's Reference」の「Index」で OLE DB プロパティ名を検索するか、または「Appendix C: OLE DB Properties」を参照してください。

Connection ダイナミック プロパティ

次に示すプロパティが、Connection オブジェクトの Properties コレクションに追加されます。

ADO プロパティ名 OLE DB プロパティ名
Active Sessions DBPROP_ACTIVESESSIONS
Asynchable Abort DBPROP_ASYNCTXNABORT
Asynchable Commit DBPROP_ASYNCTNXCOMMIT
Autocommit Isolation Levels DBPROP_SESS_AUTOCOMMITISOLEVELS
Catalog Location DBPROP_CATALOGLOCATION
Catalog Term DBPROP_CATALOGTERM
Column Definition DBPROP_COLUMNDEFINITION
Connect Timeout DBPROP_INIT_TIMEOUT
Current Catalog DBPROP_CURRENTCATALOG
Data Source DBPROP_INIT_DATASOURCE
Data Source Name DBPROP_DATASOURCENAME
Data Source Object Threading Model DBPROP_DSOTHREADMODEL
DBMS Name DBPROP_DBMSNAME
DBMS Version DBPROP_DBMSVER
Extended Properties DBPROP_INIT_PROVIDERSTRING
GROUP BY Support DBPROP_GROUPBY
Heterogeneous Table Support DBPROP_HETEROGENEOUSTABLES
Identifier Case Sensitivity DBPROP_IDENTIFIERCASE
Initial Catalog DBPROP_INIT_CATALOG
Isolation Levels DBPROP_SUPPORTEDTXNISOLEVELS
Isolation Retention DBPROP_SUPPORTEDTXNISORETAIN
Locale Identifier DBPROP_INIT_LCID
Location DBPROP_INIT_LOCATION
Maximum Index Size DBPROP_MAXINDEXSIZE
Maximum Row Size DBPROP_MAXROWSIZE
Maximum Row Size Includes BLOB DBPROP_MAXROWSIZEINCLUDESBLOB
Maximum Tables in SELECT DBPROP_MAXTABLESINSELECT
Mode DBPROP_INIT_MODE
Multiple Parameter Sets DBPROP_MULTIPLEPARAMSETS
Multiple Results DBPROP_MULTIPLERESULTS
Multiple Storage Objects DBPROP_MULTIPLESTORAGEOBJECTS
Multi-Table Update DBPROP_MULTITABLEUPDATE
NULL Collation Order DBPROP_NULLCOLLATION
NULL Concatenation Behavior DBPROP_CONCATNULLBEHAVIOR
OLE DB Services DBPROP_INIT_OLEDBSERVICES
OLE DB Version DBPROP_PROVIDEROLEDBVER
OLE Object Support DBPROP_OLEOBJECTS
Open Rowset Support DBPROP_OPENROWSETSUPPORT
ORDER BY Columns in Select List DBPROP_ORDERBYCOLUMNSINSELECT
Output Parameter Availability DBPROP_OUTPUTPARAMETERAVAILABILITY
Password DBPROP_AUTH_PASSWORD
Pass By Ref Accessors DBPROP_BYREFACCESSORS
Persist Security Info DBPROP_AUTH_PERSIST_SENSITIVE_AUTHINFO
Persistent ID Type DBPROP_PERSISTENTIDTYPE
Prepare Abort Behavior DBPROP_PREPAREABORTBEHAVIOR
Prepare Commit Behavior DBPROP_PREPARECOMMITBEHAVIOR
Procedure Term DBPROP_PROCEDURETERM
Prompt DBPROP_INIT_PROMPT
Provider Friendly Name DBPROP_PROVIDERFRIENDLYNAME
Provider Name DBPROP_PROVIDERFILENAME
Provider Version DBPROP_PROVIDERVER
Read-Only Data Source DBPROP_DATASOURCEREADONLY
Rowset Conversions on Command DBPROP_ROWSETCONVERSIONSONCOMMAND
Schema Term DBPROP_SCHEMATERM
Schema Usage DBPROP_SCHEMAUSAGE
SQL Support DBPROP_SQLSUPPORT
Structured Storage DBPROP_STRUCTUREDSTORAGE
Subquery Support DBPROP_SUBQUERIES
Table Term DBPROP_TABLETERM
Transaction DDL DBPROP_SUPPORTEDTXNDDL
User ID DBPROP_AUTH_USERID
User Name DBPROP_USERNAME
Window Handle DBPROP_INIT_HWND

Recordset ダイナミック プロパティ

次に示すプロパティが、Recordset オブジェクトの Properties コレクションに追加されます。

ADO プロパティ名 OLE DB プロパティ名
Access Order DBPROP_ACCESSORDER
Blocking Storage Objects DBPROP_BLOCKINGSTORAGEOBJECTS
Bookmark Type DBPROP_BOOKMARKTYPE
Bookmarkable DBPROP_IROWSETLOCATE
Change Inserted Rows DBPROP_CHANGEINSERTEDROWS
Column Privileges DBPROP_COLUMNRESTRICT
Column Set Notification DBPROP_NOTIFYCOLUMNSET
Delay Storage Object Updates DBPROP_DELAYSTORAGEOBJECTS
Fetch Backwards DBPROP_CANFETCHBACKWARDS
Hold Rows DBPROP_CANHOLDROWS
IAccessor DBPROP_IAccessor
IColumnsInfo DBPROP_IColumnsInfo
IColumnsRowset DBPROP_IColumnsRowset
IConnectionPointContainer DBPROP_IConnectionPointContainer
IConvertType DBPROP_IConvertType
Immobile Rows DBPROP_IMMOBILEROWS
IRowset DBPROP_IRowset
IRowsetChange DBPROP_IRowsetChange
IRowsetIdentity DBPROP_IRowsetIdentity
IRowsetInfo DBPROP_IRowsetInfo
IRowsetLocate DBPROP_IRowsestLocate
IRowsetResynch  
IRowsetUpdate DBPROP_IRowsetUpdate
ISequentialStream DBPROP_ISequentialStream
ISupportErrorInfo DBPROP_ISupportErrorInfo
Literal Bookmarks DBPROP_LITERALBOOKMARKS
Literal Row Identity DBPROP_LITERALIDENTITY
Maximum Open Rows DBPROP_MAXOPENROWS
Maximum Pending Rows DBPROP_MAXPENDINGROWS
Maximum Rows DBPROP_MAXROWS
Notification Granularity DBPROP_NOTIFICATIONGRANULARITY
Notification Phases DBPROP_NOTIFICATIONPHASES
Objects Transacted DBPROP_TRANSACTEDOBJECT
Own Changes Visible DBPROP_OWNUPDATEDELETE
Own Inserts Visible DBPROP_OWNINSERT
Preserve on Abort DBPROP_ABORTPRESERVE
Preserve on Commit DBPROP_COMMITPRESERVE
Quick Restart DBPROP_QUICKRESTART
Reentrant Events DBPROP_REENTRANTEVENTS
Remove Deleted Rows DBPROP_REMOVEDELETED
Report Multiple Changes DBPROP_REPORTMULTIPLECHANGES
Return Pending Inserts DBPROP_RETURNPENDINGINSERTS
Row Delete Notification DBPROP_NOTIFYROWDELETE
Row First Change Notification DBPROP_NOTIFYROWFIRSTCHANGE
Row Insert Notification DBPROP_NOTIFYROWINSERT
Row Privileges DBPROP_ROWRESTRICT
Row Resynchronization Notification DBPROP_NOTIFYROWRESYNCH
Row Threading Model DBPROP_ROWTHREADMODEL
Row Undo Change Notification DBPROP_NOTIFYROWUNDOCHANGE
Row Undo Delete Notification DBPROP_NOTIFYROWUNDODELETE
Row Undo Insert Notification DBPROP_NOTIFYROWUNDOINSERT
Row Update Notification DBPROP_NOTIFYROWUPDATE
Rowset Fetch Position Change Notification DBPROP_NOTIFYROWSETFETCHPOSISIONCHANGE
Rowset Release Notification DBPROP_NOTIFYROWSETRELEASE
Scroll Backwards DBPROP_CANSCROLLBACKWARDS
Skip Deleted Bookmarks DBPROP_BOOKMARKSKIPPED
Strong Row Identity DBPROP_STRONGITDENTITY
Unique Rows DBPROP_UNIQUEROWS
Updatability DBPROP_UPDATABILITY
Use Bookmarks DBPROP_BOOKMARKS

Command ダイナミック プロパティ

次に示すプロパティが、Command オブジェクトの Properties コレクションに追加されます。

ADO プロパティ名 OLE DB プロパティ名
Access Order DBPROP_ACCESSORDER
Blocking Storage Objects DBPROP_BLOCKINGSTORAGEOBJECTS
Bookmark Type DBPROP_BOOKMARKTYPE
Bookmarkable DBPROP_IROWSETLOCATE
Change Inserted Rows DBPROP_CHANGEINSERTEDROWS
Column Privileges DBPROP_COLUMNRESTRICT
Column Set Notification DBPROP_NOTIFYCOLUMNSET
Delay Storage Object Updates DBPROP_DELAYSTORAGEOBJECTS
Fetch Backwards DBPROP_CANFETCHBACKWARDS
Hold Rows DBPROP_CANHOLDROWS
IAccessor DBPROP_IAccessor
IColumnsInfo DBPROP_IColumnsInfo
IColumnsRowset DBPROP_IColumnsRowset
IConnectionPointContainer DBPROP_IConnectionPointContainer
IConvertType DBPROP_IConvertType
Immobile Rows DBPROP_IMMOBILEROWS
IRowset DBPROP_IRowset
IRowsetChange DBPROP_IRowsetChange
IRowsetIdentity DBPROP_IRowsetIdentity
IRowsetInfo DBPROP_IRowsetInfo
IRowsetLocate DBPROP_IRowsetLocate
IRowsetResynch  
IRowsetUpdate DBPROP_IRowsetUpdate
ISequentialStream DBPROP_ISequentialStream
ISupportErrorInfo DBPROP_ISupportErrorInfo
Literal Bookmarks DBPROP_LITERALBOOKMARKS
Literal Row Identity DBPROP_LITERALIDENTITY
Maximum Open Rows DBPROP_MAXOPENROWS
Maximum Pending Rows DBPROP_MAXPENDINGROWS
Maximum Rows DBPROP_MAXROWS
Notification Granularity DBPROP_NOTIFICATIONGRANULARITY
Notification Phases DBPROP_NOTIFICATIONPHASES
Objects Transacted DBPROP_TRANSACTEDOBJECT
Own Changes Visible DBPROP_OWNUPDATEDELETE
Own Inserts Visible DBPROP_OWNINSERT
Preserve on Abort DBPROP_ABORTPRESERVE
Preserve on Commit DBPROP_COMMITPRESERVE
Quick Restart DBPROP_QUICKRESTART
Reentrant Events DBPROP_REENTRANTEVENTS
Remove Deleted Rows DBPROP_REMOVEDELETED
Report Multiple Changes DBPROP_REPORTMULTIPLECHANGES
Return Pending Inserts DBPROP_RETURNPENDINGINSERTS
Row Delete Notification DBPROP_NOTIFYROWDELETE
Row First Change Notification DBPROP_NOTIFYROWFIRSTCHANGE
Row Insert Notification DBPROP_NOTIFYROWINSERT
Row Privileges DBPROP_ROWRESTRICT
Row Resynchronization Notification DBPROP_NOTIFYROWRESYNCH
Row Threading Model DBPROP_ROWTHREADMODEL
Row Undo Change Notification DBPROP_NOTIFYROWUNDOCHANGE
Row Undo Delete Notification DBPROP_NOTIFYROWUNDODELETE
Row Undo Insert Notification DBPROP_NOTIFYROWUNDOINSERT
Row Update Notification DBPROP_NOTIFYROWUPDATE
Rowset Fetch Position Change Notification DBPROP_NOTIFYROWSETFETCHPOSITIONCHANGE
Rowset Release Notification DBPROP_NOTIFYROWSETRELEASE
Scroll Backwards DBPROP_CANSCROLLBACKWARDS
Skip Deleted Bookmarks DBPROP_BOOKMARKSKIP
Strong Row Identity DBPROP_STRONGIDENTITY
Updatability DBPROP_UPDATABILITY
Use Bookmarks DBPROP_BOOKMARKS

関連項目   Microsoft OLE DB Provider for ODBC の実際の使用方法および機能に関する情報については、Microsoft OLE DB Provider for ODBC のマニュアルおよび MDAC SDK の「Microsoft OLE DB Programmer's Reference」を参照するか、Microsoft Universal Data Access の Web サイトを参照してください。