データ ソースへの接続を表します。
解説
Connection オブジェクトはデータ ソースとの固有のセッションを表します。クライアント/サーバー データベース システムの場合、このオブジェクトはサーバーへの実際のネットワーク接続に対応します。プロバイダがサポートする機能によっては、Connection オブジェクトの一部のコレクション、メソッド、またはプロパティが使用できない場合があります。
Connection オブジェクトのコレクション、メソッド、およびプロパティを使って、次の操作を行うことができます。
注意 Command オブジェクトを使わずにクエリを実行するには、クエリ文字列を Connection オブジェクトの Execute メソッドに渡します。ただし、コマンド テキストを永続させて再実行する場合、またはクエリ パラメータを使う場合は、Command オブジェクトが必要です。
Connection オブジェクトは、定義済みのオブジェクトとは関係なく作成できます。
コマンドまたはストアド プロシージャは、Connection オブジェクトのネイティブ メソッドとして実行できます。
コマンドを実行するには、Command オブジェクトの Name プロパティを使ってコマンドに名前を付けます。Command オブジェクトの ActiveConnection プロパティに目的の接続を設定します。その後、Connection オブジェクトのメソッドとして使われるコマンド名、次にパラメータ、その次に返される行がある場合は Recordset オブジェクトを指定して、ステートメントを発行します。Recordset プロパティを設定して、結果の Recordset をカスタマイズします。次に例を示します。
Dim cnn As New ADODB.Connection
Dim cmd As New ADODB.Command
Dim rst As New ADODB.Recordset
...
cnn.Open "..."
cmd.Name = "yourCommandName"
cmd.ActiveConnection = cnn
...
'Your command name, any parameters, and an optional Recordset.
cnn.yourCommandName "parameter", rst
ストアド プロシージャを実行するには、Connection オブジェクトのメソッドとして使われるストアド プロシージャ名、次にパラメータを指定して、ステートメントを発行します。ADO では、できる範囲でパラメータの型を指定します。次に例を示します。
Dim cnn As New ADODB.Connection
...
'Your stored procedure name and any parameters.
cnn.sp_yourStoredProcedureName "parameter"