編集時にレコードに適用されるロックの種類を示します。
設定値と戻り値
LockTypeEnum の値を設定します。また、値の取得も可能です。既定値は adLockReadOnly です。
解説
プロバイダが Recordset を開くときのロックの種類は、Recordset を開く前に LockType プロパティで設定します。開いている Recordset オブジェクトで使っているロックの種類は、このプロパティを取得すれば確認できます。
プロバイダによってはすべての種類のロックをサポートしていないものもあります。要求した LockType の設定値がサポートされていない場合、ほかの種類のロックに置き換えられます。Recordset オブジェクトで実際に使用可能なロック機能を調べるには、adUpdate と adUpdateBatch を使って Supports メソッドを呼び出します。
CursorLocation プロパティに adUseClient が設定されている場合、adLockPessimistic 設定はサポートされません。サポートされていない値を設定してもエラーにはなりませんが、サポートされる LockType のうち、最も近いロックが使用されます。
LockType プロパティは、Recordset が閉じている場合は読み取り/書き込みになっていますが、開いている場合は読み取り専用になります。
Remote Data Service での使用 クライアント側 Recordset オブジェクトで使うとき、LockType プロパティは adLockOptimisticBatch にのみ設定可能です。