ViXはフォルダの内容を縮小画像の一覧で表示させることができますが、表示させるたび(そのフォルダに移動するたび)に画像のロード及び縮小をしていてはかなりの時間がかかります。いちど縮小画像を作成したら、それをファイルに保存しておいて、次回からそれを参照するだけにした方が高速です。この、縮小画像が保存されているファイルを、ViXではカタログファイルと呼びます。
カタログファイルは、デフォルトでは、最初にカタログ表示させると自動的に作られ、次回から自動で参照するようになっています。設定により作成しないことも可能です。
カタログファイルは、デフォルトでは、元の画像があるのと同じフォルダに「_Catalog.ViX」という名前で作成されます。
ただし、CD-ROMなどのメディアでは画像と同じフォルダに書き込むことができませんので、その場合はホームフォルダ(デフォルトではViXをインストールしたフォルダ下の「Catalog」サブフォルダ)に、16進数の連番の名前(0000000c.vixなど)で保存します。また、あちこちのフォルダにカタログファイルが作られるとうっとおしいという場合は、カタログファイルの設定によって、カタログファイルをすべてホームフォルダに作るようにしたり、ドライブごとに、画像と同じフォルダに作るのか、ホームフォルダに作るのか決めることもできます。
元の画像と同じフォルダにカタログファイルがあれば、フォルダごと移動したり、フォルダの名前を変更してもカタログファイルは有効です。CD-Rにそのまま書き込むこともできます。一方、ホームフォルダにカタログファイルを作ったときは、フォルダを移動したりするとカタログファイルと画像との対応関係が切れてしまうので注意してください。
カタログファイルには縮小画像のほか、コメント・キーワードも保存されますが、これについてはコメント・キーワードに関するページをご覧下さい。
たとえばCD-ROM内の全画像についてカタログファイルを作成するとなると、自動作成だけではすべてのフォルダに移動して全画像を一覧表示させねばならず大変です。そういうときは、CD-ROMのルートディレクトリに移動したのち、メインウィンドウの「カタログ」メニュー→「登録・ツリー」で、一気にカタログファイルを作成しましょう。
同じく「カタログ」メニュー内の「更新」、「削除」を実行します。それぞれ「ツリー」がついているコマンドでは、下層フォルダも更新削除します。
メインウィンドウの「その他」→「設定」→「カタログファイル」またはその下の「登録禁止フォルダ」で、これらの設定を変更できます。
メインウィンドウの「カタログ」メニュー内の「情報」で、現在表示中のフォルダに対するカタログファイルの情報が、同じく「リスト」で、ホームフォルダに作成されたカタログファイルの一覧が出ます。ある画像ファイルについての、カタログファイルに登録されている縮小画像情報は、カタログ表示時に「プロパティ」→「カタログ」で見れます。
特定のフォルダについてカタログファイルを作りたくないというときは、「登録禁止に追加」コマンドを実行するか、設定の「カタログファイル-登録禁止フォルダ」で追加してください。下層のフォルダすべてが登録禁止となります。