ここでは、MDAC に付属する ADO および RDS のサンプル アプリケーションについて説明します。これらのサンプルは、ADO および RDS の使い方を理解することを目的としており、実際の運用サーバーでの利用を目的とするものではありません。
注意 特に記載していない場合、このサンプルで使用している会社、組織、製品、人物、キャラクタ、データなどの名称は架空のものです。
ADO には、次に示すサンプル アプリケーションが用意されています。これらのサンプル アプリケーションは、Microsoft Platform SDK から、c:\Platform SDK\Samples\DataAccess\ado にインストールされます。
| サンプル アプリケーション | 説明 |
| ADOASP | Microsoft Active Server Pages (ASP) で ADO を使用する方法を示します。 |
| ADOISAPI | Microsoft Internet Information Services (IIS) で、C/C++ ISAPI 拡張機能から ADO を使用する方法を示します。 |
| ADOJAVA | Java、および COM と統合された Java から ADO を使用する方法を示します。 |
| ADOVBS | Visual Basic, Scripting Edition (VBScript) および HTML から ADO を使用する方法を示します。さらに、クライアントの ADO、VBScript、および HTML を使って 2 層構造または 3 層構造のインターネット用 Web アプリケーションを作成する方法も示します。 |
| MSDAIPP | Microsoft OLE DB Provider for Internet Publishing を使って、ADO の Record オブジェクトおよび Stream オブジェクトで半構造化データを使用する方法を示します。 |
| XML | XML 形式の Recordset を IIS Response オブジェクトに保存して XML ストリームのデータをインターネット クライアントに転送する方法を示します。 |
RDS には、次に示すサンプル アプリケーションが用意されています。これらのサンプルは、RDS を使ってイントラネット アプリケーションおよびインターネット アプリケーションを構築する方法を示します。RDS サンプル アプリケーションは、c:\Platform SDK\Samples\DataAccess\rds にインストールされます。RDS サンプル アプリケーションを実行する前に、RDS サンプルのインストール ディレクトリを参照する Internet Information Services (IIS) の仮想ルートをセットアップし、RDS という名前で、スクリプトおよび実行の権限を設定する必要があります。
| サンプル アプリケーション | 説明 |
| RDSTest | RDS の簡単な使用方法を示します。 |
| Address Book | 簡単な企業名簿アプリケーションで RDS を実用的に使用する方法を示します。 |
| Handler | Visual Basic および Visual C++ によるカスタム DataFactory ハンドラの機能を示します。 |
注意 RDS サンプル アプリケーションのインストール時に、ユーザー名が adcdemo で、パスワードが adcdemo の SQL Server アカウントが作成されます。サンプル アプリケーションの実行時に、"ログインに失敗しました" というメッセージが表示されることがあります。その場合は、ユーザー名とパスワードを、このテスト アカウントの情報に再設定してください。