ADO ISAPI サンプル
ADOISAPI では、Microsoft Internet Information Services (IIS) で、C/C++ ISAPI 拡張機能から ADO を使用する方法を示します。このサンプルは、c:\Platform SDK\Samples\DataAccess\ado\isapi にインストールされます。
このサンプルでは、データベースへの接続を確立してデータを取得し、取得したデータを HTML テーブルの形式にしてクライアントのブラウザに返します。このサンプルでは、パフォーマンスを向上させるために、データベースへの接続をキャッシュに保存します。
ADOISAPI を実行するには
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Web サーバー コンピュータ上の実行アクセス権を持つ任意のディレクトリに Isapi.dll をコピーします。
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Web サーバー コンピュータ上の読み取りアクセス権を持つ同じディレクトリに Adoisapi.htm をコピーします。
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Web サーバー コンピュータで、OLE_DB_NWind_Jet という ODBC システム DSN をセットアップします。[スタート] ボタンをクリックして [プログラム] をポイントし、[管理ツール] をポイントします。次に、[データ ソース (ODBC)] をクリックします。
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[システム DSN] タブで、[追加] をクリックし、利用できるドライバの一覧から [Microsoft Access Driver (.mdb)] を選択します。[完了] をクリックします。
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[ODBC Microsoft Access セットアップ] ダイアログ ボックスで、[データ ソース名] ボックスに、「OLE_DB_NWind_Jet」と入力します。[説明] ボックスに、「MDAC SDK Sample Data」と入力します。
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[データベース] の [選択] をクリックし、<drive>:\Platform SDK\Samples\DataAccess\ado\xml を開きます。[Nwind.mdb] を選択し、[OK] をクリックします。
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[ODBC Microsoft Access セットアップ] ダイアログ ボックスの [OK] をクリックします。[ODBC データ ソース アドミニストレータ] ダイアログ ボックスで、もう一度 [OK] をクリックします。
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Msado15.dll の 14 行目のインポート パスは、C: ドライブへのインストールを想定しています。必要に応じて、ADO がインストールされているデバイス (たとえば、"D:\...") に修正してください。
注意 このサンプルを Visual C++ 6.0 とリンクさせると、リンカに関する警告 LNK4089 が発生する場合があります。これは、ADOISAPI が、Visual C++ 6.0 での最適化の設定が既定で "Maximize Speed" に設定されているためです。この警告は無視してかまいません。