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DOS/V Power Report 1999 October
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1999-05-02
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1KB
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23 lines
パトロール艦以外の全ての宇宙船の推進装置は『低温イオンガス推進装置』と呼ばれる
物が搭載されている。
これは地球を捨ててコロニーに移住しなければならなくなった頃に開発された物で、
原理は沸点の高い化合物に熱を加えて行き、気化したところでイオン化した上に熱
エネルギーの大半を運動エネルギーに変えて推進力に使うという物だ。
分子の運動方向を同一にすると分子同士の衝突が少なくなって結果的に温度が下がる
訳だが、この為発進用の設備に熱対策をあまり施す必要がなくなった。
一方パトロール艦はバイタル人が乗ってきた戦闘艦をベースに開発されている。
バイタル人の推進装置は『振動推進装置』と呼ばれる物で解明はされていないが、どう
やら次元の違う空間と我々の空間を振動させて歪みを作っているようである。
この推進方式は昔のSFアニメや映画に出てきたワープ航法とは違って3次元空間を
超高速で進む(パトロール艦は光速の16分の1)。その為に急激な加減速から艦内を
守る必要があり「停滞力場発生装置」が、また艦内時間が地球時間よりもゆっくり進む
ので、その弊害を防ぐ目的で「時間軸補正装置」が搭載されている。
この推進装置の欠点はそれらの装置が機関部並みのスペースを推進機とは別に確保
しなければならない上に、推進機と合わせてエネルギーを多量に消費するので、
武器が殆ど搭載できない事である。
なおパトロール艦はバイタルの振動推進装置をメインにして地球の低温イオンガス推進
装置を補助に使っている。
その為バイタル人の乗ってきた戦闘艦より若干高性能な武器を搭載できた。