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DOS/V Power Report 1999 October
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宇宙軍
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給料.TXT
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Text File
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1999-04-29
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2KB
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40 lines
宇宙軍の給料体系は次の式に基づいている。
給料 = 職種別賃金定数 ×(運動量+ストレス度)+ 各種手当て
一般的には危険な仕事に従事する者ほど『職種別賃金定数』が大きくなっている。
つまり海兵隊員やパイロットは数値が大きくなるが、総司令部や惑星基地の内勤者は
小さい事を意味する。
そして勤務時間の間は体内に埋め込んであるセンサーが運動量とストレス度を記録して
いるので、よく働いた者ほど結果的に給料が高くなる仕組みになっている。
そのセンサーの計測結果は複雑な生理現象から導き出されていて、ほぼ正確に仕事量
として測定されている。
したがって勤務中に余計に走ってみたりしても他の測定値から不必要だと判るようなら
平時の運動量に補正されてしまうので意味が無い。
それから各種の手当てがプラスアルファされるようになっている。
例えば『家族がいる場所』として登録された場所から遠く離れた所が勤務地になった
場合とか、怪我をした場合とかである。女性の場合は妊娠手当てなんかも付く。
そのような賃金体系であるから、金を稼ぎたかったら、危険な仕事で長時間体力を
使う職種を選び、宇宙が好きな奴は天文台とか大型艦の艦長や総司令部や基地で働く
傾向にある。
ただ例外もあり、例えば宇宙が好きでお金も稼ぎたいと思って海兵隊に志願したり、
戦闘機に乗りたくてパイロットになり結果的に給料が高いというのもあるし、
出世が望みでわざわざ遠隔地に勤務した者もいる。
ちなみに、艦長の場合は同じ艦船に乗っていても他の乗組員とは給料が違う。
なぜなら艦長は発進と到着、それに非常事態以外は仕事らしい仕事が無いからである。
もっとも艦長席に座っている間は緊張している訳だからけっこうストレスが溜まるし、
それに実質24時間勤務なので航宙士や機関士に比べたら安いというだけの事だ。
なお宇宙軍で一番安い給料取りは恐らく宇宙軍総司令官だと言われている。
危険度が低いので賃金定数が低い上にほとんど運動しないからであるが、ただ政府の
役人との会議等でストレス度は上がるので一応給料は出ている。
そんな訳で階級が上がって安全になればなるほど給料が低くなる傾向になるので、
適当に出世したら退役して民間企業に再就職してしまい、昔の軍隊のような
上級士官の職にいつまでもこだわるような者はいない。