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宇宙軍
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1999-04-29
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5KB
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107 lines
{組織の総論}
宇宙軍の組織は内惑星艦隊と外惑星艦隊、そしてそれを統括している宇宙軍総司令部が
中心となる。
つまりほとんどの部署が内惑星艦隊か外惑星艦隊へ出向している事になっている。
その管理は総司令部内の人事課の仕事だが、各組織毎に半分独立採算で運営されて
いて、特に下級兵士は外郭団体の兵員補給部からの出向で成り立っている。
下級兵士である2等兵とか1等兵は、兵士としての訓練等に大金を使わないように
宇宙軍から切り離した組織で運営されているが、その代わり兵員補給部も含めて
艦隊以外の多くの組織は民間企業と組んで運営されている。
例えば兵員補給部は警備会社として人材派遣をしているし、惑星守備隊は惑星パト
ロールと組んで治安維持に従事している。また宇宙海兵隊はサルベージとか基地の
建設等も請け負っている。
付属高校は軍に入る者より民間企業に就職する為の養成学校として人気が高いが、
これも経費節減と独立採算の一形態である。
運営の点では、民間企業と代わらないが、宇宙軍の本来の活動目的は太陽系の防衛
である。
もっとも防衛と言ってもバイタル人の侵攻以来、異星人と交戦したことはなくて、
今は宇宙から飛来してくる隕石や小惑星の粉砕が主な仕事になっている。
移動小惑星の通過以来、太陽系はどうやら銀河系で小惑星が点在している地点に
あるようで、度々太陽とか惑星の引力に引かれた小惑星と遭遇するようになった。
又いまだに太陽系内には昔のコロニーの爆発の破片が高速で移動しているので、
その処理も大事な仕事になっている。
宇宙軍の活動はその他に施設や設備の貸与というのがある。
お金のかかる物ばかりだから、それを宇宙軍の組織だけが使うなんて無駄な事なので、
使わない時は賃貸して少しでも経費を節減している訳だある。
例えばパトロール艦は訓練を兼ねて惑星パトロールに人員ごと貸付ているし、惑星
守備隊の戦闘機は各種イベント等に駆り出されている。
{組織毎の説明}
1 宇宙軍総司令部
宇宙軍の中心である総司令部は、宇宙軍総司令官を中心に太陽系艦隊総司令部と
太陽系艦隊作戦参謀本部、それに総務局と守備隊総司令部に海兵隊司令部で構成
されている。
ちなみに月と地球の間に浮かんでいるステーションの上3分の2が宇宙軍総司令部に
なっている。
太陽系艦隊作戦参謀本部は、宇宙軍の色々な部署の司令官達で構成されていて、
宇宙軍全体の作戦行動についての決定権を持っている。
その内訳は、宇宙軍総司令官と太陽系艦隊総司令長官、それから内惑星艦隊作戦
司令長官に同じく副司令官。それと外惑星艦隊作戦司令長官に同じく副司令官。
守備隊総司令官と、それから海兵隊総司令官の全部で8人だが、現在は宇宙軍総
司令官と太陽系艦隊総司令長官が兼任されているので、7人で参謀本部は構成されて
いる。
ちなみに参謀本部で一番偉いのは宇宙軍総司令官である。
太陽系艦隊総司令部は、内惑星艦隊と外惑星艦隊を統括している。
もっとも統括と言っても事務的な事しか今は行われていない。
総務局は人事部と公安部の他に会計部とか言った宇宙軍の事務全般を一手に引き
受けてる部署だ。
総司令部の説明で残るは宇宙軍総司令官だが、直属の組織というのが宇宙軍内には
幾つかあって、実は総務局もその一つだ。
直接艦隊行動とは関係無い機関が総司令官の直属の組織という事になる。
その中の企画第1課は、宇宙軍の広報活動全般を一手に引き受けるところで、そこが
出した企画は総司令の採決をもらう訳だから、どんな事でも宇宙軍の全組織が企画に
従って行動しなければならない。
それから各種養成学校は、アカデミーやパイロット養成所、それに付属高等学校、
その他宇宙軍大学なんかもここに含まれる。
2 各艦隊と惑星守備隊、それに宇宙海兵隊
守備隊や海兵隊は惑星艦隊に組み込まれ、全ては参謀本部の決定した作戦内容による。
つまり作戦行動以外は各司令部の個別の作戦によって行動している事になる。
ところで内惑星と外惑星の違いは、宇宙軍では木星軌道と土星軌道の中間ラインより
内側までの範囲を内惑星域として、それより外側が外惑星域としている。
そして各惑星毎に惑星艦隊があって、それぞれ幾つかの艦隊と作戦司令本部で
構成されている。
ちなみに内惑星艦隊を統括している内惑星艦隊作戦司令本部は月にある地球方面作戦
司令本部が兼任していて、同様に外惑星艦隊作戦司令本部は冥王星方面作戦司令本部が
兼任している。
これは冥王星方面作戦司令本部内にある作戦司令室は、同時に外惑星艦隊作戦司令本部
の作戦室でもある事を意味する。
だから冥王星方面作戦副司令官は同時に外惑星艦隊作戦副司令官でもある事になる。
どちらの艦隊も惑星に接近してくる小惑星をできるだけ離れた所で軌道を変更させるか
粉砕するのが主な仕事になっている。
その際、海兵隊員が小惑星に取りついて推進機を設置するとか、爆薬を設置する訳だが
それらが不可能な場合は砲撃により粉砕して、次に惑星守備隊の戦闘機が飛び散った
破片を追跡して破壊する。
ちなみに惑星域単位の作戦の場合は参謀本部のメンバーの一部と該当する惑星艦隊の
司令部の作戦だけで決行される。
参謀本部が立案するような太陽系全域の作戦は年2・3回くらいあるだけで、たい
ていは各惑星単位の作戦行動になるが、それにそなえて守備隊司令部や海兵隊司令部は
人員や装備を各艦隊に割り振っている。
3 宇宙軍の外郭団体
これらは民間企業に近い組織である。
例えば整備部は艦船や宇宙軍の設備の修理を全面的に請け負っているが、宇宙軍の
階級によらずに単に『技術士官』とか『技術主任』という地位があるだけで、
一般の軍人もその呼びかたに従っている。
兵員補給部は、1・2等兵を養成して宇宙軍に派兵しているところで、昔の軍隊では
歩兵部隊のような組織であり、主に施設の警備をしている。