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Text File  |  1995-12-25  |  8KB  |  212 lines

  1. このドキュメントでは、NetWare 3.12J および NetWare 4.1J 上で NetWare
  2. ボリュームとして、CDを操作する際に使用するコマンドについて説明します。
  3.  
  4.  
  5. CD DEVICE LISTコマンドで得られる情報:
  6.  
  7. CDROM.NLM をロードした後にコンソールプロンプトで「CD DEVICE LIST」と
  8. 入力すると、次の情報が表示されます。
  9.  
  10.      ** CD-ROMデバイスリスト **
  11.      No. Act. デバイス名                                  ボリューム名     マウント
  12.       2   Y   Device # 0 SONY  CD-ROM CDU-541  (8100000 NSEPRO         Y
  13.  
  14. No.
  15. ---
  16. 特定の CD プレーヤに割り当てられるメディアマネージャのオブジェクト番号
  17. です。プレーヤ内の CD を操作する場合は、この番号を指定し、「デバイス名」
  18. にリストされる番号は指定しないでください。
  19.  
  20. Act.
  21. ----
  22. CD プレーヤがアクティブかどうかを表示します。
  23.  
  24. デバイス名
  25. ----------
  26. CD プレーヤによって報告されるデバイス名を表示します。ここで表示される番号
  27. は CD を操作する際に指定しないでください。上記の例でいうと、CD をマウント
  28. する際は「CD MOUNT 0」ではなく「CD MOUNT 2」と入力してください。
  29.  
  30. ボリューム名
  31. ------------
  32. CD によって報告されるボリューム名を表示します。
  33.  
  34. マウント
  35. --------
  36. CD が NetWare ボリュームとしてマウントされているかどうかを表示します。
  37.  
  38.  
  39. CD CHANGEコマンドでの注意点:
  40.  
  41. CD CHANGE コマンドは、サーバをハングさせたり、オペレーティングシステムを
  42. 強制的にデバッガモードにしてしまう問題がありました。ノベルでは CDROM.NLM
  43. およびそれをサポートするドライバに関する問題点を修正をしました。例えば、
  44. Adaptec の ASPICD.DSK には以前 CD CHANGE コマンドに問題点がありましたが、
  45. 今は解決されています。もし、CD CHANGE コマンドに問題点が残っている場合、
  46. すべてのドライバが最新であるかを確認し、もし、最新版である場合は、次の
  47. 回避策を使用してください。
  48.  
  49. 回避策
  50.  
  51. 1. サーバコンソールで CD DISMOUNT コマンドを使用して、ボリュームをマウント
  52.   解除してください。
  53.  
  54. 2. MONITOR.NLMをロードし、「ディスク情報」を選択してください。
  55.  
  56. 3. 「システムディスクドライブ」リストから、CDを変更する CD-ROM ドライブ
  57.   を選択してください。
  58.  
  59. 4. 「ドライブオペレーティングステータス」を選択し、表示されるリストから、
  60.    「ドライブの停止」を選択してください。
  61.  
  62. 5. ここで、CD-ROM を取り替えてください。
  63.  
  64. 6. 「取り外し可能ドライブのマウントステータス」を選択し、
  65.    「ドライブのマウント」を選択してください。
  66.  
  67. 7. MONITOR.NLMを終了して、サーバのシステムコンソールに戻り、CD MOUNT 
  68.   コマンドを実行してください。
  69.  
  70.  
  71. CD-ROM NLM コマンド行オプション:
  72.  
  73. CD DEVICE LIST
  74. --------------
  75. サーバ上で使用可能な CD-ROM デバイスの番号、そのデバイスがアクティブか
  76. どうか、そのCD-ROMのデバイス名、およびそのマウントステータスのリストを表示
  77. します。
  78.  
  79. CD VOLUME LIST 
  80. ---------------
  81. CD ボリューム名、そのCD-ROMのデバイス名、およびそのマウントステータスの
  82. リストを表示します。
  83.  
  84. CD MOUNT [番号] または [ボリューム名] <フラグ>
  85. ----------------------------------------------
  86. CD-ROM を NetWare ボリュームとしてマウントします。指定可能なフラグに関して
  87. は、下記の「CD MOUNT および CD CHANGEのフラグ」を参照してください。[番号] 
  88. と [ボリューム名]に関しては、CD VOLUME LIST コマンドにより、取得できます。
  89.  
  90. CD DISMOUNT [番号] または [ボリューム名]
  91. ----------------------------------------
  92. NetWare ボリュームとしてマウントされている CD-ROM のマウントを解除します。
  93. [番号] と [ボリューム名]に関しては、CD VOLUME LIST コマンドにより、取得
  94. できます。
  95.  
  96. CD CHANGE [番号] または [ボリューム名] <フラグ>
  97. -----------------------------------------------
  98. NetWare ボリュームとしてマウントされている CD-ROM を他の CD-ROM に変更
  99. します。指定可能なフラグに関しては、下記の「CD MOUNT および CD CHANGEの
  100. フラグ」を参照してください。[番号] と [ボリューム名]に関しては、CD VOLUME
  101. LIST コマンドにより、取得できます。(CD CHANGE に関しては、上記の「CD 
  102. CHANGEコマンドでの注意点」を参照してください。)
  103.  
  104. CD DIR [番号] [ボリューム名]
  105. ----------------------------
  106. CD のルートディレクトリを表示します。
  107.  
  108. CD GROUP ([グループ名]および[グループ番号])
  109. -------------------------------------------
  110. 現在、割り当てられているグループを表示したり、グループに番号(0~9)を
  111. 割り当てます。例えば、グループ「CDGROUP」にグループ番号 1 を割り当てる
  112. には、次のようになります。
  113.  
  114.      CD GROUP CDGROUP 1
  115.  
  116. 注意: グループ名として、「del」を入力すると、グループ番号の割り当てを
  117.    解除します。
  118.  
  119. 次のように入力すると、現在の割り当てが表示されます。
  120.  
  121.      CD GROUP
  122.  
  123. 表示形式は次のとおりです。
  124.  
  125.      *** CD-ROMアクセスグループリスト ***
  126.      *グループ: 0 > EVERYONE (省略時の割り当て)
  127.      *グループ: 1 > CDGROUP
  128.  
  129. グループを CD-ROM に割り当てる際は、下記の「CD MOUNT および CD CHANGEの
  130. フラグ」を参照してください。
  131.  
  132. CD PURGE
  133. --------
  134. すべてのインデックスファイルを消去します。
  135.  
  136. CD RENAME /D=[番号] [新ボリューム名]
  137. ------------------------------------
  138. CD-ROM のボリューム名を変更します。形式は下記のとおりです。
  139.  
  140.      CD RENAME /D=<device #> new name
  141.      CD MOUNT device #|volume name /R
  142.  
  143. 注意: ボリュームを再マウントする際に 「/R」フラグを必ず指定してください。
  144.  
  145. [番号] と [ボリューム名]に関しては、CD VOLUME LIST コマンドにより、取得
  146. できます。
  147.  
  148. CD HELP
  149. -------
  150. CDROM.NLM の使用法を表示します。
  151.  
  152.  
  153. CD MOUNT および CD CHANGEのフラグ:
  154.  
  155. 「/mac」   Macintosh ネームスペースサポートを追加します。これにより
  156.        必要なデータフォークとリソースフォークが追加されるため、
  157.        Macintosh ワークステーションは CD 上の情報にアクセス
  158.        できるようになります。[1996年1月現在、NetWare 3.12J 上で
  159.        このフラグは使用できません。]
  160.  
  161. 「/nfs」      NFS ネームスペースサポートを追加します。[1996年1月現在、
  162.        NetWare 3.12J 上でこのフラグは使用できません。]
  163.  
  164. 「/G=x」   デフォルトのボリュームグループのアクセス権を設定します。
  165.        これは前述した CD GROUP コマンドと共に使用してください。
  166.        グループを CD に割り当てる際の形式は、次のとおりです。
  167.  
  168.           CD MOUNT <device # | volume name> /G=x
  169.  
  170.          ここでの「x」は、グループに割り当てられたグループ番号です。
  171.        (上記の CD GROUP コマンドを参照してください。)
  172.  
  173. 「/R」    選択したボリューム上のインデックスファイルを再構築します。
  174.  
  175. 「/rx」    インデックスファイルを再構築し、ファイルに割り当てられる
  176.        通常のスペースを拡張します。これにより異常にサイズの大きい
  177.        ファイルや、沢山のディレクトリを含む CD ボリュームの
  178.        マウントが容易に行えます。
  179.  
  180. 「/dup」   CD ボリュームがマウントされている際にディレクトリ内の複製の
  181.        ファイル名を削除します。この状態は、ファイル名が 8.3 
  182.        ネーミング規則に変換される際に、複製のような拡張された
  183.        ファイル名が CD 上に存在する場合に発生します。
  184.  
  185. 「/X=directory_name」
  186.               マウントする CD ボリュームのインデックスを作成する際に、
  187.           ボリュームデータからディレクトリを除外する場合に使用します。
  188.  
  189. 「/I」    CD のマウント中のエラーを無視します。このオプションは、特別
  190.               なオプションです。マウントの実行中にエラーメッセージが表示
  191.               された場合は、このパラメータを使用します。
  192.  
  193. 「/W」    R/O 属性を無効にして、CD ボリュームをマウントします。v4.10g
  194.         以前の CDROM.NLM では、CDは R/O 属性がすでに無効な状態で
  195.        マウントされました(つまり、CD は R/W でマウントされます)。
  196.        つまり、以前のバージョンでは、ファイル属性、権利継承マスク、
  197.        そしてトラスティ割当ての変更、およびCD ボリュームへの
  198.        グループとユーザの追加等が可能になっていました。
  199.  
  200.        しかし、CDROM.NLM のバージョン 4.10g では、上記のいずれかが
  201.        変更されようとすると、CD への書き込みエラーが発生します。
  202.        ボリュームの属性を R/W に変更するには、CD のマウントを解除
  203.        (CD マウント解除 <cd #| cd ボリューム名>)してから、「/W」
  204.        フラグを指定して再マウントしてください。
  205.  
  206.  
  207. ----------------------------------------------------------------------
  208. このドキュメント内で使用されているすべてのトレードマークは、それぞれの
  209. 所有者の著作権です。トレードマークの情報については、製品マニュアルを
  210. 参照してください。
  211. ----------------------------------------------------------------------
  212.