ここで、OMRON社、AIWA社 のモデムに関する AT コマンドの例をあげます。あくまでもテストしたものはほんの一部なので、もし貴方の使用しているモデムがあった場合は確認の上、使用してみてください。なお、ここに記述してあるコマンドは、MNP 等の設定は行っておりませんので、使用する場合はモデムのマニュアルで調べて使用してください。
まず、回線切断を行うときは、回線が接続されている状態にあり、その状態で、モデムにAT コマンドを送った所で、モデムはAT コマンドとして認識しません。そこで、モデムを一時的に AT コマンドを送ることができるようにするエスケープコマンドを送り、その後、このモ回線切断コマンドモを送信してモデムに回線を切断させます。この場合、エスケープコマンドを認識する時間が必要になるため、回線切断に少し時間がかかります。しかし、高速モデムを使用していて、DTR(ER)信号を常にオンの状態にしている場合、回線切断を行う手段としてはこの方法しかありません。