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設定と制限について

Internet Explorer のシステム ポリシーおよび制限は、コンピュータを制御し、管理する上で非常に強力な機構です。ポリシー ファイルで定義されるシステム ポリシーおよび制限は、ユーザーのログオン時に既定のレジストリ値を無効にすることで、ユーザーおよびコンピュータのアクセス権限を制御します。

Internet Explorer 6 カスタマイズ ウィザードを使用すると、システム ポリシーおよび制限を定義し、カスタム ブラウザ パッケージの一部として標準の Internet Explorer の構成を作成することができます。Internet Explorer のインストール後に、IEAK プロファイル マネージャを使用して、ユーザーのデスクトップに対して、システム ポリシーおよび制限を中央で管理し、更新することができます。また、グループごとにニーズが異なる場合は、IEAK プロファイル マネージャを使用して、グループごとに別の ポリシー (.ins) ファイルを作成できます。

たとえば、次のような場合にシステム ポリシーおよび制限を実装します。

この機能の図解については、「システム ポリシーおよび設定」を参照してください。

システム ポリシーおよび制限を使用する利点

企業内では、システム ポリシーおよび制限を実装することにより、次のようなメリットがあります。

システム ポリシーと制限の設定前に考慮すべき問題

システム ポリシーおよび制限を実装する前に、次の問題を考慮する必要があります。

Windows NT、Windows 2000、および Windows XP におけるポリシーと制限の管理方法

Internet Explorer 6 カスタマイズ ウィザードで設定し、IEAK プロファイル マネージャで後から管理することのできるシステム ポリシーと制限はすべて、Windows 95、Windows 98、および Windows Millennium Edition オペレーティング システムを実行しているユーザー向けに構成できます。

ただし、Windows NT、Windows 2000、または Windows XP プラットフォーム上で管理者権限を持たないユーザーに対して構成できるのは、これらのシステム ポリシーと制限の一部だけです。その代わりに、Windows NT ポリシー エディタ、Windows 2000 グループ ポリシー、または Windows XP グループ ポリシーを使って、これらのユーザーの残りのポリシーと制限を構成することをお勧めします。詳細については、「Windows 2000 および Windows XP 上での Internet Explorer の管理」を参照してください。

ポリシーと制限の設定と管理

ポリシーと制限は、次の 2 通りの方法で設定できます。

プロファイル マネージャを使うには、新しいユーザー プロファイルを作成するか、または既存のプロファイルを開きます。次に、変更する設定または制限が表示されるまでフォルダ階層を展開します。ポリシーと制限のカテゴリのフォルダをクリックすると、そのカテゴリの詳細な情報が表示されます。

自動構成では、Internet Explorer 6 カスタマイズ ウィザードまたは [インターネット オプション] ダイアログ ボックスで指定したパスにブラウザの設定と制限が保存されます。

ユーザーのコンピュータの自動構成の設定を調べるには

  1. ブラウザの [ツール] メニューをクリックします。
  2. [インターネット オプション] をクリックします。
  3. [接続] タブをクリックし、[LAN の設定] をクリックします。
  4. [自動構成スクリプトを使用する] チェック ボックスがオンになっていることを確認し、[アドレス] ボックス内のパスをチェックします。

カスタム プログラムのポリシーの作成と管理

Internet Explorer 6 カスタマイズ ウィザードを使用する場合は、[ポリシーおよび制限] 画面で [インポート] をクリックし、自分の .adm ファイルに格納されているポリシーおよび制限を使用することができます。.adm ファイルは、各言語でカスタマイズ可能で、[IEAK Policies] フォルダに格納しておきます。

関連項目