IsolationLevel プロパティ

       

Connection オブジェクトの分離レベルを示します。

設定値と戻り値

IsolationLevelEnum の値を設定します。また、値の取得も可能です。既定値は adXactChaos です。

解説

IsolationLevel プロパティでは、Connection オブジェクトの分離レベルを設定します。設定値は、次に BeginTrans メソッドを呼び出すまで有効になりません。要求した分離レベルを使えない場合、プロバイダはその次に高い分離レベルを返します。

IsolationLevel プロパティは読み取り/書き込みになっています。

RDS での使用   クライアント側 Connection オブジェクトで使う場合、IsolationLevel プロパティは adXactUnspecified にのみ設定できます。

ユーザーはクライアント側のキャッシュ上の、接続されていない Recordset オブジェクトで作業するため、マルチユーザーの場合は問題になることがあります。たとえば、2 人のユーザーが同じレコードを更新しようとした際、RDS は単純に先に操作を行ったユーザーの更新を受け付けます。2 番目のユーザーの更新要求はエラーになって失敗します。