ダイナミック プロパティは、Connection オブジェクト、Command オブジェクト、または Recordset オブジェクトの Properties コレクションに追加できます。これらのダイナミック プロパティのソースは、OLE DB Provider for SQL Server などのデータ プロバイダ、または Microsoft Cursor Service for OLE DB などのサービス プロバイダです。各ダイナミック プロパティの詳細については、それぞれのデータ プロバイダまたはサービス プロバイダのマニュアルを参照してください。
「ADO ダイナミック プロパティ インデックス」では、ADO プロパティ名と、それに対応する標準 OLE DB プロバイダ ダイナミック プロパティの OLE DB 名を相互参照することができます。
特に重要なダイナミック プロパティを次に示します。前述のソースにも説明があります。ADO の特別な機能については、次に示す ADO のヘルプ トピックを参照してください。
ADO ダイナミック プロパティの概要
| プロパティ | 説明 |
| Optimize | このフィールドにインデックスを作成するかどうかを指定します。 |
| Prompt | OLE DB プロバイダから、ユーザーに対して初期化情報を要求するかどうかを指定します。 |
| Reshape Name | Recordset オブジェクトの名前を指定します。 |
| Resync Command | Unique Table ダイナミック プロパティに指定されているテーブルのデータを Resync メソッドが更新するために発行する、ユーザー提供のコマンド文字列を指定します。 |
| Unique Table、Unique Schema、Unique Catalog | Unique Table は、更新、挿入、および削除の操作ができるベース テーブルの名前を指定します。 Unique Schema は、スキーマ、またはそのテーブルの所有者の名前を指定します。 Unique Catalog は、カタログ、またはそのテーブルがあるデータベースの名前を指定します。 |
| Update Resync | UpdateBatch メソッドに暗黙の Resync メソッド操作を実行するかを指定し、実行する場合は、その作用範囲を指定します。 |