Unique Table、Unique Schema、Unique Catalog プロパティ - ダイナミック (ADO)

       

複数のベース テーブルに対する JOIN 操作で形成された Recordset 中の、特定のベース テーブルに対する変更を細かく制御します。

設定値と戻り値

テーブル、スキーマ、またはカタログの名前である文字列型 (String) の値を設定します。また、値の取得も可能です。

解説

対象となるベース テーブルは、一意の、カタログ名、スキーマ名、およびテーブル名で区別します。Unique Table プロパティを設定するとき、Unique Schema プロパティまたは Unique Catalog プロパティの値でベース テーブルを検索します。Unique Table プロパティを設定する前に Unique Schema プロパティと Unique Catalog プロパティのどちらか、または両方を設定するのが本来の順序ですが、必ずしもそうする必要はありません。

Unique Table の主キーは、Recordset 全体の主キーとして扱います。これは、主キーが必要なすべてのメソッドで使用されるキーです。

Unique Table の設定時には、Delete メソッドは指定したテーブルにだけ反映されます。AddNew メソッド、Resync メソッド、Update メソッド、および UpdateBatch メソッドは、Recordset の対応する基になるベース テーブルに反映されます。

カスタム再同期をするには、あらかじめ Unique Table を指定する必要があります。Unique Table を指定しないと Resync Command プロパティが反映されません。

一意のベース テーブルが見つからないと、実行時エラーになります。

CursorLocation プロパティを adUseClient に設定すると、これらのダイナミック プロパティは、すべてその Recordset オブジェクトの Properties コレクションに追加されます。