OLE DB Provider for Internet Publishing を用いた ADO の使用

ADO の Record オブジェクトと Stream オブジェクトを Microsoft OLE DB Provider for Internet Publishing (インターネット公開プロバイダ) と共に使用して、Microsoft FrontPage® によって提供される Web フォルダまたはファイルにアクセスし、操作することができます。ADO を使用して、URL にする Record、Stream、または Recordset のソースを指定することができます。その後、リソースをアップロード、ダウンロード、移動、コピー、および削除したり、リソースのプロパティを直接操作することができるようになります。

インターネット公開プロバイダと共に Records と Streams を使用するコード例については、「インターネット公開のシナリオ」を参照してください。

インターネット公開プロバイダは、Microsoft® Windows® 2000 と共にインストールされます。インターネット公開プロバイダの初期のバージョンは、Microsoft® Office 2000 および Microsoft® Internet Explorer 5.0 でも使用できました。

ADO をインターネット公開プロバイダに接続するには、3 つの方法があります。

• 接続文字列に "URL=" を指定します。次に例を示します。

  objConn.Open "URL=http://servername"

• 接続文字列の Provider キーワードに MSDAIPP.DSO を指定します。次に例を示します。

  objConn.Open "provider=MSDAIPP.DSO;data source=http://servername"

• Connection オブジェクトの Provider プロパティに MSDAIPP.DSO を指定します。次に例を示します。

  objConn.Provider = "MSDAIPP.DSO"

  objConn.Open "http://servername"

  注意   Provider 接続文字列キーワードまたは Provider プロパティのどちらかでプロバイダの値として明示的に MSDAIPP.DSO が指定されると、接続文字列に "URL=" を使用することはできません。そのようにした場合は、エラーが発生します。したがって、上に示したように単純に URL を指定してください。

インターネット公開プロバイダ特有の詳細な情報については、Microsoft OLE DB Provider for Internet Publishing、または OLE DB Provider for Internet Publishing が一緒にインストールされたソース アプリケーションである Windows 2000、Office 2000、または Internet Explorer 5.0 が提供しているプロバイダ マニュアルを参照してください。