ソフトウェア配布チャンネルによるアップデート
ソフトウェア配布チャンネルを使用すると、インターネットやイントラネットを介してソフトウェアの自動配布を実行できます。管理者は、更新済みのソフトウェアをサーバー上で利用可能にした後、更新があった旨をユーザーに通知するか、あるいは該当ソフトウェアをユーザーのコンピュータに自動的に "プッシュ" することができます。
ここでは、Internet Explorer を更新するためのソフトウェア チャンネルの設定方法について説明します。ソフトウェア配布チャンネル全般の詳細については、Internet Client SDK を参照してください。
Internet Explorer をインストールした後は、チャンネルにより、更新済みのブラウザを効率よく配布できます。Internet Explorer の配布チャンネルは、いくつかの機能を備えています。一連の配布チャンネルと、それが適した状況を、次に示します。それぞれの状況で使用できる .cdf 形式のテンプレートも、提供されています。各テンプレートの中の太字部分は、サーバーの設定値や好みに応じて変更してください。
- テンプレート 1: Internet Explorer の "通知のみ" チャンネル-Internet Explorer の新バージョンがサーバーからダウンロード可能であることをユーザーに通知します。ユーザーは、新バージョンのダウンロードおよびインストールを自分で実行する必要があります。
- テンプレート 2: Internet Explorer の "自動ダウンロード" チャンネル-管理者が Internet Explorer の最新バージョンをサーバーで利用可能にすると、必要なファイルがユーザーのコンピュータにダウンロードされます。新バージョンのインストールは、ユーザーが自分で行います。
- テンプレート 3: Internet Explorer の "自動インストール" チャンネル-この配布チャンネルを使用すると、必要な処理がユーザーに代わってすべて自動的に実行されます。つまり、ダウンロードとその後のインストール処理が、自動的に実行されます。ユーザーはダウンロードについてもインストールについても、考慮する必要がありません。
- テンプレート 4: Internet Explorer の "一度きりのダウンロード" チャンネル-テンプレート 2 (自動ダウンロード チャンネル) の機能と同じですが、次回のバージョンの Internet Explorer のファイルしかダウンロードされない点が異なります。ユーザーによるインストールが完了すると、この .cdf ファイルの登録がシステムから削除されます。もう一度加入しない限り、それ以降の新しいバージョンはダウンロードされません。
- テンプレート 5: Internet Explorer の "一度きりのインストール" チャンネル-テンプレート 3 (自動インストール チャンネル) の機能と同じですが、次回のバージョンの Internet Explorer しかインストールされない点が異なります。自動インストールが完了すると、この .cdf ファイルの登録がシステムから削除されます。もう一度加入しない限り、それ以降の新バージョンはダウンロードもインストールもされません。
- テンプレート 6: Internet Explorer "ソフトウェア更新" チャンネル - ショートカットをクリックしたときに、自動的に新しいプログラムのバージョンをユーザーに通知する方法を示します。ここでは、"Green" と呼ばれる架空のソフトウェアを例に説明しています。
テンプレート 2 ~ 5 に関する注意