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1980-01-02
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6KB
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153 lines
SUB:MML講座・中級・第三回
どもども、マネージャ(山)です。さて、今回は予備知識編・最終回として、
「曲構成とKEY、コード」と題し、今までの総復習をしましょう♪(^_^)
これから書く内容は、私が今までの経験から、知った事であり、理論的な裏付けは
何もありません。おかしいと思ったら、どんどん訂正して頂きます様、お願いします。
======================================
さて、前回までで、KEYが決まるとコードが決まるという話をしました。
そしてコードが決まると、メロディーに使われる音も決まってきます。
OZM2のAメロを見てみましょう。
*
* A Part
*
A1 {
0 = R2R<A>DD D2.EF
2 = 9 = 11 = DDDDDDDDDDDDDDDD
3 = <A1A1
}
A2 {
0 = EDC4&C2& C1
2 = 9 = 11 = CCCCCCCCCCCCCCCC
3 = A1A1
}
A3 {
0 = R2R<A>DD D2.EF
2 = 9 = 11 = <A+A+A+A+A+A+A+A+A+A+A+A+A+A+A+A+>
3 = A1A1>
}
A4 {
0 = A2.GF G2.R4
2 = 9 = 11 = CCCCCCCCCCCCCCCC
3 = <A+1A+1>
}
この曲は、KEY:DmでAメロのコード進行は、Dm-C-Bb-Cです。
(0がメロディー、2、9、11がギターによる伴奏です。伴奏がコード進行に
従って動いている事に注目して下さい。)ここでメロディーの中で、長い音、多く出る
音が、伴奏のコードの構成音になっている事に注目して下さい。しかも、外れている音
もコードをセブンスコードまで拡張してみると、ハマっている音が多い事に、お気付き
でしょうか?この様にKEY,コード、メロディには、密接な関係があります。
曲の作る時のアプローチとしては、メロディーから作っていく方法、コードから作って
いく方法がありますが、前者は、インパクトの強いメロディーが出来る反面、後から
コードを付けるのに苦労し、曲構成が難しくなります。後者は、全体の曲構成は、
作りやすく、シッカリ起承転結のついた曲構成になるものの、一つ一つのメロディーが
在り来たりになってしまします。どちらが良いとも言えません。上手く両方の手段を
混ぜながら、作るとよいでしょう。
〔曲構成〕
曲を構成する方法は様々であり、決まった形はないと言っていいでしょう。しかし、
それで終わらせてしまっては講座の意味がないので、私が経験的に知っている話を
書きます。ですから、これからの話は鵜呑みにしないで下さい(^_^;)
まず、曲は「動機」と呼ばれる二小節、それを二つ組み合わせたフレーズ(小楽節)
を一つのまとまりと考えればいいでしょう。これらの最後は、長い音や休符などで
区切りを付ける事が多く、またその音程は、コードの1度や5度の音が多い。
(上のOZM2が(OZさんが意識してやったのかは別として(^_^;))この形に
沿っている事に注目して下さい。(無論、これを意識して曲を作っても何も面白く
ありません。何となくいいフレーズが出来たな、と思ったら、この形になっている
場合が多いのです)このフレーズを変化を付けながら、2、3回繰り返してまとめた
ものを「大楽節」といい、一つの曲には、その起承転結を構成するイントロ、Aメロ、
Bメロ、サビなどのいくつかの大楽節が必要だと、私は考えています。
よいフレーズを作るコツは・・・
☆主要なフレーズの繰り返し(聴く者に、そのフレーズを印象付ける)
☆程よい変化(どんなに素晴らしいフレーズも、そのまま繰り返すだけでは飽きる。
2、3回繰り返して、変化を付ける事が肝要)
☆曲全体の中での位置に注意する(イントロ、Aメロは同じ様なコード進行で、Bメロ
では、一気にコード進行、メロディー的に変化を付け、サビでは、Aめろの様な
コード進行で別メロディーを入れる・・・など、この辺は、好きな音楽の楽譜を
じっくり研究してみて下さい。きっと何らかの共通した、コードの運び方、メロディー
の付け方がみえるはずです。特に「何処で曲を盛り上げるか?」という点には、
注意を払った方がよいでしょう)
さて、こんな事を踏まえつつ、DESPAIRを見てみましょう。
KEY:Em 12/8拍子
イントロ1
Em - Em - C - Dsus4×2(伴奏のみ)
イントロ2
Em - Em - C - Dsus4×2(ギターによるイントロメロディーIN)
イントロ3
Em - Em - C - Dsus4×2(更にドラム・ベースが加わり、基本的な曲の雰囲気が出来る)
イントロEND
Em - Em - Em - Em(Aメロへの布石)
Aメロ
Em : L12 ree eee ebe gee& e2.ef#g
G : g4& g6f# g4 R4 Rgg ggg g>d<g af#e
C : c4g4e4c4& c4 c6c e6e d6d
Bm : <b4& b6b >d4 R4 D : R1
Em :(同じ)
G :(同じ)
C : >c6c6R6 c6c6<b6 >c6c6R6 e6g6e6<
Bm : b4& b6b> d4 R4< D : >dd<a> dd<b> ddc ddd<
(イントロ、Aメロを繰り返す)
Bメロ
Bm : <b2> d6c6d6<
C : >c2< a6b6>c6<
Bm : b>d<b >d<b>d <bf#b> ded<
Bm : R6>f#6d6 <b6>d6<b6
Bm : b6>d6f#6 >d6c6<b6<
C : >c6e6g6 >e6d6c6<<
Bm : b6>f#6a6 >f#6e6d6<<
D : >a>d<a> d4 <b>d<b> d6f#<<>
Cメロ
Em : >e2. <gb>d< >e2 <b6>d6e6<
G : >g2 gf#g& g4< >gdg af#a b2<
C : >ccc ccc& c4<ab>c< >gec ece c4 c4<
B : b6>f#6d#6 <b6>d#6<b6 C-D : >c6c6<b6>d6d6c6<
(Cメロを繰り返す)
Bメロ以外は、KEYであるEmから始まり、Bメロは、変化を付ける為にBmで
始まり、伴奏もガラっと変えてあります。また、イントロの所でDsus4、サビの
部分でBという、KEYから外れるコードを使い、テンションを高めています。
またメロディーは、コードの構成音がよく使われ、一応、さっき述べたフレーズの
原則を踏まえている事に注目して下さい。(無論、理論だけで作った訳ではありません
。適当にコードを並べ、そのコードに合うようなメロディーを乗せただけです。後から
眺めてみて、「なるほど、一応、理論に叶っている」と自分で呆れました(^_^;))
=======================================
さて、今回で作曲・編曲の予備知識は終わりです。長々と能書きを垂れましたが、
結局、理論は後で付いてきます。先ずは、鼻唄なり、楽器なりで、好きな音を並べ
立てましょう♪いいフレーズが出来たら、録音するなり、楽譜に書くなりして、
置いて置きましょう♪こんな事を繰り返して、10や20のフレーズを溜め込んで
聴き直してみて、気に入った物を、今日の知識を使って、伴奏を付け、曲として
仕上げてみて下さい。5、6曲位作ってみると、段々、色々な事が分かって来る
でしょう。
これから先は、人に説明してもらうレベルではありません。貴方が自分で練習する
しかありません。頑張ってください。
では、次回より作曲から離れ、「どうMML化するか?」に的を絞った第二部に
入りたいと思います。第1回は「ポリフォニックモード・ソフトディレイ」と題して
お送りします。
(ポリフォニックに付いては、今月のOh!FM P110でたろぴょんさんによる
説明がありますので、それをご覧下さい)
マネージャ(山)
/E
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