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2001-01-29
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TEEN v0.36 標準版/MCD 版 導入と設定のガイド
Copyright (c) XMaZ Project 1997-2001
「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「
2001/01/29
この説明書では、 TEEN 標準版 /MCD 版の導入と設定方法について解説しています。
初めて標準版 /MCD 版をお使いになる場合にお読みください。また、このドキュメ
ントを読む前に、 TEEN.DOC の「 1. 概要」「 2. 動作環境」をお読みください。
この説明書の目次は最後にあります。
■ 1. TEEN 使用の一般的スタイル
TEEN を使う時の一般的なスタイルは以下のようになるでしょう。
・ TEEN を常駐 (TEEN.COM or TEENM.COM)
・プロバイダーとの接続を確立 (TOPEN.EXE)
・電子メール、 WWW 等のアプリケーションを必要なだけ使用
・プロバイダーとの接続を切断 (TCLOSE.EXE)
・ TEEN を常駐解除
MCD 版の場合は、 TEEN 常駐前に、 MCD の組込みが必要です。
TEEN を常駐したままにすることもできますが、常駐サイズが大きめ ( デフォル
トで約 60K バイト ) なので注意が必要です。
■ 2. 使用前の準備と設定
□ 2.1. 標準版と MCD 版の選択
標準版を使うか MCD 版を使うかを以下に従って選択します。
・ PC-88VA では 標準版
・ PC-9801,PC-9821,EPSON 98 互換機では 「 4. 標準版と MCD 版のどちらを使う
か」を参照
・それ以外の機種では MCD 版
□ 2.2. 必要なファイル
以下のファイルを適当なディレクトリにコピーします。
・標準版の場合
・ TEEN.COM,TEEN.DEF,TOPEN.EXE,TCLOSE.EXE
・ MCD 版の場合
・ TEENM.COM,TEEN.DEF,TOPEN.EXE,TCLOSE.EXE
・使用する本体と RS-232C に合った MCD
どの実行ファイルが必要になるのかは、 MCD のマニュアルを読んでくださ
い。
主なものは以下の通りです。
PC-9821 FIFO付RS MCD98FI.EXE
PC-98x1 PCカードモデム MCD98HU.EXE (たぶん)
PC-98x1 内蔵モデム MCD98HU.EXE (たぶん)
PC-9821 2nd CCU MCD98HU.EXE
FM-R,FM-TOWNS MCDFMR.EXE
IBM PC 系 MCDPC.EXE
・ MCD.EXE
MCD に含まれています。 TEEN には必要ありませんが、 MCD の動作を確認
するのに便利です。 (MCD の書庫ファイルのうち、 MCD092.LZH には含まれず、
MCD091.LZH に含まれています。 )
□ 2.3. 環境変数の設定
環境変数 TEEN に設定ファイル TEEN.DEF のファイル名をフルパスで指定します。
例:
------------------------------------
SET TEEN=C:\TEEN\TEEN.DEF
------------------------------------
□ 2.4. モデムの準備
モデムをパソコンと電話回線につなげてください。
電話のダイヤル方式が「パルス」か「トーン」か確認してください。 NTT とプッ
シュホンの契約をしている場合は「トーン」で、そうでなければ「パルス」です。
モデムを初期化するためのコマンドを調べて下さい。モデムの説明書の AT コマ
ンドの解説を参照し、モデムを以下のように設定するコマンドを調べてください。
カッコ内は OMRON ME1414B2 の場合のコマンドです。
・ 1. リザルトコードあり (Q0)
・ 2. リザルトコードは単語で返す (V1)
・ 3. コマンドをエコーバックさせない (E0)
・ 4. ER(DTR) 信号が OFF になると回線を切断 (&D2)
・ 5. CD 信号 は相手キャリアに従う (&C1)
・ 6. RS/CS 信号による端末 - モデム間フロー制御を行なう (\Q2)
・ 7. 端末速度固定モード ( モデム - モデム間速度とモデム - 端末間速度を一
致させないモード ) にする (\J0)
・ 8. V42 または MNP によるエラー訂正を有効にする。 (&M5\N3)
コマンドはモデムによって異なることがあります。例えば、富士通の MS288FB2
では、上記 6 のコマンドは &K3 、 7,8 は両方合わせて \N3 です。
調べたコマンドを全部つなげて、先頭に AT を付けた文字列がモデム初期化コマ
ンドになります。例えば、上記 OMRON ME1414B2 の場合は、
ATQ0V1E0&D2&C1\Q2\J0&M5\N3
がモデム初期化コマンドです。
□ 2.5. プロバイダーとの契約
インターネットプロバイダー等が利用できるようにしてください。接続には以下
の情報が必要になるので、プロバイダーに問い合わせるなどして調べてください。
・ログイン名またはユーザー名
・パスワード
・アクセスポイントの電話番号
・ネームサーバの IP アドレス
ネームサーバの IP アドレスは、 192.168.10.7 のように1~3ケタの数字を.
( ピリオド ) で区切って4個つなげた形で表現されます。
ダイヤル Q2 を使用したプロバイダーには、契約不要でインターネットに接続す
るサービスを行なっているところがあります ( 以下を参照 ) 。たまにしか利用し
ない場合、試しに接続したい場合には便利かもしれません。
・ InterQ (http://www.interq.or.jp)
・ ZZZ インターネット (http://www.zzz.or.jp)
・ワイワイワイインターネット (http://www.yyy.or.jp)
□ 2.6. MCD の組込み (MCD 版のみ )
この作業は MCD 版のみ必要です。
組込み時に与えるオプションは MCD の説明書をよく読んで決定してください。
モデム - 端末間通信速度を指定するのを忘れないでください。
◇ 2.6.1. MCD の組込み
MCD は CONFIG.SYS か ADDDRV コマンドで組み込みます。 MCD のドキュメン
トを熟読の上、与えるオプションを決定してください。 MCD のドキュメントは
構成が複雑で量も多いですが、トラブルを最小限にするためによくお読みになる
ことをお薦めします。
また、 MCD 組込み時に、 RS-232C ポートの使用する I/O アドレス、割込み
番号等の情報が必要になることがあります。
MCD 組込み時に以下に注意してください。
・モデム端末間通信速度を指定する。
・ MCD が RS-232C に与えたデバイスファイル名 (AUX,AUX1 など ) を確認す
る。
オプションの例を挙げます。
・ PC-98x1 用モデムボード PC-9801-120/123 をディップスイッチで「従来互
換モード」「 I/O 08B0-08B7 」「 INT 1 」に設定した場合
MCD98HU.EXE A008B0 I01 D0 B57600
・ PC-9821 Xa 2ndCCU
MCD98HU.EXE A00238 I01 D0 B115200
・ IBM PC/AT
MCDPC.EXE B115200
・ FM-TOWNS
MCDFMR.EXE B9600
TEENMEMO.TXT にも設定例が少しあります。
◇ 2.6.2. MCD のテスト
MCD には MCD.EXE という MCD を制御したりモニタしたりするプログラムが付
いています (*1) 。 MCD.EXE には簡易端末機能があるので、この機能を使って
MCD とモデムが正常に動作しているか検査します。 MCD.EXE の詳細は MCD に添
付の MCDEXE.TXT を参照してください。
(*1)MCD092.LZH には含まれていません。 MCD091.LZH には含まれています。
まず、モデムを接続しモデムの電源を入れてください。次のようにして MCD.EXE
を動かします。
------------------------------------
MCD デバイスファイル名 t
------------------------------------
デバイスファイル名には組込み時に与えられたもの(または組込み時にオプショ
ンで指定したもの)を使用します。 't' は小文字で記述します。
MCD.EXE が起動したら、
------------------------------------
ATQ0V1
------------------------------------
と入力 ( 最後にリターンを押す ) して、
------------------------------------
OK
------------------------------------
と表示されれば問題ないでしょう。
□ 2.7. 設定ファイル TEEN.DEF の書き換え
設定ファイル TEEN.DEF に必要事項を書き込みます。設定ファイルはテキストエ
ディタで編集できますが、ここでは TEEN 用設定ツール ISET( つーきちさん作 )
を使う方法を説明します。 ISET は TEEN の配布書庫ファイルに添付させて頂いて
いています。添付の ISET006.LZH を展開してください。最新版は
http://www.246.ne.jp/~delta/
からダウンロードできます。
設定ファイルを直接書き換える場合は TEEN.DOC をお読みください。
◇ 2.7.1. ISET による設定
TEEN.DEF のあるディレクトリにカレントドライブ・ディレクトリを変更し、
オプションなしで ISET を動かします。
「アクセスポイントの電話番号を入力してください」等の質問が表示されます
ので、 2.4, 2.5 で調べたモデム・プロバイダの情報を入力してください。
MCD 版を使う場合は、 ISET に与えたモデム端末間速度は無視されます。モデ
ム端末間速度は MCD 組込み時のコマンドラインで指定してください。
◇ 2.7.2. RS-232C 情報の設定 ( 標準版で拡張ボード使用時のみ )
この作業は、標準版で PC-9861K ( または互換 ) RS-232C 拡張ボードを利用
する場合のみ必要です。
TEEN.DOC の「設定ファイル TEEN.DEF 」の「 [RS] セクション」を参照して、
拡張ボードの I/O アドレスと割込み番号を TEEN.DEF に直接記入してください。
◇ 2.7.3. 本体機種の設定 (PC-88VA,PC-98x1,FM-TOWNS 除く )
この作業は、 PC-88VA,PC-9801,PC-9821,EPSON 98 互換機 ,FM-TOWNS では不
要です。
設定ファイル TEEN.DEF をテキストエディタで書き換え、本体に応じた機種コ
ードを書きます。以下のように [TSR] に続いて 102 で始まる行があるので、
--------------------------------------------------------------
[TSR]
(中略)
102 $0F ; 本体機種
--------------------------------------------------------------
ここの $0F を、機種に応じて以下のように書き換えてください。
$04 FM-R
$08 IBM PC (XT,AT,AX,J3100)
◇ 2.7.4. ソフトウェア割り込み番号の確認
TEEN はデフォルトで INT 70h を (IBM PC の場合のみ INT F9h を ) 使用し
ます。このソフトウェア割り込みが既に使用されている場合は、設定ファイル
TEEN.DEF をテキストエディタで書き替えて下さい。
この割込み番号が未使用ならこの作業は不要です。また、これが何のことかわ
からない場合もこの作業を飛ばしてください。
かな漢字変換の VJE β が INT 70h を使用しているそうですので、 VJE βを
お使いの場合はこの書き替えが必要です。
TEEN.DEF の最後の方に
--------------------------------------------------------------
[TSR]
;100 $70 ;API の割り込み番号
--------------------------------------------------------------
という2行があります。この "$70" が使用する割り込み番号で、 "$" は続く数
字が 16 進表記であることを示しています。ここを、使用されていない割り込み番
号に書き替えてください。また、行頭の ; を削除してください ( 行頭の ; はそ
の行を無視することを意味します ) 。例えば、 81h を使用する場合は、
--------------------------------------------------------------
[TSR]
100 $81 ;API の割り込み番号
--------------------------------------------------------------
となります。
□ 2.8. TEEN を常駐してプロバイダへ接続してみる
MCD 版を使用する場合は、以下の説明の "TEEN" を "TEENM" に置き換えて読ん
でください。
------------------------------------
TEEN [ リターン ]
------------------------------------
で常駐します(もう一度 TEEN [ リターン ] で常駐解除します)。常駐時に表
示される本体機種名が正しいかどうか確認してください。
------------------------------------
TOPEN [ リターン ]
------------------------------------
でプロバイダへの接続を開始します。 [ 接続中 ] と表示され、モデムがダイヤ
ルを開始します。 [ 接続完了 ] と表示されれば、接続は成功です。接続完了まで
20 ~ 30 秒かかることがあります。いつまでも [ 接続完了 ] や [ 接続失敗 ]が
表示されない場合は ESC キーを押して接続作業を中断し、モデムの設定、設定ファ
イルの設定内容を良く確認してください。 TEEN は常駐時に設定ファイルを読み込
むため、設定ファイルを書き換えた場合は再度常駐させてください。
以下のような現象になって接続できない場合、 TEEN.DOC の「無手順認証」の節
も参照して下さい。
TOPEN を実行した時に、モデムは正しくダイヤルを行なって相手のモデムと
接続するが、「タイムアウト」や「相手先モデムとの接続が切れた」が原因で
TOPEN がエラー終了する。
無事に [ 接続完了 ] が表示された場合は
------------------------------------
TCLOSE [ リターン ]
------------------------------------
でプロバイダとの接続を切断します。
上記がうまく行けば、 TEEN の設定は完了です。各アプリケーションの設定など
を行なってください。
■ 3. よくあるトラブル
TEENMEMO.TXT をご覧ください。
■ 4. 標準版と MCD 版のどちらを使うか
この節の解説は、PC-98x1/EPSON 98互換機 シリーズを使う場合を対象としていま
す。PC-88VA を使う場合は標準版のみが、FM-R,FM-TOWNS,IBM PC を使う場合は MCD
版のみが使用できます。
標準版は使用する RS-232C の種類に制限がありますが、TEEN 単独で動作します。
一方、MCD 版は TEEN とは別に RS232Cドライバ MCD が必要になりますが、MCD が
対応している様々な RS-232C で使用可能です。
標準版と MCD 版を選択する基準は基本的に以下のようになります。
・RS-232C コントローラに 8251 を使用していれば標準版
・RS-232C コントローラに 16550 等を使用していれば MCD 版。ただし、MCD が
対応している場合に限る
なお、MCD が対応している RS-232C は MCD のドキュメントの MCD.TXT と
HW_SPRT.TXT に詳しく書かれています。
以下で個々の RS-232C インタフェースについて、標準版と MCD 版のどちらを使
用するかを説明します。
(特に 9821 以降の機種についての知識は乏しいため、以下の説明は誤りを含ん
でいる可能性は非常に高いです。あらかじめご了承ください。誤りにお気付きの
場合はご指摘頂けると非常に助かります。)
●PC-88VAシリーズ内蔵ポート(RS-232C コントローラーが8251互換品)
搭載機 :PC-88VA シリーズ
使用可否:標準版で使用できます
●EPSON PC シリーズ内蔵ポート(RS-232C コントローラーが8251互換品)
搭載機 :EPSON PC-286/386/486/586 シリーズ
使用可否:標準版で使用できます
●PC-9801/9821内蔵標準ポート(RS-232C コントローラーが8251互換品)
標準ポートにも3種類があります。
・従来仕様(仕様上は最大 9600bps または 19200bps)
搭載機 :PC-9801/PC-98/PC-H98 シリーズで下記にあてはまらないもの
PC-9821初代,Ae無印,As無印,Ap無印,Ce無印
PC-9821Af/Ne以降(Ce2,Cs2,Cb無印,Cx無印,Cf,As2,Ap2,As3,Ap3,
Af,An,Be,Bs,Bp,Es,Ts,Xa無印,Xe無印,Xs無印,Xp無印,Xn無印,
Xt無印,Xf,Ne無印,Np無印,Ns無印,Ne2,Nd無印,Ld無印,他)
使用可否:標準版で使用できます
・高速転送仕様(最大115200bps で
従来と同様の25ピン(ノート型は14ピン)の RS-232C)
搭載機 :95年5月以降に発売された機種(PC-9821Ne3,Nd2,Na7,Nx,Nb7,Na7,
Na9,Na12,PC-9801BX4,他)
2ndCCU搭載機
使用可否:標準版では従来仕様互換ポートとして使用できます。
115200bps等の高速なボーレートを使用するには MCD(おそらく
MCD98FI.EXE) を組込み、MCD 版を使用します。
(標準版でも TEEN.DEF の [RS]217 に $81 を指定することによっ
て 115200bps に設定されるようにしたつもりです。この場合、
[RS]212 に指定したボーレートは無視されます。ただし、FIFO
バッファは使用しないため余程速い機種でないと実用にならない
でしょう。)
上記ポートに FIFO モードが搭載されているものがあります。
・FIFO モード
搭載機 :PC-9821An(一部除く),Np以降
使用可否:FIFO を使用しない場合は標準版で使用できます。
FIFO を使う場合はMCD (MCD98FI.EXE)を組込み MCD 版を使用しま
す。
●2ndCCU(最大115200bps で 9ピンの RS-232C)
(RS-232C コントローラーが16550互換品)
搭載機 :PC-9821Xa16,Xa13,Xa12,Xa10,Xa9,Xa7,Xa7e,Xt16,Xt13,St15,
St20,Ra20,Xb10,Xv13,Xe10,V20,V16,V13,V12,V10,V7,
それ以降の機種の一部(Cu10,Ct16,Ct20,Cu13,他)
使用可否:MCD (MCD98HU.EXE)を組込み MCD 版を使用します。
上記機種は2つの RS-232C インタフェースを内蔵しています。
25ピンの方を使う場合は前述の内蔵標準ポート高速仕様の項を見
てください。
●PC-9821 シリーズ内蔵モデム/内蔵モデムボード
代表的なものは RS-232C コントローラに 16550 を使用していると思われます。
この場合、MCD (おそらく MCD98HU.EXE) を組込み MCD版を使用します。ただし、
内蔵モデムが Plug & Play 対応の場合、MCD 組込み前に以下のどちらかを行う
必要があるでしょう。
・本体に付属のPlug & Play サポートソフトで割込み番号とI/Oポートを割り当
てる。または割り当てられた割込み番号と I/O ポート番号を確認する。
・内蔵モデムのディップスイッチ等を操作し、Plug & Play を使わないモード
にし、適当な割込み番号と I/O ポート番号を設定する。
機種によっては本体付属のデバイスドライバを組み込む必要があるようです。
CanBe シリーズや PC-9821Nr15/S14F, Na12/S10F については、通信ソフト
WTERM の説明書(WTERM.DOC)内の「 PC98シリーズの内蔵モデムに関する
Questions and Answers 」が参考になると思います。
Cバス用内蔵モデムボード PC-9801-120/123 については設定例をこの節の最後
に掲載しました。(PC-9821V13/V16/V20 が搭載しているのもこのボードかもし
れません。)
●PC カードモデム
代表的なものは RS-232C コントローラに 16550 を使用していると思われます。
MCD (おそらく MCD98HU.EXE) を組込み MCD版を使用します。ただし、MCD 組込
み前に PC カードドライバ(ソケットサービスとカードサービス)を CONFIG.SYS
に組み込んだ上で、PC カードサポートソフトウェアを使って割込み番号と I/O
ポート番号を割り当てるか確認する必要があるでしょう。
●拡張 RS-232C ボード(PC-9861K または互換品)
機種 :NEC PC-9861/K, Melco IND-S(9861互換モード),
IO-DATA PIO-9032A/B/C,AIWA B98-01
使用可否:標準版で使用できます
TEEN.DEF の [RS]200-203,214 を ボードに合わせて書き替えてく
ださい。
●拡張 RS-232C ボード(上記以外)
MCD の各ボードに対応するドライバを使用してください。
対応するドライバが見つからない場合は MCD98HU.EXE を試してみてください。
● Cバス用内蔵モデムボード PC-9801-120/123 の使用例
このボード(だと思います)は PC-9801FA で実際に使ってみたので設定例を掲載
します。
まず、ディップスイッチを次のように設定しました。
SW1-SW4 ON
SW5-SW6 OFF
「従来互換モード」「I/O 08B0-08B7」「INT 1」を選択したことになります。
ちなみにディップスイッチの設定値の意味は次の通りです。
------------------------------------------
SW1
ON 従来互換モード(非Plug & Play)
OFF Plug & Play モード
SW2 SW3 I/Oアドレス IRQリードバックI/O
ON ON 08B0-08B7 08BF
ON OFF 09B0-09B7 09BF
OFF ON 0AB0-0AB7 0ABF
OFF OFF 0BB0-0BB7 0BBF
SW4 SW5 割込み番号
ON ON INT0 (IRQ3)
ON OFF INT1 (IRQ5)
OFF ON INT2 (IRQ6)
OFF OFF INT5 (IRQ12)
SW6
OFF 常にOFF
------------------------------------------
MCD は MCD98HU.EXE を使用し、組込み時に以下のオプションを指定しました。
A008B0 I01 D0 B57600
この指定ではデバイスファイル名を指定しておらず、デフォルトの AUX1 がデ
バイスファイル名になります(デフォルトの名前は使用するドライバによって異な
ります)。 従って、TEEN.DEF の [RS]310 には
[RS]
310 'AUX1'
と記述しました。
■ 5. 問い合わせにあたってのお願い
どうしてもうまく動かない場合は、できる範囲で対応致します。以下の情報を連
絡して下さい。連絡先は TEEN.DOC に示しました。
・不具合の状況 ( エラーメッセージなども )
・パソコン本体の機種
・ MS-DOS のバージョン (NEC 製か EPSON 製かも含めて )
・ TEEN 標準版か MCD 版か
・ TEEN のバージョン
・モデムの機種
・使用した RS-232C インタフェース ( 標準内蔵 (25 ピンのコネクタ ),
2ndCCU(9 ピンのコネクタ ), 拡張 RS-232C ボードを使用した場合はその機種 )
・ MCD に与えたパラメータ (MCD 版の場合のみ )
・ MCD.EXE でモデムと通信できているか (MCD 版の場合のみ )
・使用したインターネットプロバイダ
TOPEN.EXE でプロバイダに接続できない場合は、さらに以下も送って下さい。こ
の場合はメールでご連絡ください。
・設定ファイル ( 必ずログイン名とパスワードを削除して下さい! )
・ TEEN 実行ログ
ログの作成方法を以下に示します。
・ TEEN 添付の TLOG.COM を常駐
・ TEEN.DEF の [LOG]100 を 1 にする。
[LOG]
100 1 ; ログの出力の有無 0.. 出力しない 1.. 出力する
・ TEEN を常駐
・ TEEN を使用する (TOPEN で接続を試みる等 )
・ TLOG /S ファイル名 でログを保存
TEEN 実行ログには、 TEEN がモデムあるいは接続先と送受信したデータの一部
が記録されています。 PPP 接続時のログイン名とパスワードはログには出力され
ないようになっています。
「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「
----------------------------------------------------------------------------
- 目 次 -
■ 1. TEEN 使用の一般的スタイル ....................................... 18
■ 2. 使用前の準備と設定 .............................................. 34
□ 2.1. 標準版と MCD 版の選択 ..................................... 36
□ 2.2. 必要なファイル ............................................ 44
□ 2.3. 環境変数の設定 ............................................ 69
□ 2.4. モデムの準備 .............................................. 78
□ 2.5. プロバイダーとの契約 ...................................... 110
□ 2.6. MCD の組込み (MCD 版のみ ) ................................ 132
◇ 2.6.1. MCD の組込み ........................................ 139
◇ 2.6.2. MCD のテスト ........................................ 165
□ 2.7. 設定ファイル TEEN.DEF の書き換え .......................... 198
◇ 2.7.1. ISET による設定 ..................................... 211
◇ 2.7.2. RS-232C 情報の設定 ( 標準版で拡張ボード使用時のみ ) . 223
◇ 2.7.3. 本体機種の設定 (PC-88VA,PC-98x1,FM-TOWNS 除く ) ..... 232
◇ 2.7.4. ソフトウェア割り込み番号の確認 ...................... 252
□ 2.8. TEEN を常駐してプロバイダへ接続してみる ................... 282
■ 3. よくあるトラブル ................................................ 323
■ 4. 標準版と MCD 版のどちらを使うか ................................. 329
■ 5. 問い合わせにあたってのお願い .................................... 505