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Text File  |  1996-09-26  |  4KB  |  86 lines

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  2. RSABIOS.COM
  3. ------------
  4.  
  5. RSABIOS.COMは子プロセスとして実行した後、BIOSが常駐するプログラムです。
  6.  
  7. ●MS-DOSへの組み込み/切り離し
  8.  
  9. (1)組み込み方法・その1
  10. MS-DOSのプロンプトより「RSABIOS.COM」を実行します。
  11. BIOSが常駐し、以降アプリケーションまたはドライバでBIOSを使用することができます。BIOSが常駐中に再び「RSABIOS.COM」を実行した場合は、何もせずに終了します。すでに組み込まれていたBIOSは、そのまま正常に動作します。
  12.  
  13. (2)組み込み方法・その2
  14. アプリケーションプログラムより「RSABIOS.COM」を子プロセスとして実行します。
  15. BIOSが常駐し、以降アプリケーションまたはドライバでBIOSを使用することができます。ただし、アプリケーションプログラムが終了するときに必ずBIOSを切り離してください。切り離さない場合、メインメモリ中に使用できない無駄な領域が生じます。なお、BIOSが常駐中に再び「RSABIOS.COM」を実行しても問題ありません。
  16.  
  17. (3)切り離し方法
  18. 「RSABIOS /R」(Rスイッチつき)をMS-DOSのプロンプト状態で実行するか、プログラム中から子プロセスとして実行します。
  19. BIOSが占有していたメモリを解放し、割り込みベクタ等の変更していた状態を元に戻し、終了します。BIOSが常駐していないときに「RSABIOS /R」を実行しても問題ありません。
  20.  
  21.  
  22. ●オプション
  23. RSABIOS.COMには以下のオプションがあります。
  24.  
  25. /Vxx    BIOSが使用するソフトウェア割り込み番号
  26. xxの範囲:16進数で40~7F
  27. ソフトウェア割り込み番号を指定します。このオプションを指定しない場合、ソフトウェア割り込み番号は60hとなります。他のソフトウェアが使用しているソフトウェア割り込み番号と重ならないように注意が必要です。
  28.  
  29. /R    BIOSの切り離し
  30. このオプションを指定することにより、BIOSが占有していたメモリを解放し、割り込みベクタ等の変更を元に戻し、BIOSを切り離します。ただし、デバイスドライバ型(RSABIOS.SYS)が組み込まれている場合には切り離すことはできません。
  31.  
  32. /Ixxxx    BIOSがタイマ割り込みに使用するボードのベースI/Oアドレス
  33. xxxxは割り込みを有効にしたボードのベースI/Oアドレスを4桁の16進数(半角)で指定します。xxxxの下位4ビットは0hでなければなりません。
  34. 【注意】ボードを2枚以上使用するときは、必ずこのオプションを指定します。
  35.  
  36. /N    メッセージの非表示
  37. このオプションを指定することにより、各メッセージが表示されなくなります。ただし、このオプションは一番先頭に記述してください。
  38.  
  39. /H または /?    ヘルプの表示
  40. このオプションを指定することにより、各オプションの説明が表示されます。
  41.  
  42. ●組み込み、切り離し時のメッセージ
  43. RSABIOS.COMの組み込み/切り離し時には、次のメッセージが表示されます。
  44.  
  45.     高速RS-232C BIOS Ver.x.xx
  46.     Copyright (C) 1996 I-O DATA DEVICE,INC.
  47.     xxxxxxxx
  48.  
  49. 処理結果はxxxxに表示されます。メッセージの内容と意味は以下の通りです。また、ドライバはメッセージを表示すると同時に対応したリターンコードを親プロセスに返します。
  50.  
  51. -----------------------------------------
  52. BIOSを組み込みました
  53. ソフトウェア割り込み INT xxh を使用します
  54. -----------------------------------------
  55. 正常にBIOSを組み込むことができました。リターンコードは0です。ただしプログラムの終了状態は03h(ファンクション31hによる終了)となりますから、終了ステータスは0300h(10進:768)となります。BIOSが使用するソフトウェア割り込み番号が表示されます。
  56.  
  57. --------------------
  58. BIOSを切り離しました
  59. --------------------
  60. 正常にBIOSを切り離すことができました。リターンコードは1です。
  61.  
  62. --------------------------------
  63. BIOSは、すでに組み込まれています
  64. --------------------------------
  65. ソフトウェア割り込み INT xxh が使用されています。
  66. BIOSを組み込もうとしましたが、すでにBIOSが常駐しているため、何もせずに終了しました。リターンコードは2です。すでに常駐しているBIOSが使用しているソフトウェア割り込み番号が表示されます。
  67.  
  68. ----------------------------
  69. BIOSは、組み込まれていません
  70. ----------------------------
  71. BIOSを切り離そうとしましたが、BIOSが常駐していないため、何もせずに終了しました。リターンコードは3です。
  72.  
  73. ----------------------------------------
  74. ソフトウェア割り込み INT xxh に
  75.     RSABIOS.SYSが組み込まれています
  76. BIOSを切り離すことはできません
  77. ----------------------------------------
  78. BIOSを切り離そうとしましたが、デバイスドライバ型BIOS(RSABIOS.SYS)が組み込まれているため、切り離すことができません。したがって、何もせずに終了しました。リターンコードは4です。
  79.  
  80. ----------------------------------
  81. オプションの記述に間違いがあります
  82. ドライバを組み込めません
  83. ----------------------------------
  84. ドライバを組み込もうとしましたが、オプションの記述に間違いがあるため、何もせずに終了しました。リターンコードは5です。
  85.  
  86.