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/ DOS/V Power Report 2000 May / VPR0005B.BIN / DRIVER / CANOPUS / PCPCI_ / pcpci_2.exe / README95.TXT < prev    next >
Text File  |  1999-01-14  |  28KB  |  472 lines

  1.                                                                 1999/01/14
  2.                                                                 Ver 1.17
  3.  
  4.  
  5. 『Power Capture PCI』をご使用になる皆様へ
  6.                                                             カノープス株式会社
  7.  
  8.  この度は、カノープスのビデオボード『Power Capture PCI』をお買い上げいただき、ありがとうございました。 このREADME.TXTには、Power Capture PCIに関してマニュアルに記載されていない事項について述べられています。今後Power Capture PCIが改訂された場合には、是非このREADME.TXTをご覧ください。
  9.  
  10.     Windows 95/98に付属の メモ帳 でこのドキュメントをご覧になっている方は、
  11.     「編集(E)」メニューの「右端で折り返す(W)」オプションをONにすると
  12.     読みやすくなります。
  13.  
  14.  
  15. このドキュメントの内容
  16.  
  17.     (1)  ご注意
  18.     (2)  サンプル画像ファイルの取り扱いについて
  19.     (3)  脱落の少ないキャプチャ及び再生をする方法について
  20.     (4)  オーバーレイ表示について
  21.     (5)  IRQ競合時の対応について
  22.     (6)  補足説明
  23.     (7)  制限事項
  24.     (8)  Windows 98での使用に当たって
  25.     (9)  マニュアルの訂正
  26.     (10) 登録商標および商標
  27.     (11) 変更履歴
  28.  
  29.  
  30.  
  31. (1)ご注意
  32.  
  33. ● 著作権にご注意ください。
  34. ・テレビ放送やビデオ等、他人の製作した映像をキャプチャした画像データは、個人として楽しむ以外は、著作権法上、権利者に無断では使用できません。また、個人として楽しむ目的であっても、複製が制限されている場合があります。キャプチャした画像データのご利用に対する責任は弊社では一切負いかねますのでご注意ください。
  35.  
  36. ●BIOS設定
  37. ・Plug and PlayをサポートしたBIOSを使用されている場合、BIOSセットアップの項目の中でPlug and Playに関係する設定があります。この中で、「ICUを使用する」という設定がある場合は、それを選択してください。また、Plug and PlayのOSを設定できるもので「Windows 95」もしくは「Windows 98」が選択できるものは、それを選択してください。
  38.  
  39. ・Plug and Play をサポートしていないBIOSを使用されている場合、PCIの割り込みを手動で設定する(PCIバスまたは、ISAバスで使用する割り込みを予約する)ものがあります。このタイプのBIOSで、PCIバスに複数枚のボードを使用する場合、その数だけPCIに割り当ててください。
  40.  
  41. また、各メーカー等から、BIOSのバージョンアップが行われている場合があります。特にPlug and PlayをサポートしていないBIOSを使用されている場合や、Windows 95が発売される以前に PC本体をご購入されている場合は各メーカーに問い合せてみてください。自作DOS/V機をご使用になられている場合は、各マザーボードのメーカーにお問い合わせください。また、インターネットにアクセスできる場合は、各マザーボードメーカーのFTPやWEBで最新のBIOSが公開されている場合がありますのでこちらもご確認ください。
  42. BIOSバージョンアップを行う場合は、説明書をよく読んで行ってください。
  43.  
  44. ●ケーブルの接続
  45. ・ビデオ機器またはPower Capture PCIの信号入力端子への接続がゆるんでいる場合は、正しくキャプチャできないことがありますので結線はしっかり行ってください。
  46.  
  47. ●ファイルの再生時に拡張子が .avi、.mpg 以外のファイルを指定した場合、”ロード出来ません”のメッセージが表示され再生することができません。
  48.  
  49. ●Power Capture PCI以外のキャプチャドライバを使用している場合、ビデオ出力されないことがあります。この場合は、キャプチャドライバをCapture Mapper 95でPower Capture PCIのキャプチャドライバに変更してください。
  50.  
  51. ●一部のIBM Aptiva H54/H55/H56/H64/H65/H75において、Power Capture PCIが正しく認識されない場合があります。その時はドライバディスクのPCAPENB.EXEを以下の通りにセットアップしてください。
  52.         1 ドライバディスクのENABLEフォルダにあるPCAPENB.EXEをWindows 95/98がインストールされているハードディスクにコピーしてください。
  53.         2 メモ帳等で以下の一行をAUTOEXEC.BATの最後に追加してください。
  54.                 C:\PCAPENB
  55.           C:\の部分はPCAPENB.EXEをコピーしたドライブ、フォルダ名に適宜変更してください。
  56.           <<例>>
  57.                 PCAPENB.EXEをC:\OPTIONにコピーした場合は以下のようになります。
  58.                         C:\OPTION\PCAPENB
  59.           <<注意>>
  60.                 この部分には長いファイル名は使用できません。
  61.         3 Windows 95/98を再起動してください。
  62.  
  63.  
  64.  
  65. (2)サンプル画像ファイルの取り扱いについて
  66.  
  67. ●Power Viewディスクの\SAMPLEフォルダの中の"FUJI.JPG", "NIGHT.JPG", "HILL.JPG"および"KOBE.JPG"の著作権、版権などの諸権利については、写真の撮影者である伊達淳一氏が保有しています。これらの画像データについては、個人として鑑賞する以外の目的のために著作者に無断で使用することはできません。
  68.  
  69.  
  70.  
  71. (3)脱落の少ないキャプチャ及び再生をする方法について
  72.  
  73. ●CPU への負担を軽減するためにプレビュー表示を行わないでください。
  74.  
  75. ●ハードディスクのデータが断片化している場合は、デフラグ等のツールを使用してハードディスクの最適化を行ってください。
  76.  
  77. ●キャプチャ開始OKのボタンを押す時は、ハードディスクにアクセスしていないか確認してください。
  78.  
  79. ●バスマスタ方式でハードディスクにデータ転送する場合、転送ムラが発生することがあります。I/O転送に切り替えることが可能な場合、そちらを使用してください。
  80.  
  81. ●内蔵IDEハードディスクにブロック転送モードの設定がある場合、Disableに設定してください。
  82.  
  83. ●オーディオと同時にキャプチャする場合、オーディオが優先されて転送されますので、オーディオのサンプリングレート等の設定によっては画像データが脱落することがあります。そのような場合はオーディオの設定を音質の低い方に設定してください。
  84.  
  85. ●Video Commander 32等のキャプチャアプリケーション以外のアプリケーションは閉じておいてください。(特にエクスプローラ等のファイル管理ソフト類は注意)。
  86.  
  87. ●キャプチャ先のドライブには、ドライブスペース等のファイル圧縮対象のドライブを選ばないようにしてください。
  88.  
  89. ●システムエージェントが稼動していると、キャプチャ、再生とも、パフォーマンスが落ちる可能性がありますのでサスペンドしておいてください。
  90.  
  91. ●Windows 95/98のシステムファイルが入っているドライブと別の高速なハードディスクを設け、キャプチャ専用とされることを推奨します。
  92.   推奨ハードディスク:QUANTUM社製 FB1280AT(IDE)
  93.  
  94. ●CD-ROMの自動挿入をOFFにしてください。
  95.   スタート -> 設定 -> コントロールパネル -> システム -> デバイスマネージャ -> CD-ROM -> 設定
  96.  
  97. ●補足説明の"再生時のコマ落ちについて"も参照してください。
  98.  
  99.  
  100.  
  101. (4)オーバーレイ表示について
  102.  
  103. ●オーバーレイ表示方法
  104.  
  105. 1 Direct Draw 対応グラフィックアクセラレータボードとの併用
  106. 対応アクセラレータボードとの併用で、オーバーレイ表示(※)ができるようになります。通常は、こちらの方法をおすすめします。
  107. 弊社製対応アクセラレータボード:
  108.     ・Power Window 3DV・SX・4MC
  109.      (Ver. 4.03.00.1105以上のドライバが必要です。弊社登録ユーザー様はドライバのアップデートで使用できるようになります)
  110.     ・Power Window DX・DX/4MC
  111.     ・Power Window GX/4VC
  112.     ・PWR128Pシリーズ
  113.     ・ZXR128シリーズ
  114.     ・SPECTRAシリーズ
  115. ※ ご使用になるアクセラレータボードにより、オーバーレイ可能な解像度、表示色数、リフレッシュレートは異なります。
  116.  
  117. 2 アナログビデオ入力を持つビデオオーバーレイボードとの併用
  118. ビデオ入力機能を持つオーバーレイボードの入力端子にPower Capture PCIのビデオ出力を接続し、ビデオオーバーレイアプリケーションを動作させることで可能になります。ただし、そのビデオオーバーレイ機能がキャプチャドライバを使用せず、単独でオーバーレイできることが条件になります。オーバーレイ機能がキャプチャドライバに含まれている場合は、キャプチャドライバを2つ以上登録できないために、 Power Capture PCIのキャプチャドライバを付属のCapture Mapper 95でオーバーレイ表示ボードのドライバと入れ替えてください。
  119.  
  120. ● Video Commander 32でのオーバーレイ表示について
  121. Video Commander 32で対応しているオーバーレイ表示は、上記1のタイプのみとなり、この場合のみオーバーレイ表示のコントロール(オーバーレイ表示のON、OFFやサイズ変更など)ができます。
  122.  
  123. ●オーバーレイ表示使用時の注意事項
  124. 弊社製アクセラレータボードに付属しているScreen ControlまたはPower Steering 95などの直接Windowsの画面モードを変更するユーティリティソフトは、オーバーレイ表示中に使用しないでください。
  125.  
  126. ●オーバーレイ表示機能使用時の画面の乱れについて
  127. オーバーレイ表示機能を使用しているとまれに、画面にノイズがでることがあります。
  128.  
  129. ●オーバーレイ表示機能使用時の文字のかすれについて
  130. オーバーレイ表示機能を使用しているとまれに文字がかすれる現象が起こります。このような現象が起きた場合にはMicrosoft Plus!の"スクリーンフォントの縁を滑らかにする"機能を使用しないでください。
  131.   スタート -> 設定 -> コントロールパネル -> 画面 -> Plus! -> スクリーンフォントの縁を滑らかにする
  132.  
  133. ●非圧縮キャプチャ中はオーバーレイ表示画面が停止します
  134.  
  135. ●ゲーム機を接続すると画面がくし状になる
  136. ゲーム機等は正規のNTSC信号を出力していません。ゲーム機等の出力をオーバーレイ表示させた場合、くし状に画面に映像が残ることがありますが、Motion JPEGでキャプチャしたファイルはオーバーレイで正常に再生表示されます。
  137.  
  138.  
  139.  
  140. (5)IRQ競合時の対応について
  141.  
  142. ●Power Capture PCIを実行させるに当たっては、単独で使用できるIRQが1つ必要となります。
  143. しかし、ご使用の環境に於いて単独のIRQを割り当てることができない場合は、下記手順に従ってIRQシェアリング対応のお試し版ドライバで一度お試しください。
  144.   なお、お試し版ドライバは弊社動作保証対象外となり、ご使用になった結果につきましては弊社では責任を負いかねますことをご了解の上、お使いください。
  145.  
  146.  (操作方法)
  147.      1 ドライバディスクのpwcpicfg.exeを起動します。
  148.      2 "割り込みの共有をする"にチェックを付けます。
  149.      3 OKボタンを押します。
  150.      4 表示にしたがってWindowsを再起動します。
  151.  
  152.  
  153.  
  154. (6)補足説明
  155.  
  156. ●ハードディスクのリード、ライト転送レートの測定結果は、純粋に計測結果のみを表示しています。
  157.  これに対し、最低JPEG圧縮率の計算は、ハードディスクの転送レートの測定結果だけをもとに算出されるのではなく、マザーボードのチップセットやその他の設定や環境も考慮しています。従って、転送レートの測定結果が同じ値でもマシンや環境が変わると最低JPEG圧縮率の算出値はそれに合わせて変化します。
  158.   また、最低JPEG圧縮率の計算は、あくまでも参考値として考えてください。実際のキャプチャでは、OSやVideo for Windowsおよびシステムの状態が複雑に関係してきます。これらが計算の誤差の要因となり食い違いがでることもありますのでご了承ください。
  159.   実際には、測定結果より高いデータ転送レートでキャプチャしてもコマ落ちしないこともあります。逆に低い場合でもコマ落ちすることもありますのでご注意ください。
  160.  
  161. ●ハードディスクの転送レート測定結果について
  162.  測定結果は、Windows 95/98の状態によって測定する度に若干変化します。従って、最低の圧縮率の計算結果等も若干変化しますので、この値は、大体の目安として考えてください。コマ落ちしないと表示されていてもコマ落ちする場合もありますし、その逆の場合もあります。また、圧縮ファイル対象ドライブについての転送レート測定は、正確にできませんのでご注意ください。
  163.  
  164. ●IRQについて
  165.  本ボードは、Plug and PlayによりBIOSで割り当てられた空いているIRQを1つ使用しますが、他のPCIボードと同一のIRQを共有することはできません。PCIバスのIRQは、ISAバスやシステムで使っていない空いているIRQが割り当てられるようになっています。例えば、ISAバスで多くのIRQを使用してPCIバス用に1つしか空いていないような場合で、かつ、本ボード以外のPCIボードもIRQを使用する場合は、BIOSによりそれぞれのボードに同じIRQが割り当てられます。このような場合は、本ボードが正常に動作できなくなりますので、ISAバスで使用するIRQを減らすようにボードを取り外すなどの変更をしてください。
  166.  
  167. ●リモコンのボタンの反応が鈍い場合
  168.  ファイル再生時にリモコンのボタンを押しても反応しなくなった時は、マウスの右ボタンを1度クリックして見てください。ボタンの反応がよくなることがあります。
  169.  
  170. ●Media Studio 2.5 Video Editionで作ったAVIファイルを再生するとコマ落ちが激しい
  171.  Media Studio 2.5 Video Editionのビューワーで再生せずに、全てのアプリケーションを閉じて、Video Commander 32かメディアプレーヤだけで再生してみてください。
  172.  
  173. ●VTR(ビデオデッキ等)で早送り、巻き戻し、ポーズ等をかけると画面がくずれる
  174.  VTRの早送り、巻き戻し、ポーズ状態では出力されているビデオ信号は通常のNTSC信号と多少異なります。キャプチャするには正規のNTSC信号を入力してください。
  175.  
  176. ●VTRのチャンネルを激しく切り替えると画面がくずれる
  177.  VTRのチャンネルを切り替えるときに出力されているビデオ信号は通常のNTSC信号と多少異なります。そのために画面がくずれる場合があります。
  178.  
  179. ●Video Commander 32を起動していない時のビデオ出力について
  180.  Video Commander 32を起動していない状態ではコンポジットビデオ出力にはVideo 1入力が、S-Video出力にはVideo 3入力がバイパスして出力されます。Video 2入力はバイパスされませんのでご注意ください。
  181.  
  182. ●再生速度のx3を選択しても再生速度が変化しない
  183.  オーディオと同時にキャプチャしている場合、Video for Windowsはオーディオを優先して再生させるために映像が追いつかなくなりスローになることがあります。そのような時はx3モードは使用しないでください。
  184.  
  185. ●正常にキャプチャ終了したのに再生すると早送りになる
  186.  オーディオと同時にキャプチャし、脱落フレームが大量に発生した場合、キャプチャ時間が設定より短いAVIファイルが作成されることがあります。このようなファイルは、再生すると早送りのようになります。圧縮率を現在より高めにするかキャプチャレートを下げてキャプチャし直してください。
  187.  
  188. ●プレビュー表示すると画面の色がおかしい
  189.  プレビューは画像をグラフィックで表示するために、Windowsの表示色数に依存します。Windowsの表示色数を6万色以上に設定してください。
  190.  
  191. ●動画キャプチャ時のインジケータ表示について
  192.  お使いのパソコン本体を始めとする環境によりましては、Power Capture PCIは取り込み処理を優先し、インジケータの進行が画面上では止まっているように見えることがありますが、キャプチャはOKボタンをクリック後から開始され、キャプチャ終了後にインジケータの進行が表示されます(圧縮率などによりましてはインジケータ表示が行われないこともあります)。
  193.  
  194. ●プレビュー表示中のキャプチャについて
  195.  WINDOWSフォルダにあるCANOPUS.INIの中のセクション
  196.  
  197.     [Video Commander 32 Capture]
  198.     PreviewStop=0
  199.  
  200.   の設定値を1に書き換えることにより、キャプチャステータス表示後にプレビュー表示を止めることができます。キャプチャ中はプレビュー表示は止まったままになりますが、脱落の少ないキャプチャができます(ビデオ出力は止まりません)。
  201.  
  202.  プレビューをONにしたままキャプチャを行うと、キャプチャステータス表示後キャプチャ開始のダイアログが出ないことがあります。このような場合、[Alt]キーを押すことによりダイアログが表示されますが、上記のキャプチャ中にプレビュー表示しない設定にしておくと、毎回[Alt]キーを押すことなくダイアログが表示されます。
  203.  
  204. ●Motion JPEG形式 のフルモーションキャプチャについて
  205.  Video for Windowsを使用し、フレームレート30fpsでキャプチャした時に、下記の様な現象が発生することがあります。
  206.  
  207. (コマ落ちの現象)
  208.  30fpsのキャプチャをすると約27秒毎に1フレームの脱落が発生することがあります。この間隔は、ビデオソースによって若干変化します。また、フレームレートを15fpsにすると、コマ落ちの時間間隔は、約2倍になります。音なしでも、この症状は発生します。ただし、このコマ落ちは連続するビデオフレームのデータが実際に欠落したのでなく、Video for Windowsがフレーム数を計算するために使用しているフレームレートと、実際のビデオ信号のフレームレートとの間にわずかな差があり、これをVideo for Windowsが一定の周期でコマ落ちが発生したと誤認していることが要因として考えられます。
  209.  
  210. (音ずれの現象)
  211.  音と一緒に長時間キャプチャしたファイルを再生すると、絵と音の時間がずれてくることがあります。
  212.  
  213. これらの現象は、Video for Windowsの制限からくるもので、ドライバの対応だけでは限度があり、2つの現象を同時に解決することは残念ながらできません。
  214.  
  215.  そこで、これらの現象に対応した下記の2種類のキャプチャドライバを用意しましたので、用途によって、どちらを優先して対策するかを決めていただいて、それに合わせてドライバを使い分けてください。
  216.   a)コマ落ち対策ドライバ:Driver Diskの\VCAP\FULLフォルダのPWCPVCAP.DRV
  217.     本来の転送レート、サイズ等の理論的な原因がない限り、コマ落ちはしませんが、場合によっては、音と絵の再生の時間が若干ずれることがあります。
  218.  
  219.   b)音ずれ対策ドライバ:Driver Diskの\VCAP\SYNCフォルダのPWCPVCAP.DRV
  220.     音と絵の再生の時間が正しく同期が取れており、時間のずれは起きません。ただし、本来の転送レート、サイズ以外で問題がない場合でも約27秒周期でコマ落ちが発生する可能性があります。
  221.  
  222. セットアップ終了後は、a)のドライバがインストールされるようになっています。
  223.  
  224. ドライバの変更方法
  225.  2種類のドライバは、異なる上記のフォルダに同じファイル名PWCPVCAP.DRVで入っています。
  226.  Power Capture PCI関係のアプリケーションを起動していない状態で、エクスプローラなどを使って、必要とする方のファイルをwindows\systemフォルダにコピーしてください。
  227.  
  228. ●正しくないJPEGデータをグラフィック再生するとハングアップする
  229.  JPEGのデータを可能な限り高速に展開するためにデータの検証は必要最小限しか行っておりません。入力ソースを調整してもハングアップしてしまう場合にはRegistryを以下のように設定してください。ただし、この設定を行うとJPEGのデータ展開が遅くなります、また、不正なフレームは真っ白の映像に展開されます。
  230.     \\HKEY_CURRENT_USER\Software\\CANOPUS\\pvmjpeg
  231.         CheckJPEGData = 1(dword)
  232.  
  233. ●連続フレームキャプチャ設定にファイルサイズボタンが無い
  234.  連続フレームキャプチャ設定からファイルサイズボタンを取りました。ファイルサイズを1MByteより大きく設定するとキャプチャ性能が悪くなるため、バージョン1.10から必ずファイルサイズの初期値を1MByteにしました。
  235.  
  236. ●既存のファイルにキャプチャするように設定し、キャプチャスタートのダイアログでキャンセルを押したのにファイルが消えた
  237.  既存ファイルにキャプチャする場合に上書きの確認後は既存ファイルは削除されます。
  238.  
  239. ●他の弊社製品のアンインストール
  240.  他の弊社製品をアンインストールすると、共通モジュールが削除されてしまう場合があり、Power Capture PCIが正しく動作しなくなる場合があります。その場合はPower Capture PCIのドライバとアプリケーションを再度インストールしてください。
  241.  
  242. ●再生時のコマ落ちについて
  243.   再生時にコマが落ちてしまう問題を解決するには以下のことを行ってください。
  244.   なお、お使いのコンピュータの環境にもよりますが、64MByte以上のメモリ容量を推奨します。
  245.   1) Video Commander 32のオプションの"再生コマ落ち対策ドライバを使用する"をチェックする。
  246.      このドライバを使用する事により1GByteを超えるAVIファイルを再生する事ができます。
  247.      制限事項
  248.      + Motion JPEG以外のAVIファイルおよびグラフィック再生はできません。Video Commander 32で非圧縮などを再生しようとすると"ファイルが開けませんでした"のエラーが出ます。
  249.      + ファイルの形式やお使いの環境によっては正しく再生できない場合があります。
  250.  
  251.   2) Video Commander 32のオプションの"再生ドライバの為にメモリを確保する"をチェックする。
  252.      制限事項
  253.      + Windows起動時に8MByteのメモリを確保します。
  254.  
  255.   3) 仮想メモリを使用しない。
  256.      スタート -> 設定 -> コントロールパネル -> システム -> パフォーマンス -> 仮想メモリ -> 自分で設定する -> 仮想メモリを使わない
  257.      制限事項
  258.      + お使いのコンピュータの環境によっては正しく動作しない可能性があります。
  259.  
  260. ●カラー信号の無い入力映像を使用する場合
  261.  カラー信号の無い入力映像を使用する場合、WINDOWSフォルダのCANOPUS.INIに以下の設定をおこなってください。
  262.     [pwcpvcap]
  263.     NoColorSignal=1
  264.  
  265.  
  266.  
  267. (7)制限事項
  268.  
  269. ●Video Commander 32でVIDEO-CDやCD-Iの再生は行えません
  270.  お使いのCD-ROMドライブがVIDEO-CDの再生に対応しているのであれば、メディアプレーヤーで再生することが可能です。
  271.  
  272. ●Power Capture PCIでの静止画像ファイルへの保存について
  273.  Power Capture PCIで静止画像ファイルに保存すると、再生しているサイズに関係なく等倍でキャプチャします。
  274.  
  275. ●Power Capture PCIの非圧縮RGBキャプチャについて
  276.  非圧縮RGBキャプチャを選択した場合、PCの環境により動きの速いシーンで画面にノイズが出ることがあります。この症状は、マザーボードのチップセットにより程度が変わります。
  277.  
  278. ●Power Capture PCIの再生について
  279.  低い圧縮率で映像の切り替わりの激しい物をキャプチャした場合、正しく再生できない場合があります。
  280.  
  281. ●1GByteを超えるAVIファイルの再生について
  282.  Windows 95/98の制限事項により、1GByteを超えた後のデータは再生できません。
  283. そのため、キャプチャ時には、1GByteを超えるファイルを作成することはできますが、再生ができませんので1GByteを超えるようなAVIファイルを作らないようにしてください。
  284.  なお、1GByteを超えるAVIファイルであっても Ver1.11 からサポートされた"再生コマ落ち対策ドライバ”を使用することで再生可能となります。このドライバをご使用いただける環境をお持ちの方は、一度お試しください。
  285. ※「(6)補足説明 - 再生時のコマ落ちについて」も併せてご覧ください。
  286.  
  287. ●ビデオ入出力自動切換えタイプのTVモニタについて
  288.  一部の液晶付きのビデオカメラ等には、ビデオのコネクタが一つで入出力を信号の状態により自動切換えする製品があります。このような製品をビデオ出力時のTVモニタとして使用すると正常に表示できないことがあります。このような場合は、TVモニタを交換してください。
  289.  
  290.  
  291.  
  292. (8)Windows 98での使用に当たって
  293. ●Power Capture PCIをWindows 95にインストールしてある環境をWindows 98にバージョンアップした場合に、Power Capture PCIが正しく動作しない場合があります。このような場合は、一度デバイスマネージャからPower Capture PCIを削除し、Windowsを再起動してください。
  294.   スタート -> 設定 -> コントロールパネル -> システム -> デバイスマネージャ -> サウンド、ビデオ、およびゲームのコントローラ -> Power Capture PCI -> 削除 -> OK
  295.  
  296.  
  297.  
  298.  
  299. (9)マニュアルの訂正
  300. ●User's Manual(Version 1.0/J)p.39 トラブルシューティング
  301.   誤:[Video Commander Capture]
  302.   正:[Video Commander 32 Capture]
  303.  
  304.  
  305.  
  306. (10)登録商標および商標
  307. ●WindowsおよびMicrosoftは米国Microsoft Corporationの登録商標です。
  308. ●その他の商品名は各社の商標または登録商標です。
  309.  
  310.  
  311.  
  312. (11)変更履歴
  313.  
  314. この履歴中に記されているバージョン番号は、製品全体としてのバージョン番号です。各アプリケーション、ドライバのファイル単体としてのバージョン番号は、製品のバージョン番号とは異なる場合があります。
  315.  
  316. -------------------------------
  317. ● 1.00     Release: 1996/08/01
  318. -------------------------------
  319. 最初のリリース。
  320.  
  321. -------------------------------
  322. ● 1.01     Release: 1996/10/07
  323. -------------------------------
  324. [Video Commander 32]
  325.   ●ActiveMovieのMPEGドライバに対応しました。
  326.   ●MPEGドライバがCompCore以外の場合にAVIファイルの静止画保存できない問題を解決しました。
  327.   ●キャプチャファイルを指定するところで、".AVI"をつけない場合に正しくキャプチャできない問題を解決しました。
  328. [ドライバ]
  329.   ●再生時にまれに「このプログラムは不正な処理を行ったので強制終了されます。......」 というエラーがでる問題を解決しました。
  330.   ●新たに、TVサイズ(小)、TVサイズ、ワイドTVのサイズをキャプチャできるようにしました。
  331.   ●キャプチャレートを小数第三桁まで対応しました。例:29.975fps
  332.   ●キャプチャ中に不正な信号を入力された場合に対応しました。
  333.   ●キャプチャフォーマットの選択のダイアログのデザインを変更しました。
  334.   ●ソフトウェアのみでMotion JPEGが再生できるドライバを新たに添付しました。ファイルはドライバディスクのMJPGDEC2フォルダにあります。
  335.   ●富士通FMVシリーズの一部の機種で動作しなかった問題を解決しました。
  336. [その他]
  337.   ●Power Capture PCIの動作環境をチェックするPCAPCHK.EXEを添付しました。PCAPCHK.EXEはPCIVIEW.EXEの機能を包含しているため、PCIVIEW.EXEを添付ファイルから外しました。
  338.  
  339. -------------------------------
  340. ● 1.02     Release: 1996/10/23
  341. -------------------------------
  342. [ドライバ]
  343.   ●カラー信号の無い入力映像に対応しました。
  344.   ●電源投入後、ビデオ出力がまれに左に寄ってしまう問題を解決しました。
  345. [その他]
  346.   ●Version 1.00にVersion 1.01を上書きインストールするとCINEMA95.DLLが正しく書き換わらない問題を解決しました。
  347.  
  348. -------------------------------
  349. ● 1.03     Release: 1996/11/05
  350. -------------------------------
  351. [ドライバ]
  352.   ●一部の機種で正しくキャプチャできない問題を解決しました。
  353.  
  354. -------------------------------
  355. ● 1.10     Release: 1997/01/31
  356. -------------------------------
  357. [全般]
  358.   ●対応アクセラレータボードとの併用で、最大1024x768ドット(※)の画面にオーバーレイ表示ができるようになりました。
  359. 弊社製対応アクセラレータボード:
  360.     ・Power Window 3DV・SX・4MC
  361.      (Ver. 4.03.00.1105以上のドライバが必要です。弊社登録ユーザー様はドライバのアップデートで使用できるようになります)
  362.     ・Power Window DX・DX/4MC
  363. ※ 色数、リフレッシュレートの設定によってはオーバーレイ表示できない場合もあります。
  364.  
  365. [ドライバ]
  366.   ●再生時、まれにハングアップする問題を解決しました。
  367.   ●グラフィック再生等のときにJPEGのデータが正しいかどうかを検証できるようにしました。
  368.   ●キャプチャフォーマットの設定ダイアログで、前回選択されていたドライブが存在しないときに空き容量が正しく表示されない問題を解決しました。
  369.   ●正しくないJPEG データを、グラフィック再生するとハングアップする不具合の対策を、CANOPUS.INIファイルの変更によりできるようになりました。
  370.  
  371. [Video Commander 32]
  372.   ●ファイルサイズを1MByteより大きく設定するとキャプチャ性能が悪くなるため、連続フレームキャプチャ設定からファイルサイズボタンを取りました。
  373.  
  374. -------------------------------
  375. ● 1.11     Release: 1997/04/04
  376. -------------------------------
  377. [ドライバ]
  378.   ●オーバーレイ表示が可能でない場合でも、可能と動作する場合があった問題を解決しました。
  379.   ●一部のPCでハングアップする問題を解決しました。
  380.   ●再生時のコマ落ちを軽減しました。
  381.  
  382. [Video Commander 32]
  383.   ●"ビデオキャプチャに関する基本操作手順"を表示するようにしました。
  384.   ●再生のコマ落ち対策ドライバに対応しました。
  385.  
  386. -------------------------------
  387. ● 1.12     Release: 1997/09/05
  388. -------------------------------
  389. [ドライバ]
  390.   ●ソフトウェアのJPEG CODEC(グラフィック再生等)を32bit versionにしました。
  391.   ●ソフトウェアのみでMotion JPEGが再生できる32bitドライバを添付しました。ファイルはドライバディスクのPVDMJPEGフォルダにあります。
  392.   ●DirectDrawがインストールされていない環境で動作しない不具合を修正しました。
  393.   ●Motion JPEGのフォーマットを自動認識するようにし、再生モードのオプションからスイッチを取り除きました。
  394.   ●再生時にまれにハングアップする問題を解決しました。
  395.   ●特定の環境でオーバーレイ表示をするとハングアップするため、その環境ではオーバーレイ表示を禁止しました。
  396.   ●GDIのリソースが正しく開放されていない問題を解決しました。
  397.   ●Windows終了時にまれに、ハングアップする問題を解決しました。
  398.   ●ボリュームが0になってしまう問題を解決しました。
  399.   ●コマ落ち対策ドライバで再生できるAVIの形式を増やしました。
  400.  
  401. [Video Commander 32]
  402.   ●ライブビデオの静止画保存が可能になりました。
  403.   ●静止画保存のダイアログで、プレビュー表示するようにしました。
  404.   ●再生・ライブビデオウィンドウのキャプションに、ビデオソース、解像度を表示するようにしました。
  405.   ●リモコンウィンドウの[Size]ボタンで表示されるポップアップメニューでは、現在の再生ウィンドウの倍率をあらわすチェックマークをつけないようにしました。
  406.   ●[Option]の項目に[ファイルの末尾に連番を付ける]を追加しました。この項目をチェックすることで、ファイル名の末尾に数字をつけて保存すると、次にファイルを保存する時に自動的に数字+1のファイル名で保存します。
  407.   ●[常にトップに表示]でリモコンとともに、再生ウィンドウも常にトップにするようにしました。
  408.  
  409.  
  410. -------------------------------
  411. ● 1.13     Release: 1997/09/09
  412. -------------------------------
  413. [SETUP]
  414.   ●SETUPで正しくインストールされない場合がある問題を解決しました。
  415.  
  416.  
  417. -------------------------------
  418. ● 1.14     Release: 1998/04/10
  419. -------------------------------
  420. [ドライバ]
  421.   ●ソフトウェアのJPEG CODECでまれに正しくないJPEGが出力される問題を解決しました。
  422.   ●インストール直後の"色合い"が正しくない問題を解決しました。
  423.   ●ActiveMovie Playerで再生するとハングアップする問題を解決しました。
  424.   ●編集ソフトなどで、再生させるとまれにハングアップする問題を解決しました。
  425.   ●コマ落ち対策ドライバ使用時に映像の最後にスライドさせるとまれにハングアップする問題を解決しました。
  426.   ●Windows 95 OSR2以降で128MByteを超えるメモリを搭載している場合に起動しない問題を解決しました。
  427.   ●PWR128PSeries等でフルカラーに設定した場合に正しくオーバーレイ表示されない問題を解決しました。
  428.   ●非圧縮の640x240で正しくキャプチャできない問題を解決しました。
  429.   ●割り込み共有の為のお試し版ドライバを添付しました。詳しくは"(5)IRQ競合時の対応について"を参照してください。
  430.   ●MMX搭載パソコンにおいて、JPEGデータが正しく展開できない場合がある問題を解決しました。
  431.  
  432. [Video Commander 32]
  433.   ●ポーズボタンを押してもポーズが解除できない問題を解決しました。
  434.   ●ウィンドウをフルスクリーン表示して元に戻したとき、元の位置に戻らない問題を解決しました。
  435.   ●オプションウィンドウで、「プレビュー・オーバーレイの設定」を「プレビュー表示する」に変更して、[キャンセル] ボタンで閉じるとまれにウィンドウが正しくないサイズで表示される問題を解決しました。
  436.  
  437.  
  438. -------------------------------
  439. ● 1.15     Release: 1998/06/29
  440. -------------------------------
  441. [ドライバ]
  442.   ●Windows 98で動作するように修正しました。
  443.  
  444. [Video Commander 32]
  445.   ●オプションウィンドウの「ファイル名の末尾の数字を連番扱いにする」、「静止画キャプチャ時にファイル名選択ダイアログボックスを開く」の両方を有効にしないと、静止画キャプチャ時に、既存のファイルに上書きしてしまう問題を解決しました。
  446.   ●Motion JPEG形式AVIファイルの内部データによってはビデオ出力やオーバーレイ表示ができないことがある問題を解決しました。
  447.  
  448.  
  449. -------------------------------
  450. ● 1.16     Release: 1998/07/09
  451. -------------------------------
  452. [Video Commander 32]
  453.   ●MPEGファイルを再生すると一般保護違反になる問題を解決しました。
  454.  
  455.  
  456. -------------------------------
  457. ● 1.17     Release: 1999/01/14
  458. -------------------------------
  459. [ドライバ]
  460.  ●0.1FPSの再生ができなかった問題を解決しました。
  461.   ●一部の環境でオーバーレイが正しく表示されない問題を解決しました。
  462.   ●ある環境でグラフィック再生イメージが上下反転する問題を解決しました。
  463.   ●オーバーレイをしていて非圧縮でキャプチャするとまれにハングアップする問題を解決しました。
  464.   ●ある特定のフレームレートでキャプチャすると内部の計算誤差により正しくキャプチャできない場合がある問題を解決しました。
  465.  
  466. [Video Commander 32]
  467.   ●起動直後、AVIファイルをDrag and Dropした際、コマ落ち対策ドライバで再生できない問題を解決しました。
  468.  
  469.  
  470. 以上
  471.  
  472.