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1999-10-14
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25KB
|
471 lines
3Com (R) Corporation
3C90X Fast EtherLink XL/EtherLink XLバスマスタ NIC ファミリ用
EtherDisk (R) ディスケット
リリース・ノート
この EtherDisk XL ディスケットは、共通のドライバ・セットを持つ 3Com のバス・マ
スタリング PCI ネットワーク NIC 製品 (Fast EtherLink XL 10/100BASE-TX NIC、
EtherLink XL PCI TPO/COMBO NIC など) をサポートします。この製品の主な特長は次
のとおりです。
- 高性能パラレル・タスキング・アーキテクチャを使用
- バス・マスタリングによる CPU 利用率の低下 とシステム・パフォーマンスの向上
- AutoLink(TM) プログラムによるインストレーションの自動化。メディア・タイプ
自動選択 (EtherLink XL バス マスター NIC 用) およびリンク・スピード自動
選択 (Fast EtherLink XL NIC 用)
- NetWare、NDIS 2.01、NDIS 3.0、NDIS 4.0 など多品種のドライバをサポート
- SNMP 管理機能
- 永久保証
- 10/100 Mbps 交換回線では全二重モード(Full Duplex) の使用が可能
リリース・ノートについて
--------------------------------------------
このファイルには、リリース・ノートが含まれています。
3Com の Fast EtherLink XL / EtherLink XL バスマスタ NIC のパフォーマンスを
最大限利用するために知っておく必要のある内容ですので、製品をご利用になる前に
よくお読みください。これらの情報は、3Com の CompuServe フォーラム(3ComForum:
英語のみ) 、3Com BBS (電子掲示板システム)、3Com の World Wide Web サイト
(http://www.3com.co.jp) を介して定期的に更新されています。
リリース・ノート
-------------
Windows 95 上で発生しうる共有割り込みの問題
-------------------------------------------
Windows 95 上で、複数の PCI NIC (EtherLink XL を含む) に同じ IRQ(割
込み要求)値を割り当ててインストールすると、画面が青色になるエラーが発
生したり、システムが際限なく再起動を繰り返すようになることがあるなど、
正常に動作しなくなる場合があります。これは、デバイスマネージャや 3Com
NIC 診断プログラムが、 NIC を使用可能もしくは使用不可にすることに起因
しています。この問題は、別の製造元による PCI ネットワーク・カードでも発
生することが報告されています。この問題を解消させるには、各 NIC に同じ
IRQ 値を設定しないで、それぞれに別個の値を持たせるようにします。NIC へ
の PCI IRQ 値の割り当て変更は、コンピュータの BIOS または、コンピュー
タの製造元が供給するユーティリティによって行います。詳細については、コ
ンピュータに付属のマニュアルを参照するか、コンピュータの製造元に問い合
わせてください。
Windows NT 4.0 のミニポート・ドライバとの互換性に関する問題
----------------------------------------------------------
Microsoft Windows NT 4.0 上でミニポート・ドライバを実行させると、マルチ
プロセッサ・サーバ (複数の CPU を持つサーバ) において、システムがシャッ
トダウンしてしまうことがあります。これは 3Com の 3C90X.SYS ミニポート・
ドライバに限らず、他のミニポート・ドライバでも Microsoft Windows NT 4.0
上で発生する問題ですが、Microsoft から提供されている SRV.SYS ドライバ
を使うと解決できます。SRV.SYS ドライバは、インターネット上にある
Microsoft のホームページからダウンロードできる
Microsoft Windows NT 4.0 Service Pack #1 に含まれています。
Compaq Proliant 5000 におけるスプリアス・ハードウェア割り込み
--------------------------------------------------------
Compaq Proliant 5000 をサーバーとして使用した際、スプリアス割り込みに
関する警告メッセージが数多く表示されることがありますが、それらは通常の
動作には全く影響を及ぼさないため、無視してもかまいません。そのような警
告メッセージは、他メーカーの NIC を使う場合でも表示されることがありま
す。
Windows NT システムでドライバを停止する
-------------------------------------------
Windows NT で、システム中にプロトコルがインストールされていない状態で
ドライバを停止すると、システムがクラッシュして画面が青くなり、再起動す
る必要を生じることがあります。Microsoft は Windows NT 中に問題のあるこ
とを認め、近い将来リリースされる Service Pack 2.0 での改善を約束してい
ます。この問題の発生を避けるには、最低でも 1 つのプロトコルをロードし
ておく必要があります。そうすると、Windows NT がドライバの停止を許可し
なくなり、問題も発生しなくなります。
HP NetServers での Fast EtherLink XL NIC のパフォーマンスについて
----------------------------------------------------------------
HP NetServers と Fast EtherLink XL NIC のテストから、NetServer の BIOS
をカスタム化すると、パフォーマンスを最適化できることが知られています。
カスタム化するためには、NetServer の BIOS 中で [Advanced Chipset Setup]
にアクセスし、[DRAM Buffer Write] を 0 に、[Snoop Ahead] を 1 に設定し
ます。
注意: この情報は、HP NetServer 466 LF と 466 LC でのテストに基づきます
が、他の機種の NetServer にも該当すると思われます。
DOS ベースのドライバとのウォーム・ブーティング
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3Com は、<CTRL><ALT><DEL> を使用してもコンピュータを再起動しても、
PCI BUS をリセットできないシステムがあることを確認しています。「ウォー
ム・ブート」が発生して、システムが PCI Bus をリセットしなかった場合、
3C90X Fast EtherLink XL/EtherLink XL バスマスタ NIC ファミリは起動状態
にあり続けるので、ドライバがリロードされる前にネットワーク活動が発生す
ると障害が発生する場合があります。この問題は、システムに障害が発生した
際に、リセットボタンを備えているシステムではこれを押すことで、または、
システムを再起動する前に、いったん、電源を完全に切断することで避けるこ
とができます。
Compaq Prolinea 575 を使用する場合
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Compaq Prolinea 575 を使用する場合、BIOS のバージョンによって、問題を
生じることがあります。システム BIOS が 1997 年 11 月 18 日のバージョン
の場合には、より新しいバージョンのものにアップデートする必要がありま
す。システム BIOS (システム ROM) のバージョンを確認するには、Compaq
Prolinea 575 Configuration and Diagnostics ユーティリティを使います。
ROM バージョンの確認とアップデート、および最新版のシステム ROM ソフト
ウェアの入手方法に関する情報は、Compaq Prolinea に付属のマニュアルの記
述を参照してください。
診断を実行した後に、ネットワークの接続を使用できない
-----------------------------------------------------------
Etherlink XL 3C900-Combo NIC を使用している場合に、Windows ベースの
3Com NIC 診断に搭載されている診断テストを実行すると、ネットワークとの
接続が失われ、新たに接続できなくなるという障害が生じることが分かってい
ます。これは、システムを再起動することで修正できます。
OS/2 Warp のインストレーションに関する問題
------------------------------------------
3Comは、初期にリリースされた OS/2 Warp 3.0 をインストールする際に、
LAPS が間違って 3C90X NIC をインストールする場合があることを確認してい
ます。この問題が生じると、マシンを再起動する際に次のメッセージが表示さ
れます。
LT00042: The EL90XIO2_nif MAC was not able to bind.
Return code = 0x22
PR00025: An error occurred when the program tried to bind
LANDD to EL90XIO2_nif
この問題を解決するには、PROTOCOL.INI ファイルを編集して、次のセクショ
ンに移動します。
[EL90XIO2_nif]
次に、以下のように行を変更します。
DriverName = EL9X$ から DriverName = EL90X$
注意: この問題は初期のリリースの OS/2 Warp 3.0 に発生し、以降のリリース
ではこの問題は発生しません。
Windows NT と S3 ビデオ・ドライバ
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テストの際に、3Com は、S3 ビデオ・ドライバと 2 次 PCI バスにインストー
ルされている I/0 デバイスをマップしている PCI メモリを含んでいる
Windows NT に問題が生じることを確認しています。Windows NT の初期化の際
にシステムがロックされてしまうという兆候があります。
この問題は、3C905B と Windows NT 4.0 と Service Pack 3 を併用している
Dell OptiPlex GXPro 6/180 で観察されています。S3 Trio64V+ (765DRV -
バージョン 2.00.18) 用のビデオ・ドライバを更新することで、この問題を解
決できます。この問題は、3C905B を 1 次 PCI バスにインストールするか、
Service Pack 3 を削除することでも解決できます。
NT 用 Service Pack 3 に含まれる S3 ドライバには、PCI ブリッジ・チップ内
の要求されていないメモリ・スペースに書き込みを行ってしまい、NT を不安定
にしてしまったり、フリーズさせてしまうといった問題があります。
NetServer LS2 5/166 と Windows NT4.0 と Service Pack 3 が動作
--------------------------------------------------------------
している 3C90XB NIC
--------------------
3Com は、3C90XB NIC を NetServer LS2 5/166 の 2 次 PCI バスにインスト
ールすると、マシンが断続的にハングする場合があることを確認しています。
マウス・ポインタがロックしたり、砂時計になったままになったり、プログラ
ムを一切実行できなくなったりするといった兆候が見られます。しかし、
NIC を 1 次 PCI バスにインストールすると、Windows NT 4.0 は問題なく機
能します。この障害は、NetServer のこのモデルにだけ発生して、
NetServer 製品の他の製品では発生しません。現在、3Com は HP と協力して
この問題の解決にあたっています。
NetWare 4.1 が動作している 82440LX チップ・セットを搭載している SNI マ
---------------------------------------------------------------------
シンを使用すると、スタック・オーバーフロー・エラーのためにサーバが異常終了
----------------------------------------------------------------------
してしまう
----------
440LX チップ・セットを搭載している SNI マシンに、Adaptec SCSI カードと
3C90XB NIC をインストールした状態で NetWare を実行した際に、スタック・
オーバーフロー・エラーが発生した場合は、Adaptec か SNI に連絡して、使用
しているマシン用の最新の SCSI ドライバを入手してください。
3C905 と 3C905B を使用した Win95/ Win95 OSR2 の無人インストレーション
---------------------------------------------------------------------
Windows 95 や Windows 95 OSR2 の無人インストレーションを、3C90X NIC を
使用して行う場合、例外 OE エラー(exception OE error)が生じる場合があ
ります。これは、重大なエラーではなく、どれかのキーを押すことで迂回する
ことができますが、3Com は、Web サイト、www.3com.com、から NIC インスト
ール・ファイルのカスタマイズ・バージョンをダウンロードすることをお勧めし
ています。このファイルには、無人インストレーションを行う方法が記載され
たリードミー (readme) とカスタマイズされた NIC インストレーション・ファ
イルが含まれます。インストール方法の詳細は、Windows 95 リソース・キット
か Microsoft の Web サイト、www.microsoft.com、を参照してください。
HP Vectra VL 5200
-----------------
3Com は、テストの際に、Windows 95 OSR 2 (バージョン b) の下で NDIS 4
ドライバを使用している 3C905B NIC のために PC が Safe Mode で起動して
しまうことを観察しています。この問題の解決方法は見つかっておらず、
3Com では、3C905B NIC のこの PC で使用しないことを推奨しています。
DOS 診断の 3C905B と Gateway E-3000 の互換性について
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3Com の DOS 診断プログラムをインストールした際に、3C905B NIC と
Gateway E-3000 シリーズに互換性がないことが分かりました。3Com は、この
問題が生じた場合は、弊社の Windows ベースの診断プログラムを使用するこ
とを推奨しています。Windows 診断プログラムがエラーなく動作することは確
認済みです。
3C905B-TX-NM と Zenith Z STATION-VP の互換性に付いて
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3Com は、Pentium 75 プロセッサと AMI BIOS 1994 v4.06 と搭載している
Zenith Z STATION-VP が 3C905B-TX-NM NIC を正しく認識しないことを確認し
ています。現時点では、この問題の解決方法は見つかっておらず、この PC に
は 3C905B-TX NIC を使用することを 3Com は推奨しています。
3C905(B) ファミリは NEC PowerMate P2200: P5 200Mhz ではサポ
----------------------------------------------------------
ートされていない
----------------
3Com は、3C905(B) ファミリと NEC PowerMate P2200: P5 200Mhz に互換性が
ないことを確認しています。テストの際に、断続的なネットワーク接続エラー
が観察されましたが、現時点では解決方法は見つかっていません。3Com は、
3D905 や 3C905B ファミリをこの PC では使用しないよう推奨しています。
[Remote Wake Up] の手動による変更
---------------------------------
ユーザ・ガイドのページ 5-1 に、[Remote Wake Up] のデフォルトで有効に設
定してくださいと記載されています。[Remote Wake Up] は、あらかじめ有効
に設定されています。
3Com PCI NIC のインストレーションに関するヒント
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PCI NIC を PIC スロットにインストールする
-----------------------------------------
1. コンピュータに NIC を取り付けます。作業手順については、コン
ピュータに付属のマニュアルを参照してください。
2. コンピュータを起動します。通常、PCI コンピュータは NIC を自動
的に設定します。自動的に設定されない場合には、NIC が使えるよう
にコンピュータを手動で設定する必要があります。詳細については次
項の説明を参照してください。
インストール中に問題の発生した場合
----------------------------------
PCI コンピュータによっては、PCI NIC をインストールするために追加的
な設定操作を行う必要のあるものがあります。その場合には、次の手順で
対処します。
1. 使用しているコンピュータの製造元に問い合わせて、最新版の BIOS
が搭載されていることを確認します。以下に、PCI システム製造元の
連絡先をいくつか記載します(米国のみ)。
会社名 電話 注記 / Web サイト
ALR* (800) 257-1230 www.alr.com/service/support
/support.hml
Ambra* (800) 465-2227 なし
AST* (800) 727-1278 www.ast.com/americas/files.html
AT&T* (800) 543-9935 www.ncr.com/support/pc/pcdesc
(800) 531-2222 /machines.html
Compaq* (800) 652-6672 www.compaq.com/support/files
(800) 345-1518 /compaq.html
注意: Compaq DeskPRO XL で良好なパフォーマンスを得るためには、
1994 年 10 月以降の日付のある BIOS を使う必要があります。
Dell* (800) 626-4308 www.dell.com/
(800) 624-9896
Digital (800) 354-9000 www.dec.com/
Equipment*
Gateway* (800) 846-2070 www.gateway2000.com/
(800) 846-2301
Hewlett- (800) 322-HPPC www.hp.com/cposupport
Packard* (800) 752-0900 /cpoindex.html
IBM* (800) IBM-3333 www.pcco.ibm.com/
Micron* (800) 438-3343 www.mei.micron.com/services/bbs
/techbbs.htm
Packard (800) 733-4411 www.packardbell.com/gfx/support
Bell* /support.html
Unisys* (800) 328-0440 www.pc.unisys.com/
Zenith* (800) 227-3360 www.zds.com/htdocs/zds/htm
/files.htm
ZEOS* (800) 554-7172 www.mei.micron.com/Services
(800) 228-5390 /zeosbbs.htm
以下に、主な OEM マザーボード製造元の電話とオンラインアドレス
を示します。
会社 電話 オンライン・アドレス
Intel* (503) 264-7999 ftp://ftp.intel.com\pub\bios
Micronics (510) 651-6837 www.micronics.com/support/
ASUS (408) 956-9084 http://asustek.asus.com.tw
* これらの会社の商標および著作権は当該各社に帰属します。
2. BIOS が正しく設定されていることを確認します。PCI コンピュータ
のによっては、BIOS 設定プログラムを使って PCI スロットを使用可
能にする必要のあるものがあります(これは特に Phoenix BIOS を使う
PCI コンピュータによく見られます)。
NIC をインストールしたら、コンピュータを起動して、システムの初
期化中に設定プログラムを実行します (通常は [F1]、[F2]、または
[Ctrl] + [Alt] + [S] を押す ) 。多くの場合、画面上に押す必要の
あるキーが表示されます。設定プログラムが起動したら、PCI スロッ
ト用のエントリを見つけ (普通はメイン・メニューまたはアドバンス
ド システム コンフィギュレーションにあります)、次のとおりパラ
メータを設定します。
BIOS システム パラメータ 設定値
PCI スロット番号 3Com PCI NIC のあるスロット ( 1-3 )
マスター ENABLED
スレーブ ENABLED
待ち時間タイマ 40
割り込み 設定プログラムの提供する割り込みの
中から一つを選択。
エッジまたはレベル レベル・トリガ割り込み
注意: 各パラメータの正確な名前および設定値はコンピュータに
よって異なります。変更内容を保存し、設定プログラムを終
了して、インストレーション操作を続行します。
3Com 診断・設定プログラムは DOS モードでのみ実行可能
---------------------------------------------------
Windows 95 または windows NT を使用する場合には、3NICDIAG.exe プログラ
ムを使用してください。3NICDIAG.exe プログラムは、NIC の インストール時
に EtherDisk 2 ディスケットから SYSTEM ディレクトリにインストールされ
ます。
エコー交換テストはクロス オーバー ケーブルをサポートしません
-------------------------------------------------------------
エコー交換テストでは、ネットワーク上での NIC のデータ送受信能力を検査
できるようにするため、あらかじめエコー サーバとエコー クライアントを、
ネットワークに接続しておく必要があります。メディア・タイプに 10BASE-T、
100BASE-TX または 100BASE-T4 を指定すると、EtherLink XL NIC はリンク・
ビートを使って、ネットワークに接続されているかどうかを判別します。
したがって、メディア・タイプが 10BASE-T、100BASE-TX または 100BASE-T4 の
場合、エコー交換テストを行うためには、経常的なリンク・ビートが必要となり
ます。そのため、エコー交換テストを開始する前に、経常的リンク・ビートを
生成するハブまたはスイッチを介して、エコー・サーバとエコー・クライアント
とを接続しておきます。なお、クロスオーバー・ケーブルを使ってエコー・サー
バとエコー・クライアントを直接接続しても、エコー交換テストにはなりませ
ん。
初期モデルの Pentium Pro におけるパフォーマンス
-----------------------------------------------
インテル社製の (54X) PCI チップを使った初期の Pentium Pro モデルで、
PCI バスの帯域幅全体に及ぶスループットが完全にはサポートされていない例
が報告されています。その結果、取りこぼされるパケットの数が異常に多く
なったり、回線が、サポート可能なはずのパフォーマンスを大幅に下回るなど
の症状の出ることがあります。しかし、これらの問題は、システムのベンダー
から最新版の BIOS を入手することで解決されることがよくあります。
アップグレード版 BIOS の入手可否につきましては、ベンダーまで問い合わせ
てください。
非 Novell プロトコルを使い、DOS 上で DOS ODI ドライバを実行させる場合
---------------------------------------------------------------------
DOS 環境で Novell プロトコル以外のプロトコルを使って、DOS ODI ドライバを実
行するには、NET.CFG ファイルに NO_PIPELINE というキーワードを追加してくだ
さい。そのための手順を次に示します。
1. C:\NWCLIENT ディレクトリに移動し、NET.CFG ファイルを開くために、次のよ
うに入力して [Enter] キーを押します。
EDIT NET.CFG
2. ファイルの内容をスクロールして [LINK DRIVER 3C90X] セクションを表示し、
次の行を見つけます。
LINK DRIVER 3C90X
3. LINK DRIVER 3C90X のすぐ次に NO_PIPELINE と入力します。ファイルは次のよ
うになります。
LINK DRIVER 3C90X
NO_PIPELINE
Windows 95 インストレーション ノート
------------------------------------
この情報は、Windows 95 オペレーティング・システムに適用できます。
Windows 95 の環境で EtherLink XL または Fast EtherLink XL NIC をインストー
ルすると、オペレーティング・システムは、自動的に NIC の存在を検知し、そのア
ダプタ用のドライバ・ソフトウェアの含まれているディスケット (EtherDisk 1) を
挿入するよう求めます。その時点で、ドライバ・ソフトウェアのインストールを
いったん中止し、あとでインストールするようにしてもかまいませんが、ドライバ
のインストールを中止しても、NIC の存在がシステムのレジストリに記録されま
す。
この後、コントロール パネルの [ネットワーク] アイコンを使ってドライバ ソフ
トウェアのインストールを行うと、オペレーティング・システムは、すでに記録さ
れている NIC 用のソフトウェアとしてではなく、新しい NIC が組み込まれ、その
ためのドライバがインストールされたものと解釈してしまいます。そのため、シス
テムのレジストリに 2 枚の NIC が記録されてしまい、Fast EtherLink
XL/EtherLink XL アダプタが正常に動作できなくなります。
この問題には、次に述べる方法で対処してください。
まず、コントロール パネルの [システム] アイコンを開きます。[デバイスマネー
ジャ] の [ネットワークアダプタ]タブ中のには、2 枚の Fast EtherLink
XL/EtherLink XL NIC が表示されます。Disabled と印された方の NIC を削除し、
コンピュータを再起動します。再起動後、[デバイスマネージャ] ダイアログボッ
クス上に、 Fast EtherLink XL/EtherLink XL NIC が正常に動作している旨が表
示されます。
Windows 95 OSR2 インストレーション・ノート
----------------------------------
Windows 95 OSR2 PC に、Etherlink XL か Fast Etherlink XL NIC がプレイン
ストールされている場合、以前のバージョンの 3C90X ドライバとインストレーシ
ョン・ファイルがインストールされている可能性があります。この場合、マシンが
ロックしてしまい、Windows Protction Error が表示されるか、2 個目の NIC を
インストールした場合にソフトウェア・インストレーション問題が発生する場合が
あります。以下を行うことで、この問題を避けることができます。
1) 2 個目の NIC をインストールする前に、[ネットワーク コンピュータ] を
右クリックして、左ボタンで [プロパティ] を選択します。
2) 3Com Fast EtherLink XL/ EtherLink XL NIC を選択します。
3) [削除] ボタンをクリックします。
4) [OK] を選択して、変更を保存します。PC の再起動は行わないでください。
5) [スタート] ボタンをクリックし、[検索] ボタンをクリックします。
[ファイルやフォルダ] をクリックします。
6) [その他] タブを左クリックして、"VEN_10b78" と "DEV_9050" をいうテキス
トを含んだファイルを検索します。発見したファイルは以前のバージョンの
インストレーション・ファイルなので、これらをすべて削除してください。
7) PC の電源を切って、2 個目の NIC をインストールします。
8) 2 個目の NIC をインストールした後で PC の電源を入れて、Windows 95 に
両方の NIC を検出させます。
9) Windows 95 がドライバを表示したら、3C905B EtherDisk を挿入します。こ
れによって両方の NIC のドライバがインストールされます。
10) マシンが接続しているネットワークの種類によってプロトコルとサービス
を設定してください。
3Com テクニカル・サポート
------------------------
テクニカル・サポートに関する情報は、PCI ユーザガイドを参照してください。また、
EtherDisk 1 ディスケット中の \HELP\SUPPORT.TXT ファイルにもサポート情報が含ま
れています。
3Com、EtherLink、EtherDisk は 3Com Corporation の登録商標です。
(%VER README.TXT - Release Notes v1.1c)