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Text File  |  1998-08-25  |  13KB  |  233 lines

  1.  
  2.                   Sophos InterCheck リリースノート
  3.                   --------------------------------
  4.  
  5.                   バージョン 4.02, 1998年8月20日
  6.  
  7.  
  8.   内容
  9. --------
  10.  
  11. 1.  インストール、アップデート
  12. 2.  バージョン 3.12 からの変更内容
  13. 3.  既存の問題点
  14. 4.  互換性に関する問題
  15. 5.  謝辞
  16.  
  17.  
  18. 1. インストール、アップデート
  19. -----------------------------
  20.  
  21. InterCheck バージョン 4.02 は以下の条件を必要とします:
  22.  
  23.     SWEEP バージョン 3.12 以降
  24.  
  25. InterCheck のインストールについては、該当する Sophos Anti-Virus マニュアルを参照してください。
  26.  
  27.  
  28. 2. バージョン 3.12 からの変更内容
  29. ----------------------------------
  30.  
  31. i. 'On-the-fly' 駆除
  32. ---------------------
  33. このバージョンの InterCheck は、Windows 3.1、Windows 95 スタンドアロン InterCheck クライアントに対して、'On-the-fly(リアルタイムによる)' 駆除機能を提供します。このオプションは、デフォルトでは無効になっていますが、SWEEP VXD のセクションで、以下の環境設定ファイルオプションを使用して有効にすることができます(以下を参照):
  34.  
  35. DisinfectDocuments=YES|NO
  36.  
  37. このオプションが有効(YES)になっている場合、SWEEP VxD は Word/Excel のマクロウイルスの駆除を行います。
  38.  
  39. DisinfectDisks=YES|NO
  40.  
  41. このオプションが有効(YES)になっている場合、SWEEP VxD はブートセクタ感染型ウイルスの駆除を行います。
  42.  
  43. 例えば、Windows 95 を起動している全てのユーザーに対して、両方の形式の駆除を可能にする場合、以下のオプションを INTERCHK.CFG ファイルで使用してください:
  44.  
  45.     [SweepVxDW95Global]
  46.     DisinfectDocuments=YES
  47.     DisinfectDisks=YES
  48.  
  49. これらの環境設定オプションは、InterCheck 環境設定ファイルの SWEEP VxD 環境設定セクションでのみ有効なものです。SWEEP VxD セクションのヘッダについては後で説明します。
  50.  
  51. 文書ファイルの駆除を行ったと報告された場合でも、ウイルスが内容に変更を加えていないことを必ず確認する必要があります。
  52.  
  53. ブートセクタ感染型ウイルスの駆除は、NEC PC-9800 シリーズのマシンではサポートされていません。
  54.  
  55. ii. Windows 95/98 InterCheck クライアントの新しいユーザーインターフェイス
  56. -------------------------------------------------------------------------
  57. Windows 95/98 InterCheck クライアントには新しいユーザーインターフェイスがあります。これについては、マニュアル増補版 "New GUI for Windows 95/98 InterCheck"(PDF形式) で説明しております。
  58.  
  59. iii. Novell IntraNetWare/Client32 サポート
  60. ------------------------------------------
  61. InterCheck は、Novell IntraNetWare クライアント、Novell NetWare Client32 DOS 用ネットワークドライバと完全に互換になりました。
  62.  
  63. iv. NEC PC-9800 シリーズマシンのサポート
  64. ----------------------------------------
  65. InterCheck for Windows 95/98 クライアントは、NEC PC-9800 シリーズのマシンで正常に作動するよう変更が加えられました。しかし、標準の InterCheck の機能のすべてがサポートされているわけではありません。メッセージ「アイテムのオーソライズを要求中です」は、フルスクリーンの DOS ボックスでは表示されません。また感染ディスクがフロッピードライブに入っていても、再起動を阻止しません。
  66.  
  67. ブートセクタ感染型ウイルスの駆除は、NEC PC-9800 シリーズのマシンではサポートされていません。
  68.  
  69. v. 自動インストール
  70. -------------------
  71. クライアントマシンに Windows 95 スタンドアロン InterCheck クライアントを自動的にインストールするために、ICLOGIN プログラムをログインスクリプトから使用することができるようになりました。このオプションは、コマンドラインオプション'-9'を使って有効にすることができます。この機能の使用法に関する説明は、該当する Sophos Anti-Virus マニュアルの ICLOGIN のオプション'-a' の説明を参照してください。オプション'-a' は、クライアントマシンに Windows 3.1 スタンドアロン InterCheck クライアントを自動的にインストールします。
  72.  
  73. vi. Windows 95 ネットワーク InterCheck クライアントの削除
  74. ---------------------------------------------------------
  75. Windows 95 ネットワーク InterCheck クライアントは、初めて作動する際に、クライアントマシンにもう一つ別の VxD (Icstatic.vxd)をインストールします。従って、単にサーバーから InterCheck セントラルインストールを削除するだけでは、ローカルにインストールされた VxD を削除しません。クライアントマシンからこの VxD を削除するには、以下のコマンドを使用する必要があります:
  76.  
  77.     ICLOAD95 -remove
  78.  
  79. 注意:InterCheck が全てのファイル活動に正常に割り込みを行うためには、マシン起動シーケンスの早い段階でこの VxD をロードする必要があります。従って、VxDをネットワークから開始することはできません。
  80.  
  81. vii. Sweep VxD 環境設定ファイルセクション
  82. -----------------------------------------
  83. 以下のセクションヘッダは、SWEEP VxD に情報を転送するために、InterCheck 環境設定ファイルで使用します。 
  84.  
  85.     [SweepVxDGlobal]
  86.     [SweepVxDDOSGlobal]
  87.     [SweepVxDW95Global]
  88.  
  89.     [SweepVxDWorkStation]
  90.     [SweepVxDDOSWorkStation]
  91.     [SweepVxDW95WorkStation]
  92.  
  93. ‘global’と‘workstation’固有のセクションの違い、並びに一般(DOS固有)と Windows 95 固有のセクションの違いは、InterCheck 環境設定セクションヘッダと同じです。
  94.  
  95. viii. 新しい環境設定ファイルオプション
  96. --------------------------------------
  97. 以下の InterCheck 環境設定オプションが、新しく組み込まれました:
  98.  
  99. AllowRestartLater=YES|NO                   (Windows 95 のみ)
  100.  
  101. Windows 95 InterCheck クライアントをクライアントマシン上で初めて使用する際、InterCheck がウイルス対策を提供するには、マシンを再起動する必要があります。デフォルトでは、若干遅れて自動的にマシンを再起動します。しかし、‘AllowRestartLater’オプションが、‘YES’の場合、InterCheck  はユーザーがマシンを後で再起動することを可能にします。
  102.  
  103. AltCommsDir=<コミュニケーションディレクトリ名>
  104.  
  105. このオプションは、Windows 95 InterCheck クライアントでもサポートされることになりました。詳細は、該当する Sophos Anti-Virus マニュアルを参照してください。
  106.  
  107. CheckFloppyOnShutdown=YES|NO               (Windows 95 のみ)
  108.  
  109. InterCheck は、マシンのシャットダウンを許可する前に、通常 A: ドライブのフロッピーディスクの検索を行います。この機能は、‘CheckFloppyOnShutDown’オプションを‘NO’にすることで無効にすることができます。 
  110.  
  111. PurgeChecksumsNow                          (Windows 95 のみ)
  112.  
  113. このオプションは、InterCheck が開始する際には毎回 InterCheck ローダーにチェックサムを初期化するように指示します。このオプションは、ウイルスを発見した後の特定の期間、InterCheck に強制的に全てのファイルのウイルス検索を行わせるように設計されているものです。 
  114.  
  115. RestartTimeout=<time in seconds, 0-120>    (Windows 95 のみ)
  116.  
  117. 前述の自動的に行われる再起動の際の遅れは、このオプションでコントロールすることができます。デフォルトは、15秒になっています。すぐに再起動するために、数字を 0 に設定することができます。
  118.  
  119. UseProgramExtensionsForSweep=YES|NO
  120.  
  121. このオプションは、InterCheck が開始する際にどのファイルを検索するかを左右するものです。デフォルトでは、どのファイル拡張子を持つファイルがウイルス検索を行う必要のあるファイルかを InterCheck は SWEEP に判断させるようになりました。‘UseProgramExtensionsForSweep’オプションを‘YES’に設定することにより、SWEEP に環境設定オプション‘ProgramExtensions’で指定した拡張子のリストを強制的に使用させます。 
  122. これはデフォルトの作動の変更を意味することに注意してください。
  123.  
  124.  
  125. 3. 既存の問題点
  126. ---------------
  127.  
  128. i. 不正確な駆除失敗レポート
  129. ---------------------------
  130. InterCheck は、ある状況においては、実際ブートセクタ感染型ウイルスが正常に駆除できたにもかかわらず、ウイルスが駆除できなかったという不正確な報告をすることがあるかもしれません。
  131.  
  132. この問題に遭遇した場合、フロッピードライブからフロッピーディスクを一時的に取り出してください。ディスクを再び挿入し、その後使用する際には、InterCheck はウイルスの再検索を行い、ウイルスが既に存在しないことを正常に判断します。
  133.  
  134. この問題は、InterCheck を SWEEP バージョン 3.13 と使用している場合にのみ発生します。
  135.  
  136.  
  137. 4. 互換性に関する問題
  138. ---------------------
  139.  
  140. i. Windows 95 と NFS Clients
  141. -----------------------------
  142. Sun の Solstice Network Client 3.1Plus を含め、ある特定の NFS クライアントと合わせて使用している場合、ネットワーク InterCheck クライアントとこのシステムコンポーネントのぶつかりにより、コンピュータの作動を完全に停止する可能性があります。
  143.  
  144. InterCheck コミュニケーションディレクトリにアクセスするために NFS クライアントを使用している場合は、スタンドアロン InterCheck クライアントを使用することを Sophos は強く推奨します。
  145.  
  146. ii. Windows 95 AS/400 Client Access
  147. -----------------------------------
  148. Windows 95 AS/400 Client Access V3 R1 M2 と使用する場合、ネットワーク InterCheck クライアントはサービスパックレベル SF47544 を必要とします。
  149.  
  150. 既存のバージョンの Client Access ソフトウェアがある場合、(「スタートアップ」グループにデフォルトでインストールした)Check Version ユーティリティは、InterCheck がインストールされている PC をハングさせる可能性があります。 
  151.  
  152. スタンドアロン InterCheck クライアントは、SWEEP95 VxD が AS/400 上に保存されているファイルを開くことができないため、AS/400
  153. Client Access と合わせて使用することができません。現在のところ、ネットワーク InterCheck を使用する以外解決策はありません。
  154.  
  155. iii. QEMM バージョン 6.02
  156. -------------------------
  157. InterCheck for DOS は、QEMM v6.02 を使用してハイメモリにロードする場合、CTL-ALT-DEL に反応してシステムをハングさせてしまいます。しかし、システムがハングする前に、A:ドライブのディスクのウイルス検索が行われるため、InterCheck の完全性が損なわれることはありません。何点か解決法があります:
  158.       
  159. a) QEMM バージョン 7 にアップデートする。 
  160. b) 環境設定オプション‘LoadLow=YES’を使用して、InterCheck を低メモリにロードする。
  161. c) ‘QEMM nr (norom)’オプションを使用する。しかし、これはステルスオプションとは作動しません。
  162.  
  163. iv. 386 Max バージョン 6.01d
  164. ----------------------------
  165. 386 Max メモリマネージャ バージョン6.01d がインストールされている場合、InterCheck for DOS は、ハイメモリにロードすることができません。InterCheck が SWEEP を実行すると、エラーメッセージ "Memory allocation error" が表示されます。
  166. 環境設定オプション‘LoadLow’を使用して、InterCheck を低メモリにロードしてください。または、386 Max バージョン 6.02 以降にアップデートしてください。
  167.  
  168. v. NetWare 4.01
  169. ---------------
  170. ICLOGIN プログラムは、NetWare 4.01 の一部として提供されている LOGIN プログラムのバージョンとは互換性がありません。ICLOGIN プログラムを使用するには、Novell ログインプログラムをバージョン 4.08 以降にアップデートする必要があります。NetWare 4.01 のユーザー登録をしている場合は、"Novell 4.01 Upgrade kit Vol.1 No.1" の一部として LOGIN.EXE バージョン 4.08 を入手することができます。
  171.  
  172. vi. MSD バージョン 2.10、2.11
  173. -----------------------------
  174. Windows 3.11 と DOS 6.x で提供されている Microsoft 診断プログラム MSD.EXE は、InterCheck と正常に作動しません。InterCheck をインストールする前に Novell LSL ドライバがロードされない限り、初回のシステム検索を行っている際に、MSD はクラッシュし、予期せぬ結果を引き起こします。この問題は、Windows 95 で提供されている MSD プログラムバージョン 2.13 で修正されています。 
  175.  
  176. vii. 他のメモリ常駐型ウイルス対策ソフト
  177. ---------------------------------------
  178. 他のメモリ常駐型ウイルス対策ソフトが作動している際には、InterCheck の使用は推奨できません。このような方法で複数のウイルス対策ソフトを実行しようとすると、システムの作動が極めて遅くなります。場合によっては、システムが不安定になる恐れがあります。
  179.  
  180.  
  181. 5. 謝辞
  182. ---------
  183.  
  184. この製品は、DOS でその他のプログラムを実行している際に、メモリの使用を最小限に押さえるために Ralf Brown の作成した SPAWNO ルーチンを使用しています。
  185.  
  186.  
  187.                          ----------------
  188.  
  189.  
  190.                 開発元:Sophos Plc(英国)
  191.                 所在地:The Pentagon
  192.                         Abingdon, OX14 3YP, 
  193.                         England
  194.                 TEL:   +44-01235-559933
  195.                 FAX:   +44-01235-559935
  196.  
  197.                 日本国内販売元:株式会社シー・エス・イー
  198.                                 システムプロダクツ本部
  199.                 所在地:〒150-0044東京都渋谷区円山町23-2
  200.                 TEL:   03-3463-5633
  201.                 FAX:   03-3496-7477
  202.                 Email: sweep@cseltd.co.jp
  203.                 Web:   http://www.cseltd.co.jp/sweep
  204.  
  205.                 フランスオフィス:Sophos Plc
  206.                 所在地:2, Place de la Defense,    BP240, 
  207.                         92053 Paris la Defense, 
  208.                         France
  209.                 TEL:   01 46 92 24 42
  210.                 FAX:   01 46 92 24 00
  211.  
  212.  
  213.                 ドイツ支社:Sophos GmbH
  214.                 所在地:Am Hahnenbusch 21, 
  215.                         D-55268 Nieder-Olm, 
  216.                         Germany                               
  217.                 TEL:   06136 91193 
  218.                 FAX:   06136 911940
  219.  
  220.  
  221.                 アメリカ支社:Sophos Inc
  222.                 所在地:18 Commerce Way, 
  223.                         Woburn, MA 01801, 
  224.                         USA
  225.                 TEL:   781 932 0222 
  226.                 FAX:   781 932 0251
  227.  
  228.  
  229.                 販売関係のお問い合わせ:sales@sophos.com
  230.                 テクニカルサポート:support@sophos.com
  231.                 ホームページ:http://www.sophos.com/
  232.  
  233.