Sophos InterCheck リリースノート -------------------------------- バージョン 4.02, 1998年8月20日 内容 -------- 1. インストール、アップデート 2. バージョン 3.12 からの変更内容 3. 既存の問題点 4. 互換性に関する問題 5. 謝辞 1. インストール、アップデート ----------------------------- InterCheck バージョン 4.02 は以下の条件を必要とします: SWEEP バージョン 3.12 以降 InterCheck のインストールについては、該当する Sophos Anti-Virus マニュアルを参照してください。 2. バージョン 3.12 からの変更内容 ---------------------------------- i. 'On-the-fly' 駆除 --------------------- このバージョンの InterCheck は、Windows 3.1、Windows 95 スタンドアロン InterCheck クライアントに対して、'On-the-fly(リアルタイムによる)' 駆除機能を提供します。このオプションは、デフォルトでは無効になっていますが、SWEEP VXD のセクションで、以下の環境設定ファイルオプションを使用して有効にすることができます(以下を参照): DisinfectDocuments=YES|NO このオプションが有効(YES)になっている場合、SWEEP VxD は Word/Excel のマクロウイルスの駆除を行います。 DisinfectDisks=YES|NO このオプションが有効(YES)になっている場合、SWEEP VxD はブートセクタ感染型ウイルスの駆除を行います。 例えば、Windows 95 を起動している全てのユーザーに対して、両方の形式の駆除を可能にする場合、以下のオプションを INTERCHK.CFG ファイルで使用してください: [SweepVxDW95Global] DisinfectDocuments=YES DisinfectDisks=YES これらの環境設定オプションは、InterCheck 環境設定ファイルの SWEEP VxD 環境設定セクションでのみ有効なものです。SWEEP VxD セクションのヘッダについては後で説明します。 文書ファイルの駆除を行ったと報告された場合でも、ウイルスが内容に変更を加えていないことを必ず確認する必要があります。 ブートセクタ感染型ウイルスの駆除は、NEC PC-9800 シリーズのマシンではサポートされていません。 ii. Windows 95/98 InterCheck クライアントの新しいユーザーインターフェイス ------------------------------------------------------------------------- Windows 95/98 InterCheck クライアントには新しいユーザーインターフェイスがあります。これについては、マニュアル増補版 "New GUI for Windows 95/98 InterCheck"(PDF形式) で説明しております。 iii. Novell IntraNetWare/Client32 サポート ------------------------------------------ InterCheck は、Novell IntraNetWare クライアント、Novell NetWare Client32 DOS 用ネットワークドライバと完全に互換になりました。 iv. NEC PC-9800 シリーズマシンのサポート ---------------------------------------- InterCheck for Windows 95/98 クライアントは、NEC PC-9800 シリーズのマシンで正常に作動するよう変更が加えられました。しかし、標準の InterCheck の機能のすべてがサポートされているわけではありません。メッセージ「アイテムのオーソライズを要求中です」は、フルスクリーンの DOS ボックスでは表示されません。また感染ディスクがフロッピードライブに入っていても、再起動を阻止しません。 ブートセクタ感染型ウイルスの駆除は、NEC PC-9800 シリーズのマシンではサポートされていません。 v. 自動インストール ------------------- クライアントマシンに Windows 95 スタンドアロン InterCheck クライアントを自動的にインストールするために、ICLOGIN プログラムをログインスクリプトから使用することができるようになりました。このオプションは、コマンドラインオプション'-9'を使って有効にすることができます。この機能の使用法に関する説明は、該当する Sophos Anti-Virus マニュアルの ICLOGIN のオプション'-a' の説明を参照してください。オプション'-a' は、クライアントマシンに Windows 3.1 スタンドアロン InterCheck クライアントを自動的にインストールします。 vi. Windows 95 ネットワーク InterCheck クライアントの削除 --------------------------------------------------------- Windows 95 ネットワーク InterCheck クライアントは、初めて作動する際に、クライアントマシンにもう一つ別の VxD (Icstatic.vxd)をインストールします。従って、単にサーバーから InterCheck セントラルインストールを削除するだけでは、ローカルにインストールされた VxD を削除しません。クライアントマシンからこの VxD を削除するには、以下のコマンドを使用する必要があります: ICLOAD95 -remove 注意:InterCheck が全てのファイル活動に正常に割り込みを行うためには、マシン起動シーケンスの早い段階でこの VxD をロードする必要があります。従って、VxDをネットワークから開始することはできません。 vii. Sweep VxD 環境設定ファイルセクション ----------------------------------------- 以下のセクションヘッダは、SWEEP VxD に情報を転送するために、InterCheck 環境設定ファイルで使用します。 [SweepVxDGlobal] [SweepVxDDOSGlobal] [SweepVxDW95Global] [SweepVxDWorkStation] [SweepVxDDOSWorkStation] [SweepVxDW95WorkStation] ‘global’と‘workstation’固有のセクションの違い、並びに一般(DOS固有)と Windows 95 固有のセクションの違いは、InterCheck 環境設定セクションヘッダと同じです。 viii. 新しい環境設定ファイルオプション -------------------------------------- 以下の InterCheck 環境設定オプションが、新しく組み込まれました: AllowRestartLater=YES|NO (Windows 95 のみ) Windows 95 InterCheck クライアントをクライアントマシン上で初めて使用する際、InterCheck がウイルス対策を提供するには、マシンを再起動する必要があります。デフォルトでは、若干遅れて自動的にマシンを再起動します。しかし、‘AllowRestartLater’オプションが、‘YES’の場合、InterCheck はユーザーがマシンを後で再起動することを可能にします。 AltCommsDir=<コミュニケーションディレクトリ名> このオプションは、Windows 95 InterCheck クライアントでもサポートされることになりました。詳細は、該当する Sophos Anti-Virus マニュアルを参照してください。 CheckFloppyOnShutdown=YES|NO (Windows 95 のみ) InterCheck は、マシンのシャットダウンを許可する前に、通常 A: ドライブのフロッピーディスクの検索を行います。この機能は、‘CheckFloppyOnShutDown’オプションを‘NO’にすることで無効にすることができます。 PurgeChecksumsNow (Windows 95 のみ) このオプションは、InterCheck が開始する際には毎回 InterCheck ローダーにチェックサムを初期化するように指示します。このオプションは、ウイルスを発見した後の特定の期間、InterCheck に強制的に全てのファイルのウイルス検索を行わせるように設計されているものです。 RestartTimeout=