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/ DOS/V Power Report 1996 August / VPR9608A.BIN / del20try / install / _setup.lib / README.TXT < prev   
Text File  |  1996-05-08  |  8KB  |  205 lines

  1.  
  2.             Delphi 2.0J トライアル版へようこそ
  3.             ----------------------------------
  4.  
  5. この README ファイルには、Delphi 2.0J に関する重要な情報が書かれています。
  6.  
  7.  
  8. 重要:
  9.  Delphi 2.0J の製品では、作成したアプリケーションは新たな契約やライセンス料
  10.   なしで配布でき、再配布モジュールが提供されます。ただし、トライアル版で
  11.   作成したアプリケーションは、再配布できません。
  12.  
  13.  
  14. ----------------------------------------
  15. 目     次
  16. ----------------------------------------
  17.  0. トライアル版に関する注意事項
  18.  1. 最小限のシステム構成
  19.  2. お問い合わせについて
  20.  3. トライアル版のインストール・アンインストール
  21.  4. 製品の概要
  22.  5. デモプログラム
  23.  6. リリースノート
  24.  7. Borland Pascal 7.0 との互換性
  25.  8. 16 ビット版 Delphi からの移行
  26.  
  27.  
  28. ----------------------------------------
  29.  0. トライアル版に関する注意事項
  30. ----------------------------------------
  31. トライアル版に含まれているプログラムは,ベータ版のものです。Delphi 自身を
  32. はじめとする各種のツール,ユーティリティは開発途上のものであり,予測のつかない
  33. 損傷を引き起こす問題が含まれている場合があります。このソフトウェアの使用に
  34. あたっては,あらかじめこの危険性についてご理解いただく必要があります。
  35. また,オンラインヘルプの一部は英文です。
  36. なお,製品の仕様は改良のため予告なく変更することがあります。
  37.  
  38. このバージョンでは,英語版 Delphi Desktop 2.0 をもとに日本語化したプログラ
  39. ムが含まれています。ただし、サードパーティから提供された OCX などについては
  40. 日本語化の対象になっていません(製品でも同様です)。また、扱えるデータは、
  41. ローカルテーブルのみです。
  42.  
  43. ・インストール後,30 日間のみ使用できます。
  44. ・1996 年 10 月 1 日以降は,使用できません。
  45. ・作成したアプリケーションは,Delphi の開発環境の中だけで実行できます。
  46. ・Delphi の開発途中のものを利用しているため不完全な部分があります。
  47. ・製品では改良のため仕様を変更する可能性があります。
  48. ・コマンドラインツール,ユーティリティ,一部のソースコード,
  49.   Windows APIのオンラインヘルプは付属していません。
  50. ・カスタマーサービス,テクニカルサポートは受け付けておりません。
  51.  
  52.  
  53. ----------------------------------------
  54.  1. 最小限のシステム構成
  55. ----------------------------------------
  56. Delphi 2.0 をお使いいただくためには、Windows 95 か Windows NT 3.51 または
  57. 100% 互換のオペレーティングシステム、80486 以上の CPU、12MB の RAM が必要で
  58. す。Delphi 2.0 のトライアル版をインストールするためには、最低 40MB のハード
  59. ディスクの空き領域が必要です。インストールオプションによって、インストールに
  60. 必要なディスクの空き容量は変わります。
  61.  
  62.  
  63. ----------------------------------------
  64.  2. お問い合わせについて
  65. ----------------------------------------
  66. この製品で何らかの問題が起きた場合は、まずこのファイル、DELPHI20\HELPにある
  67. オンラインヘルプをお読みください。
  68. トライアル版では,テクニカルサポートは受け付けておりません。なお,NIFTY-Serve
  69. の FBORLAND フォーラム,日経 MIX の borland 会議室では,Delphi の話題を扱って
  70. おります。ただし,動作不良に関して報告される際は,必ず
  71. 「トライアル版を使用している」旨をお書き添えください。また,質問には必ずしも
  72. ご回答できない場合がありますので,あらかじめご了承ください。
  73.  
  74. ------------------------------------------------
  75.  3. トライアル版のインストール・アンインストール
  76. ------------------------------------------------
  77. トライアル版をインストールするためには、CD-ROM の \INSTALL ディレクトリにあ
  78. ある SETUP.EXE を実行してください。
  79.  
  80. インストールに関する詳細な情報については、CD-ROM の \INSTALL ディレクトリに
  81. ある INSTALL.TXT を参照してください。
  82.  
  83. ※Delphi 2.0J のトライアル版から製品に移行する際など、以前のバージョン
  84.  が残っている場合には、必ずアンインストールを実行してから再インストールす
  85.  るようにしてください。アンインストールの方法は以下のとおりです。
  86.  
  87. ・Windows 95
  88.  「コントロールパネル」の「アプリケーションの追加と削除」を選び、ダイアログボックスに表示
  89.  されているリストから "Delphi 2.0" を選択して、[追加と削除(R)]ボタンを押し
  90.  てください。
  91.  
  92. ・Windows NT
  93.  Delphi グループに登録されている Uninst を実行してください。
  94.  
  95. ※トライアル版では、インストール前にレジストリのバックアップをとることをお勧
  96.  めします。
  97.  
  98. ・Windows 95
  99.  Regedit を起動し、メニューから [レジストリ(R)|レジストリ ファイルの書き出し(F)] を
  100.  選ぶ。
  101.  
  102. ・Windows NT
  103.  Regedt32 を起動し、メニューから [レジストリ(R)|キーの保存(V)] を選ぶ。
  104.  
  105.  
  106. ----------------------------------------
  107.  4. 製品の概要
  108. ----------------------------------------
  109. Delphi のビジュアルな開発環境を使用すれば、どのような開発ツールよりも速く高
  110. 速な Windows 95 や NT 用の 32 ビットアプリケーションを作成できます。Delphi
  111. は、最適化された 32 ビットのネイティブコードコンパイラを中心に構成されてい
  112. るので、Delphi のアプリケーションはインタープリタ中間コードを使うものに比べ
  113. て 15~50 倍も高速に動作します。さらに、OLE オートメーション、OCX、マルチス
  114. レッド、Unicode、MAPI といったオペレーティングシステムのすべての機能も利用
  115. できます。
  116.  
  117. Delphi には、Windows 95 のユーザーインターフェースを持つアプリケーションを
  118. すばやく作成するための多くの新しいコンポーネントとともにオブジェクト指向
  119. アーキテクチャを提供しています。Delphi のコンポーネントアーキテクチャは、
  120. 容易に独自のコンポーネントを作成したり開発環境に追加する拡張性を実現してい
  121. ます。
  122.  
  123. Delphi は、Borland Database Engine を統合して、高いパフォーマンスを持ち、ス
  124. ケーラブルなデータベースアーキテクチャやデータベースアプリケーションを作成
  125. するための高機能なコントロールをサポートします。
  126.  
  127.  
  128. ----------------------------------------
  129.  5. デモプログラム
  130. ----------------------------------------
  131. デモプログラムのあるディレクトリの概要は、以下のとおりです。
  132.  
  133.   DELPHI 2.0\DEMOS
  134.     - 数多くのデモプログラムが個別のディレクトリに含まれています。
  135.   DELPHI 2.0\DEMOS\DATA
  136.     - サンプルプログラムで使われるすべてのデータが含まれています。
  137.  
  138.   DELPHI 2.0\DEMOS\DOC
  139.     - マニュアルで使われるサンプルプロジェクトが含まれています。これらのサ
  140.       ンプルが使うデータは、DELPHI 2.0\DEMOS\DATA ディレクトリにあり、SETUP
  141.       が作成するデータベースエリアス DBDEMOS を使います。
  142.  
  143.   DELPHI 2.0\DEMOS\DB
  144.     - データベースを使うサンプルプロジェクトが含まれています。これらのサン
  145.       プルが使うデータは、DELPHI 2.0\DEMOS\DATA ディレクトリにあり、SETUP
  146.       が作成するデータベースエリアス DBDEMOS を使います。
  147.  
  148.  
  149. ----------------------------------------
  150.  6. リリースノート
  151. ----------------------------------------
  152.  
  153.     DLL におけるグローバルなバリアントと文字列
  154.     ------------------------------------------
  155.     ランタイムライブラリは、DLL のライブラリモジュールでグローバルに宣言さ
  156.     れた文字列やバリアント型の変数を正しく初期化しません。この問題を回避す
  157.     るために、すべてのグローバルな文字列やバリアント型の変数をライブラリの
  158.     .DPR ファイルの代わりに、ライブラリのためのユニットで宣言してください。
  159.  
  160.     データベース
  161.     ------------
  162.       o TDBLookupComboBox コンポーネントの ListField プロパティを単純な参照
  163.         や計算項目に設定すると、インクリメンタルサーチが例外を発生させるこ
  164.         とがあります。これを避けるためには、OnKeyPress ハンドラを以下のよう
  165.         に定義してください。
  166.  
  167.         procedure TForm1.KeyPress(Sender: TObject; var Key: Char);
  168.         begin
  169.           if not (Key in [#13,#27]) then
  170.             Key := #0;
  171.          end;
  172.  
  173.  
  174. ----------------------------------------
  175.  7. Borland Pascal 7.0 との互換性
  176. ----------------------------------------
  177. ※Borland Pascal 7.0 は英語版でのみ発売されたもので,日本語版は発売されてお
  178.  りません。
  179.  
  180.   o オープン配列コンストラクタに Borland Pascal 7.0 スタイルのオブジェクト
  181.     変数を引数として使用することはできません。
  182.  
  183.   o Delphiクラスには,Borland Pascal 7.0 の手続き Fail を使用しないでくださ
  184.     い。
  185.  
  186.   o ObjectWindows Library (OWL) は、Delphi 2.0 では利用できません。
  187.  
  188.  
  189. ----------------------------------------
  190.  8. 16 ビット版 Delphi からの移行
  191. ----------------------------------------
  192. Delphi 2.0 コンパイラがサポートする新しい機能は、呼び出し規則、文字列処理、
  193. メモリ管理などの基礎において Delphi 1.0 と異なる仕組みを使います。Delphi
  194. 1.0 のアプリケーションを Delphi 2.0 に移行する際は、D32_NOTE.DOC を参照する
  195. ことをお勧めします。
  196.  
  197.   o Delphi 2.0 の統合開発環境は、コンテキストメニューを使うようになりました。
  198.     多くの場合、フィールドや文字列プロパティのエディタ、ボタンなどはコンテ
  199.     キストメニュー項目に置き換えられています。統合開発環境も、Windows 95 ス
  200.     タイルの右クリックメニューを提供しています。
  201.  
  202.   o Borland Database Engine を使う Delphi 2.0 の DLL は、初期化やシャットダ
  203.     ウンに関する特殊な処理を必要としません。Delphi 1.0 のサンプルプロジェク
  204.     ト BDEDLL のような処理は、32 ビット DLL では必要なくなりました。
  205.