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Text File
|
1994-11-20
|
3KB
|
86 lines
MV(1) Reference Manual MV(1)
NAME
mv - ファイルを移動する
SYNTAX
1. mv [-fivbu] PATH1 PATH2
2. mv [-fivbu] PATH1 … PATHn DIR
DESCIRPTION
mv はファイルを移動する。
1. PATH1をPATH2に移動する。PATH2はディレクトリであってはならない。
2. 複数のファイルPATH1…PATHnをDIRに同じ名前で移動する。DIRは存在
するディレクトリでなければならない。
移動元と移動先は違うドライブにあってもよい。その場合には実際には
ファイルをコピーした後、元のファイルを削除することで移動を行う。
また、移動対象ファイルがディレクトリであった場合には、ディレクト
リ下のファイル構造を保存したまま全ファイルを移動する。たとえば、
usr\local\foo\a
usr\local\foo\a\b
usr\local\foo\c
というようにfoo以下にファイルが配置されていたとする。ここで
mv /usr/local/foo /etc/
を実行すると、結果は次のようになる(ただし/etcディレクトリはすでに
存在していたとする)。
etc\foo\a
etc\foo\a\b
etc\foo\c
mv は次のようなコマンド行オプションを解釈する
-i: 対話モード。移動先ファイルが存在する場合には確認する。
-v: どのファイルをどこに移動しているのかを逐一表示する。
-f: 書き込み不可ファイルは属性を変えて強制的に移動する。
-b: 通常ファイルのコピーで、かつ移動先ファイルが存在する時には名
前を*.bakに変えて保存する。たとえば
mv -b foo bar.c
で、bar.cが存在する時にはbar.cの内容をbar.bakに保存する。
-u: 通常ファイルのコピーで、かつ移動先ファイルが移動元ファイルよ
り新しいか同時刻の既存ファイルであれば、移動を行わない。なお、
移動を行わなかった旨のメッセージは表示されないので注意。
ファイル名の指定にはcshに似たワイルドカードを利用することができる。
また、間接引数を利用することもできる(setarg(5)参照)。
BUGS
ファイルを同じファイルに移動すること、たとえば
mv foo foo
は避けた方がよい。また、ディレクトリファイルを自分自身の下に移動
することも避けた方がよい。
大抵の場合、mv はこのようなケースを検出してエラーを出すが、もしか
するとチェックにもれることもないとは言えない。チェックはファイル
名を絶対パス名に変換した上で文字列比較により行っている。ファイル
の絶対位置(たとえばセクタ番号等)によって識別しているわけではない
ので、作者は安全性については保証できない。しかし普通の場合には正
しくチェックできるだろう。なお、このチェックはDOS3以降で追加され
た非公開システムコールに依存するため、mv はDOS2では正常動作しない。
ワイルドカードの展開結果には不可視ファイルが含まれないことに注意。
よって、例えばmv * dir だけでは不可視ファイルは移動できない。
ディレクトリのタイムスタンプは保存されない。
SEE ALSO
wild(5), setarg(5)
join, subst(MSDOS offline manual)