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/ DOS/V Power Report 1996 February / VPR9602A.ISO / ffilly / presen / appendix.txt < prev    next >
Text File  |  1995-09-17  |  6KB  |  144 lines

  1. ■   ビジネスプレゼンテーション・サンプル   ■
  2. ■          補足説明                 ■
  3. ■         1995.9.15  LDB01374  しんさん          ■
  4.  
  5.   既に述べたように、本タイトルは、「セールスプレゼンテーショ
  6. ンコンテスト」向けに作った物であり、一般の FILLY タイトルの
  7. ように、自由に鑑賞してもらうために作成された物ではありません。
  8.  
  9.   ある設定があって、そこでセールスマンがどのように商談を進め
  10. ようとするかというストーリがあって、その上でこのタイトルを客
  11. に見せながら、プレゼン (語り) を行う...
  12.   このような場で初めて、本タイトルは意味をなします。
  13.  
  14.   ここでは、少しでも上記のような "場" を知っていただきたくて、
  15. 私が行ったプレゼンテーションの内容やプレゼン時の使い方等につ
  16. いて、補足事項を記しています。
  17.   また、本タイトルの制作方法にも一部触れています。
  18.  
  19.   FILLY を使われる方には、学生の方も多いと思いますが、会社っ
  20. て、営業って、こんな事やってるんだ、と何かの参考になれば (?)
  21. 幸いです。
  22.   あ、ちなみに私は、某コンピュータメーカの営業です。(^^;)
  23.   就職相談などあれば、個別にメールでどーぞ (^^)
  24.   (斡旋じゃないです。念のため (^^;))
  25.  
  26.  
  27. ★セールスプレゼンテーションコンテストとは
  28.  
  29. ・私の会社のセールスマン向けの教育の中で行われているカリキュ
  30.  ラムの一つです。
  31.  
  32. ・「セールスプレゼンテーションコンテスト」では、売り込む相手
  33.   (企業)も、売る製品(システム)も、全部自分で勝手に想定して良
  34.  いというルールです。
  35.   メンバーは皆、アイデアを絞って、プレゼン資料作成等の準備を
  36.   行います。
  37.  
  38. ・本番では、お客役の人間を一人座らせて、その前で制限時間内に
  39.  用意したプレゼンテーションを完結させる、というやり方をしま
  40.  す。
  41.  
  42. ・その中で、話のうまさももちろんですが、ちゃんと客が買う気に
  43.  なるような内容であるか、説得力があったか、などが採点ポイン
  44.  トとなり、優劣が決まります。
  45.  
  46.  
  47. ★プレゼンテーションストーリ
  48. 【背景】
  49. ・そこで私が考えた売り込み先は、架空の結婚相談業者です。
  50.   いわゆる、「ア○トマン」とか「ツ○ァイ」とか「OM○G」など
  51.  の、男女の会員を集めてそれぞれに紹介する、っている会社と同
  52.  じです。
  53.  
  54. ・今回は、その会社が「だんだん会員が減少している」という問題
  55.  に直面していると仮定しました。この手の会社では、会員減少は
  56.   そのまま会社の存亡の危機につながります。
  57.  
  58. ・そこで「わが社のこのシステムを入れれば、会員急増で万事オー
  59.  ケーですぜ!」という提案を行う、というのが、私のプレゼンの
  60.   骨子です。
  61.  
  62. ・具体的には、下記のようなシステムを考えました。
  63.   - 会員用のパソコン通信ネットワークを構築する
  64.   - 会員は、そこから他の会員のプロフィールを写真付きで参照
  65.    できたり、メールやチャットで交際を深めることが出来る
  66.     - めでたくゴールインしたカップルには、体験談をアップして
  67.    もらい、その後もメンバーとして残ってもらう
  68.   という、悲ニフが BGM に流れてきそうな (^^;) 内容です。
  69.  
  70. ・後は、このシステムを導入したら、どんな効果が出てくるかを説
  71.  明する必要があります。
  72.   今回は、
  73.     - 今の若い人は時間が不規則だから、自由な時間に交際できる
  74.       パソコン通信はぴったり!     →だから会員が増えます!
  75.     - 普通は結婚したら脱会する人も、メンバーとして残せます
  76.                                   →だから会員が増えます!
  77.   と、会員増加のメリットをアピールしました。
  78.  
  79. ・最後に、上記の効果が、システム導入のための投資金額より上回
  80.  ることを説明し、更に将来にわたって多くの効果があることを強
  81.  調して、プレゼンは終わりです。
  82.  
  83.  
  84. ★プレゼンテーションの進め方のテクニック  (^^;)
  85. ・上記ストーリの流れに沿って、説明の画面が用意されており、ク
  86.  リックする度に次の画面が表示されます。
  87.  話をしながら、適当なタイミングでクリックしていけばプレゼン
  88.  が出来ます。
  89.   ここで二カ所、うまく語りと操作を合わせておくべき場所があり
  90.   ます。
  91.  
  92.   1.『サービスメニュー』の一番目を表示した後、「例えばこの中
  93.    の『プロフィール』の内容を覗いてみましょう」と言いながら
  94.     左上の「プロフィール」と書かれたボタンをクリックします。
  95.     そうすると、いかにもインタラクティブに会員の写真付プロフ
  96.     ィール画面が現れたように見えます。
  97.     (実際には、どこをクリックしても同じなのですが (^^;))
  98.  
  99.   2.途中で、「ピンポーン」という効果音を使っているところがあ
  100.    ります。
  101.     これは、この音を鳴らす前に、客先役の人に向かって簡単な質
  102.     問をして、その回答を聞いたらすかさず鳴らす、という演出を
  103.     することで、その場の雰囲気をなごませるという効果を狙って
  104.     います。(^^;)  (ああっ、何てウケ狙い!!)
  105.     当然、相手役の人と事前に打ち合わせは出来ています。
  106.  
  107.     # ちなみに、プレゼンテーション当日は、この「ピンポーン」
  108.     # が死ぬほどウケて、それが優勝の大きな要因になりました。
  109.     # (というより、それしかなかった (^^;))
  110.  
  111.  
  112. ★タイトル作成に当たって
  113.  
  114. ・予選では、PowerPointを使って資料を作ったので、そのスライド
  115.  表示イメージをBMPファイルに落として、基本の流れの部分は作
  116.  りました。
  117.  
  118. ・タイトル部分は、完全に「シェリー・モン・シェリー」の
  119.  Airfeelさんのテクニックを流用しました。(感謝! m(__)m)
  120.  
  121. ・あとは、利用できそうな効果音などを探しまくって使いました。
  122.  
  123.     # 本番のプレゼンでは、AVIファイルも途中で流したりしてい
  124.   # るのですが、あまりに大きくてダウンロードが大変になるの
  125.   # で、本タイトルからは外しました。
  126.  
  127. ・最後に、PowerPointなどが持っている、スライド効果を実現した
  128.  くて、取りあえず「スライドイン効果サブルーチン」を自作して、
  129.   スライドとスライドの間のつなぎに利用しました。
  130.  
  131.  
  132. ★余談
  133.  
  134. ・前述の、スライドイン効果サブルーチンはうまくできたので、
  135.  「よし、この他にディゾルブとかワイプとか、いろんなスライド
  136.  効果のサブルーチンを作ってやろう」と思っていたのです。
  137. ・しかし、しばらく放っておいたら、何と FILLY バージョン 1.13
  138.   で、「シーンチェンジ機能」として標準サポートされているでは
  139.  ありませんか (T.T)
  140.   もちろん汎用性も、ぐっと向上して。
  141.    (そーいえば、ともゆきさんも、PowerPoint使いだった...)
  142. ・と言うわけで、サブルーチン群開発計画は、あえなく頓挫いたし
  143.  ました。(^^;)
  144.