■   ビジネスプレゼンテーション・サンプル   ■ ■          補足説明    ■ ■ 1995.9.15 LDB01374 しんさん ■ 既に述べたように、本タイトルは、「セールスプレゼンテーショ ンコンテスト」向けに作った物であり、一般の FILLY タイトルの ように、自由に鑑賞してもらうために作成された物ではありません。 ある設定があって、そこでセールスマンがどのように商談を進め ようとするかというストーリがあって、その上でこのタイトルを客 に見せながら、プレゼン (語り) を行う... このような場で初めて、本タイトルは意味をなします。 ここでは、少しでも上記のような "場" を知っていただきたくて、 私が行ったプレゼンテーションの内容やプレゼン時の使い方等につ いて、補足事項を記しています。 また、本タイトルの制作方法にも一部触れています。 FILLY を使われる方には、学生の方も多いと思いますが、会社っ て、営業って、こんな事やってるんだ、と何かの参考になれば (?) 幸いです。 あ、ちなみに私は、某コンピュータメーカの営業です。(^^;) 就職相談などあれば、個別にメールでどーぞ (^^) (斡旋じゃないです。念のため (^^;)) ★セールスプレゼンテーションコンテストとは ・私の会社のセールスマン向けの教育の中で行われているカリキュ  ラムの一つです。 ・「セールスプレゼンテーションコンテスト」では、売り込む相手 (企業)も、売る製品(システム)も、全部自分で勝手に想定して良  いというルールです。 メンバーは皆、アイデアを絞って、プレゼン資料作成等の準備を 行います。 ・本番では、お客役の人間を一人座らせて、その前で制限時間内に  用意したプレゼンテーションを完結させる、というやり方をしま  す。 ・その中で、話のうまさももちろんですが、ちゃんと客が買う気に  なるような内容であるか、説得力があったか、などが採点ポイン  トとなり、優劣が決まります。 ★プレゼンテーションストーリ 【背景】 ・そこで私が考えた売り込み先は、架空の結婚相談業者です。 いわゆる、「ア○トマン」とか「ツ○ァイ」とか「OM○G」など  の、男女の会員を集めてそれぞれに紹介する、っている会社と同  じです。 ・今回は、その会社が「だんだん会員が減少している」という問題  に直面していると仮定しました。この手の会社では、会員減少は そのまま会社の存亡の危機につながります。 ・そこで「わが社のこのシステムを入れれば、会員急増で万事オー  ケーですぜ!」という提案を行う、というのが、私のプレゼンの 骨子です。 ・具体的には、下記のようなシステムを考えました。   - 会員用のパソコン通信ネットワークを構築する   - 会員は、そこから他の会員のプロフィールを写真付きで参照    できたり、メールやチャットで交際を深めることが出来る - めでたくゴールインしたカップルには、体験談をアップして    もらい、その後もメンバーとして残ってもらう という、悲ニフが BGM に流れてきそうな (^^;) 内容です。 ・後は、このシステムを導入したら、どんな効果が出てくるかを説  明する必要があります。 今回は、 - 今の若い人は時間が不規則だから、自由な時間に交際できる パソコン通信はぴったり! →だから会員が増えます! - 普通は結婚したら脱会する人も、メンバーとして残せます →だから会員が増えます! と、会員増加のメリットをアピールしました。 ・最後に、上記の効果が、システム導入のための投資金額より上回  ることを説明し、更に将来にわたって多くの効果があることを強  調して、プレゼンは終わりです。 ★プレゼンテーションの進め方のテクニック (^^;) ・上記ストーリの流れに沿って、説明の画面が用意されており、ク  リックする度に次の画面が表示されます。  話をしながら、適当なタイミングでクリックしていけばプレゼン  が出来ます。 ここで二カ所、うまく語りと操作を合わせておくべき場所があり ます。 1.『サービスメニュー』の一番目を表示した後、「例えばこの中  の『プロフィール』の内容を覗いてみましょう」と言いながら 左上の「プロフィール」と書かれたボタンをクリックします。 そうすると、いかにもインタラクティブに会員の写真付プロフ ィール画面が現れたように見えます。 (実際には、どこをクリックしても同じなのですが (^^;)) 2.途中で、「ピンポーン」という効果音を使っているところがあ  ります。 これは、この音を鳴らす前に、客先役の人に向かって簡単な質 問をして、その回答を聞いたらすかさず鳴らす、という演出を することで、その場の雰囲気をなごませるという効果を狙って います。(^^;) (ああっ、何てウケ狙い!!) 当然、相手役の人と事前に打ち合わせは出来ています。 # ちなみに、プレゼンテーション当日は、この「ピンポーン」 # が死ぬほどウケて、それが優勝の大きな要因になりました。 # (というより、それしかなかった (^^;)) ★タイトル作成に当たって ・予選では、PowerPointを使って資料を作ったので、そのスライド  表示イメージをBMPファイルに落として、基本の流れの部分は作  りました。 ・タイトル部分は、完全に「シェリー・モン・シェリー」の  Airfeelさんのテクニックを流用しました。(感謝! m(__)m) ・あとは、利用できそうな効果音などを探しまくって使いました。 # 本番のプレゼンでは、AVIファイルも途中で流したりしてい   # るのですが、あまりに大きくてダウンロードが大変になるの   # で、本タイトルからは外しました。 ・最後に、PowerPointなどが持っている、スライド効果を実現した  くて、取りあえず「スライドイン効果サブルーチン」を自作して、 スライドとスライドの間のつなぎに利用しました。 ★余談 ・前述の、スライドイン効果サブルーチンはうまくできたので、  「よし、この他にディゾルブとかワイプとか、いろんなスライド  効果のサブルーチンを作ってやろう」と思っていたのです。 ・しかし、しばらく放っておいたら、何と FILLY バージョン 1.13 で、「シーンチェンジ機能」として標準サポートされているでは  ありませんか (T.T) もちろん汎用性も、ぐっと向上して。 (そーいえば、ともゆきさんも、PowerPoint使いだった...) ・と言うわけで、サブルーチン群開発計画は、あえなく頓挫いたし  ました。(^^;)