home *** CD-ROM | disk | FTP | other *** search
/ MacUser ROM 45 / MACUSER-ROM-VOL-45-1997-08.ISO.7z / MACUSER-ROM-VOL-45-1997-08.ISO / 本誌連動 / Pilot関連 / Pilot日本語化 / jos19 / install.txt < prev    next >
Text File  |  1997-05-21  |  7KB  |  154 lines

  1. 1.J-OSをインストールする前に
  2.  
  3.  J-OSをインストールする前に、パソコンとPilotが正しく連携して動作することを
  4. 確認しておきます。
  5.  Pilotは単体でも動作しますが、パソコンと連携し、データの同期とバックアップ
  6. を行うことで、より便利に使えるようになります。J-OSを含め、Pilotへのソフトウ
  7. エアのインストールは、このデータ同期の仕組み「Hot Sync」を利用して行うため、
  8. まずはHot Syncが正しく行えるように設定しておくことが必要です。
  9.  Hot Syncの設定手順そのものは、Pilotのマニュアル、日本語版FAQなどを参考に
  10. してください。大まかには、以下のような手順となります。
  11.  
  12. ・Pilot付属のソフトウエア「Pilot Desktop」をパソコンにインストールする
  13.                                 ↓
  14. ・ Pilot付属の「Cradle」を、パソコンに接続する
  15.                                 ↓
  16. ・ パソコンを再起動
  17.                                 ↓
  18. ・ CradleにPilotを乗せ、「Hot Sync」ボタン(Cradleについているボタン)を押す
  19.                                ↓
  20. ・「ピロリ〜」という音とともに「Hot Sync」が開始され、1,2分後に自動終了
  21.  
  22.  この時、エラー表示がなければ成功です。J-OSのインストールを開始しましょう。
  23. エラーが出る場合には、マニュアル・FAQを参考にして、Hot Syncがうまく動作する
  24. よう、設定を行ってください。
  25.  
  26. <すでにJ-OSをインストールしている方へ>
  27.  以前にJ-OSをインストールしていて、今回バージョンアップ/再インストールを行
  28. う場合には、いったんHackMasterでJ-OSを無効にして、一旦Resetをしてからインス
  29. トールを行ってください。そうでないと、ほぼ100%ハングします。
  30.  また、簡易辞書(dic-s)がインストールされている状態にM辞書(dic-m)のイン
  31. ストールをする時は、dic-sを事前に消す必要はありません。新たにdic-m.prcをイン
  32. ストールするだけでokです。dic-mからdic-sに戻すときも同様です。
  33.  
  34.  
  35. 2.J-OSで使用するソフトウエア
  36.  
  37.  J-OSは、1本のソフトウエアで構成されるものではありません。実際には、J-OS本
  38. 体の他に、いくつかのソフトウエアを同時にインストールし、組み合わせることで動
  39. 作します。J-OSを動作させるには、以下のソフトウエアが必要となります。特に恵梨
  40. 沙フォントは、J-OSとは別に配布されていますので、忘れずに入手してください。
  41.  
  42.  ただし、Pilot1000/5000と、PalmPilot Personal/Professional
  43. (Pilot1000/5000に、PalmPilot Professional Upgrade Kitを入れたものも含
  44. む)では、使用するJ-OSの種類が異なります。
  45.  
  46. Pilot1000/5000ではJOS10.prcを、それ以外ではJOS20.prcを使います。間違える
  47. と、J-OSは正確に動作しませんので、ご注意ください。
  48.  
  49. ・J-OS 1.9 (ファイル名: JOS10.prc または JOS20.prc)
  50. J-OS本体です。Pilot1000/5000ではJOS10を、それ以外ではJOS20を使用しま
  51. す。実際に使用するのは、どちらか1種類のみです。J-OS配布キットに入っています。
  52.  
  53. ・かな漢字変換辞書(ファイル名:dic-s.prc または dic-m.prc)
  54. かな漢字変換を行うために必要な辞書ファイルです。dic-sが、サイズの小さい簡易
  55. 辞書、dic-mが、dic-sよりも変換効率の高い、比較的サイズの大きい辞書です。実際
  56. には、どちらか一方を使用します。J-OS配布キットに入っています。
  57.  なお、dic-mを使用した場合には、dic-sの場合よりも、100kbyte程度メモリーを
  58. 多く消費します。
  59.  
  60. ・HackMaster(ファイル名:hackmstr.prc)
  61. Pilotに、各種機能を追加するためのソフトです。J-OSの機能を、Pilotで使われてい
  62. るOS、PalmOSに追加するために使用します。J-OS配布キットに入っています。
  63.  
  64. ・恵梨沙フォント(ファイル名:elisa.prc)
  65.  日本語の表示に使われる、日本語フォントです。J-OSとは別に配布されています。
  66.  
  67.  
  68. 3.J-OSのインストール
  69.  
  70.  実際に、J-OSのインストールを行いましょう。
  71. OSを動作させるには、基本的に3つのプロセスが必要となります。
  72.  
  73. A. JOS10.prc(もしくはJOS20.prc)、hackmstr.prc、elisa.prc、dic-m.prc(もし
  74. くはdic-s.prc)を、パソコン上のソフトウエア「Instapp」を使い、インストール
  75. できるよう「準備」する
  76.  
  77. B. CradleにPilotを乗せ、「Hot Sync」ボタンを押して、J-OS関連ソフトを、
  78. Pilot本体に転送する
  79.  
  80. C. いったんPilotをリセットし、その後、J-OS関連の動作設定を行う
  81.  
  82.  では、A.から順番に行ってゆきます。
  83. 「Instapp」は、Pilot付属の、パソコンとPilotを連携するソフトウエア「Pilot 
  84. Desktop」の中に含まれるソフトで、主に、Pilotへソフトをインストールするのに使
  85. います。
  86.  使い方は簡単です。Instappsを起動し、Instappsウインドウ右上の「Browse」ボ
  87. タンをクリック、インストールしたい「.prc」ファイルを選択します。その後、
  88. 「Install」ボタンをクリック、「Exit」を押せばOKです。基本的にはこの作業を、
  89. インストールが必要なソフトウエアの数だけ(ここでは4回)行うことになります。
  90. (Instappの詳しい利用補方は、Pilotのマニュアルを参照してください)
  91.  ただし、ここで行われるのはインストールの「準備」であり、Pilot本体への実際
  92. の転送・インストールは行われません。この後、B.の処理、すなわちHot Syncを行っ
  93. て初めて、J-OS関連ソフトウエアはPilotに組み込まれます。この時、dic-mを組込
  94. んだ場合、Hot Sync中のPilotの画面に「dic-s」と表示されますが、特に問題はない
  95. ので安心してください。
  96.  そして、最後の処理がC.、PilotでのJ-OSの設定です。設定といってもやらなけれ
  97. ばならないことは2つだけです。
  98.  設定にかかる前に、一度Pilotをリセットします。J-OSは、Hot Syncでの転送後、
  99. まず一度Pilotをリセットしないと正常に動作しません。リセットには、J-OSと一緒
  100. にインストールした「HackMaster」を利用するのがいいでしょう。Pilotで、アプリ
  101. ケーションメニューからHackMasterを起動し、画面下にある「Restet(!)」ボタンを
  102. クリックします。データなどが消えることはないので、安心してリセットしてくださ
  103. い。
  104.  リセット後も、そのままでは、J-OSは有効になっていません。HackMasterを立ち
  105. 上げ、「J-OS1.9」の左隣のチェックボックスをタップして、有効にしてください。
  106. ここでハングしなければ、J-OSのインストールはとりあえず成功です。なお、同様の
  107. 手順で、いつでもJ-OSの機能をOFFにすることができます。
  108.  この後、J-OSの日本語変換ユーザー辞書の作成を行います。
  109.  ユーザー辞書は、Pilotに標準添付のアプリケーション「Memo」のデータ、という
  110. 形で実現されます。Memoに「J-OS」というカテゴリを作成し、そのカテゴリの中
  111. に、「J-OSユーザー辞書」などと書いたメモを作ります。(実際には、ここで辞書を
  112. 作らなくても、J-OSの動作に支障はありません)
  113.  これで、J-OSのインストールは終了です。
  114.  J-OSでの日本語入力方法などは、別ファイル(japanese.txt)をご覧ください。
  115.  
  116. 4.トラブルシューティング
  117.  
  118.  J-OSのインストールがうまくいかない場合には、以下のような事情が考えられま
  119. す。
  120.  
  121. ・ Hot Syncがうまくゆかず、J-OSその他がインストールされない
  122. →Hot Syncの設定がうまくいっていない可能性があります。マニュアル、FAQなどを
  123. 参考に、もう一度設定をやりなおしてみてください。
  124.  
  125. ・ HackMasterでJ-OSを有効にしたら、ハングした
  126. →2つの原因が考えられます。
  127.  1.J-OS関係ファイルをHot Sync後、Pilotをリセットしていない
  128.         →一度、Pilotをリセットしてください。
  129.  2.必要なファイル、特にelisa.prcがインストールされていない
  130.         →必要な4つのファイルをインストールしたか、確認してください。
  131.  
  132. ・ どうも動作がおかしい
  133. →インストールすべきJ-OSのファイルを間違えている可能性があります。
  134.  あなたがPilot1000/5000ユーザーの場合には、JOS10.prcを、
  135.  PalmPilotユーザーの場合にはJOS20.prcをインストールしてください。
  136.  
  137. ・ 日本語入力ウィンドウが出ない。
  138. →インストールすべきJ-OSのファイルを間違えている可能性があります。
  139.  あなたがPilot1000/5000ユーザーの場合には、JOS10.prcを、
  140.  PalmPilotユーザーの場合にはJOS20.prcをインストールしてください。
  141.  
  142. ・ J-OS関係ファイルの転送のためにHot Syncしたら、いきなりPilotがハングした
  143. →すでにJ-OSをインストール済みのPilotに、新たにJ-OSをインストールしようとし
  144. た場合に起こります。まずHackMasterでJ-OSを無効にしてから、改めて新しいバー
  145. ジョンのJ-OSをインストールしてください。
  146.  
  147. 5.終わりに
  148.  
  149.  本マニュアルは山田達司がオリジナルを作成し、西田 宗千佳さん
  150. (mnishi@butaman.or.jp)n全体的に見直し、書き直しをしていただきました。あり
  151. がとうございます。
  152.  
  153.  お気づきの点は山田(piloteer@usa.net)まで電子メールでお知らせください。
  154.