Drawを使ってみよう

画面はすべてOpenOffice.org 1.0.1のものですが、OpenOffice.org 1.0.3でも同様です。

ご案内

OpenOffice.org Drawは、その名の通りドローソフトです。
ドローソフトの双璧をなすのはペイントソフトで、これは絵を拡大すれば荒くなりますが、ドローソフトは荒くならないという違いがあります。
詳しくはこことか見てみるといいかもしれません。
まぁとにもかくにもお絵かきソフトなのですが、ここではあえてお絵かき以外のことに使ってみようと思います。
その用途とはレイアウトです。
お絵かきソフトでレイアウトというとなんだか奇妙な印象がありますが、実はプロレベルでは普通に行われていたりします。
私の例はプロには遠く及びませんが、ちょっとだけプロの世界をかいま見てみましょう。
今回もやっぱり、縮小画面をクリックすると拡大表示されます。
完成品の見本
これを見ながら文や表を打ち込んで下さい。

いざ使いましょう

まずはDrawを起動させます。
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事前に使用する単位をポイントにしておいて下さい。
ツール→オプション から、
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上記の通り設定して下さい。
ちなみにこれも1.0.1の新機能の一つです

タイトルを付けよう

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オーソドックスに「キャンプのお知らせ」という文字をドロップシャドウ付きの楕円形に入れましょうか。
まずは楕円形を書きます。
図の通りクリックすると、マウスカーソルが変わります。
任意の点(左上)をクリックし、右下に引っ張り、任意の点(右下)で離します。

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青い楕円(これからは、このように作られたものは全てオブジェクトと呼びます)が出来たと思います。
設定をいじくって、黒枠白抜きにしましょう。
楕円の上で 右クリック→スタイルの編集 をクリックし、
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以上のように設定してください。
これで下の画面の通りになっているはずです。
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文字を入力する場合は、オブジェクトをダブルクリックします。
すると、オブジェクトの中に文字カーソルが表示されますので「キャンプのお知らせ」と打ちます。
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文字を入力する

縦ツールバーから選択します。
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『関係者各位』『あわしろいくや(自分の名前)』『7月11日(今日の日付)』を入れます。
ついでにタイトルを動かして、それらしい位置に持ってきます。
新しいオブジェクトを作るときは、別のオブジェクト(ここではドロップシャドウ&タイトル付き黒枠白抜き楕円)が一切選択されていないことを確認しましょう。
たぶんフォントが大きくなっているので、小さくしてやりましょう。ここでは40になっていたのを20にしました。
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こうなっているはずです。

枠内で文字の装飾を行う

「T」ボタンをシングルクリックして、任意の点(左上)をクリックし、右下に引っ張り、任意の点(右下)で離します。このようにして作られるのが「テキスト枠」です。。
文字の大きさは16にしてあります。
途中空欄がありますが、これはTabキーを2回入力しています。
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このようになっている…ハズです。もしならなければいろいろとやってみてください。

これでベースが出来ました。これから装飾に入ります。
事前に文字入力モード(枠をダブルクリック)しておいて下さい。

1.センタリング

『記』を真ん中に持ってきます。必要な作業がセンタリングです。
『記』を選択して右クリック→配置→中央揃えです。

インデント

真ん中の部分を一括して右にずらします。必要な作業がインデントです。
『日時』から『1人1000円(大人/子ども共通)』まで6行を選択して右クリック→段落→インデントと行間隔(タブ) です。
左から100ptにしてOKをクリックします。
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こうなっていれば成功です。

表を作る

挿入→表計算 で呼び出して入力します。
ここではDの列など文字の入力がない部分が表示されていますが、ぎりぎりまで枠を小さくすることをオススメします。
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入力した部分を選択して(A1:C10)右クリック→セルの書式設定→外枠(タブ)→線を引く位置 の左から4番目を選択してOKをクリックして下さい。
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かなりわかりにくいですね。
文字が線の中に入るよう微調整して、枠外のどこかをクリックするとこのモードが終了します。
あとは位置や大きさを微調整して下さい。

この段階でタイトル、テキストボックス、表を真ん中に配置します。
まずはタイトルをクリック、Shiftを押しながらテキストボックスをクリック、そのままShiftを離さず表をクリックします。
緑の四角の間隔が広くなっているのがおわかりでしょうか。
この状態でオブジェクトを右クリック→配置→(左と右揃えの真ん中の)中央揃え をクリックします。

あと、ここで住所を入力しておきます。特に目新しいことがないので省略します。
メールを入力するとハイパーリンクになりますが、これがいやな方はツール→オートコレクト→オプション→(タブ)→URLの識別 のチェックを事前に外しておくといいです。

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うーん、ちょっと難しいですが、上記のようになるはずです。

グラデーション

右下が寂しいので、水色のグラデーションがかかった三角形でも入れましょうか。
上から8番目(立体四角形の下)の曲線アイコンをクリックし、上段の左から3番目の『多角形(45°)、塗りつぶし』で離します。
適当なところでクリックし、離さずにちょっとだけ左にマウスを動かします。
すると45°ずれるので、適当なところまで引っ張って離します。
次は下の線を引くことになると思うのですが、始点の真下までマウスを右に動かして離します。
この真下まで持って来るというのがちょっと難しいですが、ルーラーを気にしながらやってみればうまくいくと思います。
まー、何度かやってみてください。
うまくいかなければ、選択したままDeleteキーを押して消してください。
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うまくいけばこうなります。

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まずはその前に左の『実線』を『透明』にしておいて下さい。これで枠線が消えます。
次にこの三角形をグラデーションにするため、ペンキを流し込むアイコン(ほぼ中央)を、三角形を選択した上でクリックして下さい。

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影を外します。

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角度と色をいじっています。

以上で終了ですが、表と被らない大きさならいいものの、もし被る場合は三角を右クリック→整列→最背面へ移動 をクリックすると表に被ってもちゃんと見えるようになります。

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これで完成です。大変お疲れさまでした。

完成品サンプルのダウンロード
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