Calcを使ってみよう

画面はすべてOpenOffice.org 1.0.1のものですが、OpenOffice.org 1.0.3でも同様です。

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Calcに限らず表計算ソフトはなかなかに取っつきづらいので、全く初めての方にはちょっと敷居が高いです。
そんなわけで、ここでは初歩の初歩の使い方を書きます。
今まで使ったことがある人にとってはとても退屈なものになるでしょう。

いざ使いましょう

データの打ち込み

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画像をクリックすると拡大表示されます。
これは私が大学のテストに使った、北海道帯広市と釧路市の統計書からとったその年の人口です。
この手の公文書には著作権はないのでこういうときに便利ですね。
いちいち手で打ち込むのは面倒でしょうから、サンプルダウンロード

また、全部を選択してフォントをお好みのものに変更しましょう。
そのままだと文字が重なります。元凶がAlbanyであることがまるわかりです。
一番簡単なのは、Aの左横、1の上をクリックしてからフォントを変更することです。
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画面が黒くなっていますが、これはすべてのセルが選択状態であることを示し、フォントもMS Pゴシックに変更してあります。

増加/減少人数を計算しよう

まずは昭和55年と平成11年を比較し、双方の都市でどのくらい人口の増減があったかを調べます。
…と書くとなんだか難しそうですが、平成11年から昭和55年のデータを引くだけです。
このくらいなら関数を使わず、手で打ち込んだ方が早いです。
帯広の場合:=(B21-B2) をB22に入力
釧路の場合:=(C21-C2) をC22に入力
注意点は、必ず"="(イコール)を最初につけること、すべて半角で入力することです。
すると、帯広では20890人増加し、釧路では21492人減少していることがわかります。
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平均を求めよう

このデータの平均になんの意味があるのかはよくわかりませんが、関数の練習ということで平均を求めてみます。
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まずは平均を求めたいところを画面の通りアクティブのセルにします。
次に、セル番号の横にある『関数オートパイロット』ボタンをクリックします。
ヒントが表示されているところがそれです。ちょっと浮き出ているのがおわかりでしょうか。

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平均はAVERAGEという関数です。そのままですな。
AVERAGEをクリックし『次へ』をクリックします。

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『数値1』の右側に『縮小』というヒントが表示されるボタンがありますので、これをクリックします。

すると
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こんな細長いのが出てきます。
あまり気にしないでB2からB21まで選択します。
B2でドラッグし、カーソルを下に持っていき、B21のところで放します。
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こうなれば成功です。

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右端の『拡大』というヒントが出るボタンをクリックして戻ります。

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これにて完成です。OKをクリックしてください。

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帯広市の平均が求まりました。
釧路市の平均も同じように(もちろんC2:C21を選択して)求めてもいいのですが。
アクティブなセルの右下にある■へカーソルを持っていくと矢印が+に変わります。
そこから隣のセルへドラッグ&ドロップするとあら不思議、簡単に釧路の平均が求まります。
これを『オートフィル』といいますが、これを使いこなすことによって表計算ソフトマスターへの道が一歩前進します。
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関数もたくさん用意されていますし、使い方も日本語化されているのでいろいろと遊んでみてください。

表を出力しよう

表計算ソフトの真骨頂です。グラフ化しないで何が表計算か、という感じですね。
まずは必要なところを選択します。
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メニューの挿入→グラフ を選択します。
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特にいじるところはないので、『次へ』をクリックします。

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必ず『テキスト部分の表示』にチェックを入れてください。

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これもいじるところはないのでスルーしてください。

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グラフの名前を適当に変えて、完了をクリックしてください。

初期状態だとグラフがやや窮屈なので、大きくしましょう。
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これにて完成です。
完成サンプルのダウンロード
すでにお気づきかと存じますが、各セルでエンターキーを叩くと下にアクティブなセルが移ります。
これはツール→オプション→表計算ドキュメント→全般 の Enterキーを押して選択方向へ入力範囲を移動
で下以外のところに設定できます。ちなみに私は右へに設定しています。
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