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IEAK 6 では、以前のバージョンに比べて多くの機能が拡張および追加されています。これらの機能に慣れるには、IEAK のデモンストレーション モードでウィザードの各ページを見てみるのが一番です。デモンストレーション モードの IEAK の特徴と主な機能を以下に示します。
いくつかの配布メディア オプションの中から、Internet Explorer の配布方法を指定することができます。Web からのダウンロード、CD-ROM、単一のディスク ブランド、および LAN での展開から選択できます。単一のディスク ブランドを使用すると、クライアント コンピュータにコードをインストールせずに、Internet Explorer の設定の構成を有効にすることができます。単一のディスク ブランドは、Internet Explorer 4.01 SP1 以降を実行しているコンピュータでのみ使用できます。
Internet Explorer 6 と共に、自己展開型の実行可能 (.exe) ファイルおよびキャビネット (.cab) ファイルを 10 個まで含めることができます。カスタム コンポーネントには、配布する社内用アプリケーション、シェアウェア、およびその他のプログラムを含めます。
インストールするタイミングの 1 つに、Internet Explorer 6 の前にコンポーネントをインストールするというタイミングがあります。これは、ブラウザをインストールするためにコンピュータの用意をするユーティリティなどの場合に特に便利です。たとえば、レジストリ キーの影響を受けないように、Internet Explorer をインストールする前に、レジストリを消去するユーティリティを実行することができます。
インストール実行中にユーザーが行う操作のレベルを設定します。インタラクティブ インストール、ハンド フリー インストール、または完全サイレント インストールのいずれかを選択できます。インタラクティブ インストールの実行中には、ユーザーはコンポーネントをカスタマイズできます。ハンド フリー インストールでは、エラー メッセージや進捗状況は表示されますが、ユーザーに情報の入力を求めるプロンプトは表示されません。完全サイレント インストールはユーザー側では表示されないので、コンポーネントをカスタマイズしたり、進捗状況のメッセージを表示したりする手間をかけずにインストールできます。
インストール オプションは 10 個まで指定して、それぞれにコンポーネントのセットを含めることができます。IEAK 6 には、最小、標準、完全の 3 種類のインストール オプションが用意されており、維持、削除、またはカスタマイズすることができます。インストール オプションを使用して、ユーザーのグループごとにカスタマイズするパッケージを作成および配布します。
Internet Explorer 6 のインストール ディレクトリをカスタマイズして、ユーザーが場所を変更できないようにすることができます。Internet Explorer 6 の標準の場所を強制的に使用させることによって、管理およびトラブルシューティングをより簡単にし、バージョン番号、メータリング、およびソフトウェア インベントリの精度を向上させることができます。
Web からのインストールは、10 個までのダウンロード サイトを使用して構成できます。接続上の問題が発生した場合は、インストール プログラムによって別のサイトに切り替えられます。Internet Explorer 6 のセットアップでは、中断されたダウンロードを再開することもできます。 これにより、ユーザー側でのインストール処理がよりスムーズになります。
IEAK 6 ではすべてのパッケージに自動的にバージョン番号が付けられ、以前のバージョンのパッケージを保存するか、または上書きするかを構成することができます。また、Internet Explorer 6 の個別のコンポーネントにバージョン番号を付けると、すべてのコンポーネントを再インストールせずに更新することができます。バージョン番号を使用してパッケージを更新し、組織内での標準化を確実にすることができます。
Web からのダウンロードによるインストールを最適化します。Internet Explorer 6 のセットアップを実行すると、ユーザーのコンピュータに既にインストールされている Microsoft コンポーネントが検出されます。既存のコンポーネントは再ダウンロードされません。たとえば、カスタム パッケージにダイナミック HTML のデータ バインドが含まれている場合、この機能は再インストールされません。Web からのダウンロードを最適化すると、帯域幅の使用状況および使用時間を抑えることができるので、接続速度の遅いユーザーにとっては特に便利です。Web からのダウンロードを無効にして、すべてのコンピュータに同じバージョンのコンポーネントをインストールすると、一貫した環境を作成できます。
自動インストールを使用して、ユーザーが必要としたときにだけコンポーネントを配布します。たとえば、Internet Explorer 6 でユーザーのコンピュータに Microsoft Virtual Machine が必要であるということが検出されると、自動的に配布ポイント (LAN シェアなど) を検索し、必要なコンポーネントがインストールされます。これにより、ユーザーに必要なコンポーネントだけをインストールして、時間やディスク領域を節約できます。
Internet Explorer 6 のパッケージには、配布用にデジタル署名を施すことができます。デジタル署名を含めることにより、パッケージが改ざんされていないこと、発行元が信頼できることを保証します。