画像ウィンドウが最初に開かれたときの状態を指定します。
位置固定とサイズ固定は、ウィンドウの出現位置と最初のサイズを常に同じにします。何枚も表示させるとずっと重なりつづけてしまうので、「いちどに一枚しか開かない」と併用することをお勧めします。自動整列と位置固定とを両方指定したときは、位置固定の方が優先されます。
固定する位置、サイズは、直前に画像ウィンドウを「閉じた」時のものが採用されます。好みの位置に固定したいときは、前もって画像を開き、好きな位置・サイズにウィンドウを移動・リサイズした後、閉じます。次に画像を開くときから、前回閉じた位置で表示されます。
ウィンドウの位置は、デフォルトではWindowsに任せていますが、自動整列をチェックすると階段状に整列して配置します。
メニューバー、ツールバーは、チェックを外すとウィンドウを開いたときには消えています。全画面表示時のメニューバー・ツールバーの表示は、設定の「全画面表示」のところで独立して設定できます。
画面に収まりきらない大きさの画像を開いたとき、大きさを調整して画面内に収めるかどうかを指定します。
「しない」では調整を行いません。画面外にはみ出た部分はスクロールバーで表示させることになります。
「オーバービュー」では、その時の画面サイズにおさまりきらない大きさの画像は表示前に自動的に縮小します。画質優先か、速度優先かを選べます。速度優先はドットを間引いているだけなので、特にアニメ調の絵だと崩れてしまうことがあるので注意してください。写真などなら見れると思います。また、オーバービューによって縮小された後の画像では、GIFアニメ再生やPSDのレイア切り替えなどは行えないことにも注意してください。
イメージビューで画像を見ているときは、「イメージビュー」のオーバービュー設定が、全画面表示の場合は「全画面表示」のオーバービュー設定が使われます。
画像ウィンドウの「オーバービュー」コマンドによって、画像を開いたあとから縮小することもできます。
オーバービューが画像のサイズそのものを小さくするのに対して、「倍率調整」では、画面サイズにおさまらない画像の表示倍率だけを小さくします。なので画像を開いた後に「拡大」コマンドを実行すれば元の大きさに戻ります。
倍率調整では、0.25倍、0.5倍などの決まった倍率で縮小するので、画像を表示したときほとんどの場合上下左右の端に余白ができます。
デフォルトでは、画像を拡大縮小すると、余白ができないようにウィンドウを自動的に画像に合ったサイズにしますが、ここのチェックを外すと、拡大縮小してもウィンドウサイズは元のままになります。