DataFactory のカスタマイズ

リモート データ サービス (Remote Data Service : RDS) には、3 階層のクライアント/サーバー システムでデータ アクセスを簡単に行う手段があります。クライアントのデータ コントロールで、リモート データ ソース上でクエリを実行するための接続文字列とコマンド文字列のパラメータを指定します。または、更新を実行するための接続文字列と Recordset オブジェクトのパラメータを指定します。

パラメータは、リモート データ ソースでデータ アクセス操作を実行するサーバー プログラムに渡されます。RDS には、RDSServer.DataFactory オブジェクトという既定のサーバー プログラムがあります。この RDSServer.DataFactory は、クエリで作成された Recordset オブジェクトをクライアントに返します。

ただし、RDSServer.DataFactory が実行できるのは、クエリと更新に制限されています。接続文字列またはコマンド文字列の検証または処理は、実行できません。

ADO を使用して、DataFactory が "ハンドラ" という別の種類のサーバー プログラムと連携して動作するように指定できます。ハンドラで、データ ソースへのアクセスに使用される前の、クライアント接続文字列とコマンド文字列を変更できます。さらにハンドラによって、データ ソースとの間でデータを読み書きするためのクライアントの能力を制御するアクセス権を設定することができます。

ハンドラがクライアントのパラメータとアクセス権の変更に使用するパラメータは、カスタマイズ ファイルの各セクションに指定します。

DataFactory オブジェクトのカスタマイズの詳細については、次のトピックを参照してください。