カスタマイズ ファイルの概要

カスタマイズ ファイルの各セクション ヘッダーは、型とパラメータを角かっこ ([ ]) で囲んだものになっています。4 種類のセクションは、connectsqluserlist、または logs のリテラル文字列で示されます。パラメータは、リテラル文字列、既定値、ユーザー指定の識別子のいずれかです。または、パラメータを何も指定しない場合もあります。

各セクションは、次のセクション ヘッダーのいずれかで区分されます。

[ connect    default        ]
[ connect    identifier    ]
[ sql            default        ]
[ sql            identifier    ]
[ userlist    identifier    ]
[ logs                        ]

セクション ヘッダーには次の要素があります。

要素 説明
connect 接続文字列を変更するリテラル文字列。
sql コマンド文字列を変更するリテラル文字列。
userlist 特定のユーザーのアクセス権を変更するリテラル文字列。
logs 操作上のエラーを記録するログ ファイルを指定するリテラル文字列。
default 識別子が指定されていない、または検出されない場合に使用されるリテラル文字列。
identifier 接続文字列またはコマンド文字列内の文字列と一致する文字列。
  • セクション ヘッダーに connect があり、識別文字列が接続文字列内にある場合は、このセクションが使用されます。

  • セクション ヘッダーに sql があり、識別文字列がコマンド文字列内にある場合は、このセクションが使用されます。

  • セクション ヘッダーに userlist があり、識別文字列が connect セクションの識別子と一致する場合は、このセクションが使用されます。

DataFactory はハンドラを呼び出し、クライアントのパラメータを渡します。ハンドラは、適切なセクション ヘッダー内の文字列と一致する識別子を求めて、クライアント パラメータ内のすべての文字列を検索します。一致する文字列が見つかると、そのセクションの内容がクライアント パラメータに適用されます。

各セクションは次の状況下で使用されます。