段階 4: サインアップ方法の選択

ISP の方の場合は、ユーザーによるサービスのサインアップ方法およびインターネットへの接続方法を指定することができます。


[インターネット サインアップ サーバー]
[インターネット サインアップ サーバー] を使用すれば、サインアップに関する各種のオプションに、柔軟に動的に対処することができます。ただし、これを使用するには、CGI (Common Gateway Interface) スクリプトをインプリメントするか、あるいはアクティブ サーバー ページ (ASP) を使用して、サインオン処理をサポートする必要があります。

CGI とは、インターネット サーバーの上で動作するプログラムの仕様です。CGI プログラムをセットアップするには、そのプログラムが自分のサイトで動作することを確認した後、そのプログラムを適切なディレクトリ (Cgi-bin ディレクトリと呼ばれる場合が多い) に格納します。この場合は、必要に応じて、.cgi という拡張子を付加します。そして、該当するプログラムおよび関連ファイルに、適切なアクセス権を設定します。

Microsoft アクティブ サーバー ページ (ASP) を使用すれば、自分の Web サイトの動的でインタラクティブなコンテンツを作成するためのスクリプトを、自分の HTML ページに埋め込むことができます。以前は、Visual Basic Scripting Edition (VB_Script)、JavaScript、JScript といったポピュラーなスクリプト記述言語で記述したスクリプトが、該当するスクリプト記述言語をサポートする Web ブラウザによって処理されていました。アクティブ サーバー ページを使用すれば、自分の Web サーバーで、スクリプトをサポートすることができます。自分の Web サーバーに接続できるブラウザであればどんなブラウザでも、ASP とやり取りして、動的な出力を処理することができます。そのブラウザがスクリプトをサポートしているかどうかは、問題になりません。ASP は、バージョン 3.0 以降の Microsoft Internet Information Server でサポートされています。


[サーバーなしのサインアップ]
[サーバーなしのサインアップ] を使用する場合、サインアップ サーバーは不要です。サーバーなしのサインアップを選択すると、サインアップ処理の制御に必要な情報を入力するよう、Internet Explorer 管理者キット ウィザードから指示されます。つまり、ダイヤル、ゲートウェイ、およびパスワードに関する情報の入力が求められます。Internet Explorer 管理者キット ウィザードでは、サインアップ ページのテストを実行することもできます。

[サインアップしない]
カスタム ブラウザをインストールした際、サインアップ操作をユーザーに実行させたくない場合は、この方法を指定します。このオプションは、ケーブル モデムを使用している場合に便利かもしれません。

注意: [単一のフロッピー ディスク] オプションを選択しても、[サインアップしない] オプションを選択した場合、このオプションは有効になりません。単一のフロッピー ディスクは作成されません。