サーバーを使わないサインアップ パッケージの作成

サーバーを使わないサインアップ処理では、CD-ROM、フロッピー ディスク、またはダウンロードしたファイルから、ユーザーが Internet Explorer のカスタム ブラウザをインストールすることができます。このインストール処理では、ユーザー名、パスワード、および接続情報を変更するだけで、ユーザーがアカウントをセットアップし、カスタム ブラウザでインターネットに接続することができます。

ブラウザの外観をカスタマイズするだけでなく、カスタム ブラウザをユーザーがコンピュータにインストールするときに選択できるようなプログラムを 10 個まで追加することもできます。また、Internet Explorer 管理者キットに入っているオプションのインターネット プログラムを、すべてあるいは一部を追加することもできます。そのようなプログラムを追加する場合は、そのプログラムをユーザーのコンピュータに自動的にインストールするのか、あるいはユーザーがインストール メニューから選択できるようにするのかを指定することもできます。

サーバーを使わないサインアップ処理の使用方法

サーバーを使わないサインアップ処理では、サインアップ サーバーを使わなくても、カスタム インストールをユーザーに提供できます。この方法を使えば、サインアップ サーバーを作成する必要がありません。ユーザーは、アカウント情報を手作業で取得することになるため、インストール後に設定値をいくつか変更する必要があります。

サインアップ サーバーを使う方法では通常、サインアップ サーバーがユーザーに関する情報を収集してカスタム設定ファイルを作成し、ユーザーのデスクトップ コンピュータにダウンロードします。そして、Internet Explorer インストール パッケージ入っているソフトウェアは、この設定ファイルを使って、デスクトップ コンピュータを設定します。

一方、サーバーを使わないサインアップ処理では、設定ファイルをあらかじめ作成しておき、インストール パッケージに組み込んで出荷します。そのため、設定ファイルには、ユーザーに固有な情報が入っていません。Internet Explorer のほとんどの項目を設定するための Instal.ins という設定ファイルは、ローカルな HTML ページからリンク先として呼び出します。

似たようなカスタム ブラウザを複数個作成する

Internet Explorer の似たようなカスタム ブラウザを複数個 (多数の設定値が同じ) 作成する場合でも、簡単に行えます。詳細については、似たようなブラウザを複数個作成するを参照してください。