段階 2: カスタム アクティブ セットアップ コンポーネントの指定

ブラウザをインストールする際にユーザーにインストールを許可するコンポーネントは、10 個まで指定できます。それらのコンポーネントは、自己展開型の実行可能 (.exe) ファイルでもかまいませんし、圧縮キャビネット (.cab) ファイルでもかまいません。

カスタム コードを署名するようにしてください。カスタム コードを何か署名しておけば、ユーザーはコードの身元を確認してから、自分のコンピュータにダウンロードすることができます。Internet Explorer ではデフォルト時、カスタム コードが署名されていないものは拒否されます。

[コンポーネント]


このボックスには、コンポーネントの名前を入力します。ソフトウェアをユーザーがインストールする際は、ここで指定した名前がセットアップ画面に表示されます。

[場所]
プログラムのパスを入力します。[参照] をクリックすれば、プログラムを検索して、そのパスを指定できます。

[コマンド]
.cab ファイルを指定する場合は、実行するコマンドも指定しなければなりません。

[GUID]
GUID (Globally Unique IDentifier) をプログラムで取得済みの場合は、それをこのボックスに入力します。また、プログラムで GUID をまだ取得していない場合は、[作成] をクリックして、GUID を割り当てます。GUID を使用すれば、プログラムやオブジェクトなどの項目を一意に指定することができます。

[パラメータ]
プログラムで実行する任意のスイッチを指定することができます。

[サイズ]
プログラムのサイズ (KB 単位) を入力します。

[バージョン]
このバージョン番号を使用すれば、プログラムのバージョンを管理することができ、最新バージョンのインストール状況を確認することができます。

[アンインストール キー]
これは、アンインストール プログラムのためのレジストリ エントリ、つまりキーです。アンインストール プログラムを登録しておけば、ユーザーはコントロール パネルの中の [アプリケーションの追加と削除] アイコンをクリックすることにより、プログラムを削除することができます。アンインストール プログラムを登録するには、アプリケーションに関する下記のエントリを Uninstall サブキーに追加してください。

HKEY_LOCAL_computer\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\
Uninstall\ApplicationName\UninstallString

DisplayName と UninstallString の両方に適切な値を指定しないと、アンインストール プログラムがコントロール パネルに表示されません。UninstallString で指定するパスは、アンインストール プログラムを実行する際に使用する完全なコマンド ラインでなければなりません。また、指定するコマンド ラインでは、バッチ ファイルやサブプロセスからではなく、プログラムを直接アンインストールしなければなりません。

[確認]
インターネット経由でインストールするプログラムには通常、「デジタル署名」が必要です。プログラムの身元の確認と、署名の時点以降にコードが変更されていないことの保証は、この署名によって行われます。ブラウザのセキュリティの設定値に従って、ユーザーはプログラムをダウンロードする前に警告を受け取ることもできます。コードの署名に必要なパブリック キーおよびプライベート キーは、認証局から取得できます。[確認] をクリックすれば、デジタル署名がプログラムに実施されているかどうかわかります。

コードの署名に関する最新情報の全般については、弊社の Web サイトを参照してください。

ヒント
.cab ファイルのビルドおよび Internet (IExpress) Express スクリプトの作成用のツールは、Internet Explorer 管理者キットに入っています。Microsoft Internet Client SDK には、その他のツールも入っています。セットアップに関するテクノロジ全般についての詳細は、Internet Explorer 4.0 の (アクティブ) セットアップを参照してください。