Internet Express のテクノロジと IExpress ウィザード

Internet Express (IExpress) は、セットアップ処理を簡単にするために設計されたテクノロジです。IExpress ウィザードに従って処理を 1 ステップずつ実行すれば、内部のセットアップ プログラムを自動的に実行するような自己展開型のキャビネット (.cab) ファイルを容易に作成することができます。

セットアップ プログラムは、.inf ファイル、実行可能プログラム、一連のコマンドのいずれでもかまいません。IExpress の .cab ファイルは、インストールが終了するとセットアップ ファイルを自動的に削除するため、時間と労力を節約することができます。

IExpress ウィザードを使用すれば、ユーザーに表示されるプロンプトを制御したり、インストール後にユーザーにリブートさせるかどうかを決定したりなど、カスタム ブラウザ パッケージの特殊なインストールを実行できます。IExpress ウィザード (IExpress.exe) は、\Program Files\IEAK\Tools というフォルダに入っています。このウィザードで指定する選択肢は、バッチ モードでのセットアップ スイッチに対応しています。

IExpress セットアップ パッケージを作成するには、パッケージに関する情報を格納するための自己展開型ディレクティブ (SED) ファイルの作成から始めます。IExpress ウィザードを実行する際は、既存の SED ファイルを使用してもかまいませんし、ウィザードで新しい SED ファイルを作成してもかまいません。SED ファイルには、セットアップ パッケージに関する情報および指示が格納されます。

IExpress のテクノロジには、次のような機能があります。

IExpress のテクノロジは、強力で柔軟性に富んでいます。ここでは、ユーザーが指定できる設定の一部を紹介します。