2.アプローチ

2.アプローチ

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Notes:

いざ、踏み切りへアプローチを開始します。上に跳ぶのですから、当然膝を曲げて、それを伸ばして跳ぶ訳です。棒高跳びと大体同じです。棒高跳びは窪みに棒の先端を滑り込ませて、進行方向の力を上向きに変えますが、アクセルジャンプも同じで、スケートの先端のトウピックを急に氷に突き刺して、急ブレーキをかけることによって、上向きの力を得る訳です。棒高跳びの棒がUの字にたわむのと同じく、アクセルでは膝を十分に曲げてジャンプしましょう。後ろ向きの助走から前向きになるときは、上体を起こしたまま、それまでの助走の姿勢を崩さないように両手を広げ、踵からこれまで滑ってきた弧より30度位外向きの弧に乗って滑り出します。気持ちは90度位外向きに滑る感じで滑ると、実際は30度位になっているというのが実感です。

手はこの時、一度後ろに引いてそれを前に振り上げる人と、最初から後ろに引いてあった手をそのまま体の後ろに引いておいて、踏み切りの際には前に出すだけの人がいます。ダブル・アクセルやトリプル・アクセルでなければ後者の方が体がブレず、きれいなジャンプが跳べると私は思います。

フリーレッグの位置を上のイラストで見てください。いかに捩じれているか分かりますか。