home *** CD-ROM | disk | FTP | other *** search
/ DOS/V Power Report 2003 August / VPR0308.ISO / OLS / BEMEM241 / BEMEM241.LZH / Q&A.txt < prev    next >
Text File  |  2003-04-13  |  11KB  |  245 lines

  1. BeMemに関する Q&A(2003/03/29 改訂版)
  2.  
  3.  
  4.  
  5. Q:なぜフリーソフトウェアなの?シェアウェアにはしないの?
  6.  
  7. A:自分がソフトを検索などで探す時はシェアウェアはまず眼中に
  8.  無くフリーソフトウェアを探してからどうしても無い時しか探さ
  9.  ないからです。自分が探さないものを作るなんてナンセンスです
  10.  よね?より多くの人に使ってもらいたいと思うならフリーにすべ
  11.  きでしょう。
  12.   尚、フリーとは無料という意味ではなくて使用権が自由という
  13.  意味です。「無料であるべきだ」とかいう無茶なことは考えてい
  14.  ませんし、ほかのソフトを開発している皆さんと同じように私も
  15.  コンパイラなどを購入するには多少のお金はかかっていますので
  16.  シェアウェアの存在自体は良いものだと思います。
  17.   厳格なコピーライトの考え方も厳格なコピーレフトの考え方も
  18.  どちらも受け入れ難いと思っています。
  19.   あとで有料にするのかという質問をいただきますが、「現行の
  20.  ものを有料にすることは無い」というのが回答です。何らかの理
  21.  由でシェアウェアにする場合はそれは別物(上位バージョン)を
  22.  作ることになると思います。
  23.   現状ではそんな時間はとても無いのでシェアウェア化の予定は
  24.  ありません。それにシェアウェアだったら使わないでしょ?
  25.  
  26.  
  27. Q:いつ実行したらいいの?
  28.  
  29. A:例えばOSの起動直後にBeMemを起動し、掃除を行ったと
  30.  します。使用率が減りましたよね?システム起動の際も、細かい
  31.  ファイルの読み込みは行われますので、この時点での掃除は有効
  32.  です。
  33.   また大量のファイルをコピーしたときなども同様に大量のフラ
  34.  グメントが発生しますので有効です。後はアプリケーションを終
  35.  了した後などでしょう。画像関係のソフトなどはメモリを酷使し
  36.  ますのでそれなりに有効かと思います。
  37.   使用率が下がったときに自動実行する設定がありますのでその
  38.  チェックをつけておくとアプリが終了時などは使用率が下がるの
  39.  でその都度利用できて便利かもしれません。
  40.  
  41.  
  42. Q:メモリ掃除したのに使用率が100%なのはなぜ?
  43.   (Win9xの場合)
  44.  
  45. A:メモリ掃除しても実際には物理量が増えるわけではありません。
  46.  余分なメモリを開放して本来の使用量に近づけるのが目的です。
  47.  ですので、掃除してメインメモリが増えても使用率が100%の
  48.  ままというのはよくあることです。「空きメモリがあるのに使用
  49.  率が100%」「メモリは空いていないのに使用率は100%で
  50.  はない」という状態ももちろん存在します。
  51.   この「使用率」はシステムの値を取得しているのでシステムか
  52.  ら見たメモリ量という感じになります。一番あてになりそうな値
  53.  かもしれません。ちなみに100%でもメモリ不足でのエラーは
  54.  ほとんど出ないと思います。それはスワップに行くからです。
  55.   では「どんな状態が100%か」というと「管理できるメモリ
  56.  が上限に達してこれ以上はすべてスワップに行く(スワップアウ
  57.  トしてしまう)」という状態の時と思って下さい(厳密には違い
  58.  ますが)。
  59.  
  60.  
  61. Q:掃除量を上げすぎるとどうなるの?
  62.  
  63. A:デフォルトで30%程度に設定されている掃除量ですが、一応
  64.  95%まではあげれます。ただし50%を超えると危険です。
  65.   掃除量とは確保&開放量です。大量のデータはその分色々と圧
  66.  迫します。その上、本当に足りない場合はメインメモリに置いて
  67.  いなければならない情報までスワップアウトしてしまうことも考
  68.  えられます。これでは何かやるたびにスワップに行きますのでパ
  69.  フォーマンスは最悪です。
  70.   特にWindows君はあまり賢くないので過負荷で落ちるこ
  71.  ともあったりするから困ったチャンです。
  72.   Windows 9x系をご使用の方は一度に確保できるメモリは256
  73.  MBまでとなっています。BeMem2.40からこのOS制限を回
  74.  避する処理をいれています。
  75.   搭載しているメモリ量にも応じますが、大きすぎる値は設定し
  76.  ないようにしましょう。
  77.  
  78.  
  79. Q:メインメモリってどのくらい搭載したらいいんですか?
  80.  
  81. A:メモリは多いに越したことはありません。一部「64MBを超
  82.  えたらいくら搭載しても意味が無い」的な報道がありましたが、
  83.  それは「何も起動しないなら」確かにそれでいいでしょう。しか
  84.  し実際はそうではありません。画像など大容量情報を扱う人は作
  85.  業領域としてもっと必要でしょう。
  86.   某(1年で壊れるタイマーのついた)メーカーのパソコンなど
  87.  常駐物が多すぎて何も起動しなくても使用率が100%になって
  88.  いたりする物も昔はありました。
  89.   どれだけ搭載すればよいかという事ですが、BeMemを起動
  90.  して使用率を見てください。貴方が普段使っている状況、例えば
  91.  Webブラウザを起動しメーラーを起動したらそれだけで100
  92.  %になってしまったという人も少なくないと思います。さらに、
  93.  オーディオ再生や画像再生が絡んで来たり音声認識ソフトを起動
  94.  し音声でメールを書きつつMP3を再生するなどという事をして
  95.  いたとするとたちまち足りなくなってしまうでしょう。
  96.   さて、その際どの時点で100%になるかです。全部起動した
  97.  時点で100%にならず、使用を終わるまで100%未満なら問
  98.  題は無いでしょう。早期に100%に到達し、スワップも大量に
  99.  発生しているならもう少しメモリを増やしたほうが良いと思いま
  100.  す。
  101.   最近のパソコンは標準で64MB以上は搭載していますが、上
  102.  記のような使用をするのでは多少足りないかもしれません。そこ
  103.  で、BeMemでメモリ掃除を行い少しでも補っていただければ
  104.  幸いです。一応目安として128MBくらい搭載していればシス
  105.  テムは比較的安定すると思います(Win98の場合)。
  106.   XPについては256MB推奨とか言われていますし、実際のところ
  107.  使用するOSと使用するソフト、およびデータにより変わります。
  108.   BeMemはメモリを増やすものではなく使用効率を本来の状
  109.  態に近づけるための物ですのでくれぐれもご注意を。
  110.  
  111.  
  112. Q:メモリを大量に搭載しています。しかし掃除しても本来の使用
  113.  率に戻らないのですが?
  114.  
  115. A:メモリ掃除はすべての領域に対して行われるものではありませ
  116.  ん。掃除の行き届かない部分も当然あります。しかし、行き届か
  117.  ないという事は現状で既に事足りているはずです。
  118.   例えば256MB搭載し、128MBを掃除対象にした場合、
  119.  一旦ソフトを大量に起動し終了後掃除をしたとします。しかし起
  120.  動前の使用率に戻らないという事も当然あります。これはメモリ
  121.  搭載量に関係無く起こりうる現象です。全体を掃除するわけでは
  122.  ありませんのである意味仕方の無い部分でもあります。
  123.   尚、Windows98 は1GB以上のメモリは認識できません(正確
  124.  には950MB程度でレジストリを書き換えれば認識させずに起動は
  125.  できるようになる)。大量にといっても限度があります。
  126.  
  127.  
  128. Q:今後のバージョンアップの予定は?
  129.  
  130. A:要望のあったもので簡単なもの、重要なもの、便利なものから
  131.  順にやっていく予定です。要望といっても相反する2つの要望が
  132.  あっても対応できませんので論理的に正しく要望が最大公約数的
  133.  なものが優先です。もちろんバグが発見されたらバグ対応が最優
  134.  先になります。
  135.  
  136.  
  137. Q:一緒に付いているフォーム壁紙用BMPは今後増えますか?
  138.  
  139. A:評判が良ければ今後も増やしていく予定です。元々CG集用の
  140.  画像ですので探せば結構ありますが、同封するとその分容量増え
  141.  るでしょ?
  142.  
  143.  
  144. Q:「通りぬけフープ」時にチラつくのは何故ですか?
  145.  
  146. A:通りぬけさせるためには特殊な命令を使うわけですが、その際
  147.  に文字が消えてしまうんです。その為、再描画をさせています。
  148.  それが原因となってチラついてしまいます。もし再描画をさせな
  149.  かった場合は、更新された箇所(つまりメモリサイズが変わった
  150.  箇所)以外の文字が消えてしまいます。これでは実用に耐えない
  151.  と思い、多少見づらいですが描画優先で設計しました。チラつき
  152.  防止や減少など色々検討したのですが、様々な要因が重なり合う
  153.  ため結局再描画を都度掛けるしかないというのが現状です。
  154.   文字出さなくていいならチラつきませんけど、意味ないですよ
  155.  ね?
  156.  
  157.  
  158. Q:PhotoShop使用時に、メモリサイズの表示は変わらな
  159.  いのにHDDにアクセスに行きっぱなしになるのですが。
  160.  
  161. A:これはPhotoShopが自前でメモリ管理用にディスクに
  162.  書き出しを行う「仮想記憶ディスク」の為だと推測されます。そ
  163.  のため、実際の物理メモリにアクセスに行かない為に起こる現象
  164.  ではないかと思われます。PhotoShopのメモリ設定で、
  165.  あらかじめ確保する容量を指定できますので、大きすぎる場合は
  166.  下げてから使用してみてください。
  167.  それではBeMemが実際に役に立つのか、という点ですが、あ
  168.  らかじめ確保されている領域を越えてOS管理になった部分は恐
  169.  らく役に立つと思いますが検証はできていません。
  170.  
  171.  
  172. Q:CPU占有率って?
  173.  
  174. A:CPUっていうのは中央演算(処理)装置。早い話が心臓部で
  175.  す。計算やってくれるやつで車に例えるとエンジンと同じくらい
  176.  重要。で、その使用率、つまり「どれだけ忙しいか?」という事
  177.  ですね。CPUってのもフル稼働している訳じゃないんで。
  178.  もしこの値が100%だったら、もういっぱいいっぱい。一般的
  179.  に、この値は少ないほうが良い(快適)とされますね。車に例え
  180.  るとエンジンの「回転数」ですね。という事はBeMemはタコメータ
  181.  か?(笑)
  182.  で、取得方法は当初、自前で計算しようとしていたんですが、ど
  183.  うも正確じゃないみたいなんで、結局レジストリを弄ってOSの
  184.  サービスを利用することにしました(Win9xの場合)。ただし、
  185.  参照はしていますが変更はしていませんのでご安心を。
  186.  Windows2000 の場合もレジストリではありませんがOSの命令で
  187.  取得しています。自前で計算するより相当効率が良いので、その
  188.  面では優れています。探すのに相当苦労しました。
  189.  
  190.  
  191. Q:MemTurb○(伏字になってない?)と比べてどう?
  192.  
  193. A:というメールを貰うまで存在を知りませんでした。そういう方
  194.  面の情報収集(新作など)をぜんぜんしない人なので結局詳しい
  195.  知り合いに見せてもらいました。うーむ、まあ同じジャンルだか
  196.  ら似るのは当然かな。
  197.  
  198.  
  199. Q:Windows2000では効果が低いようですが?
  200.  
  201. A:元々NT系OSは比較的しっかりしているので必要としてない、
  202.  などという回答を今までしていましたが、実はちょっとだけ裏技
  203.  があったりします。まだ組み込んでいないので暫定な部分も多い
  204.  のですが、情報->ヒープリスト->対象となるプロセスの部分で、
  205.  [System Process]を選択し、左のリストボックスから何か選択し
  206.  てください。本当にフラグメントが発生しているならばこれだけ
  207.  でメモリがどんどん開放されていきます。逆にフラグメントが発
  208.  生していないならメモリ消費量は増えてしまいます。
  209.   掃除の効果が薄くなってきたら(各メモリにフラグメントが発
  210.  生したら)試してみてください。普通の人は動いているプロセス
  211.  なんて見ないでしょうけど(^^;
  212.   何故、効果があるかというとNT系OSには「フラグメントを解消
  213.  する」(やや違いますが)という命令があるからです。
  214.  
  215.  
  216. Q:リソースって何?
  217.  
  218. A:BeMem 2.1からリソースメーターがつきました。そもそも
  219.  リソースとは何でしょうか?9x系の考え方で16bitとの互換性を
  220.  取るためとか言われています。ちなみにメモリ搭載量とは無関係
  221.  ですので、リソースが足りないからといって大量のメモリを載せ
  222.  ても意味がありません。つまり「大量のメモリを搭載して自由度
  223.  が高くなり、ポコポコといろんなのを起動する人」ほどトラブル
  224.  に陥りやすくなります。
  225.   リソースにはUSERリソースとGDIリソースの2つがあり
  226.  ます。そのうち、少ないほうが「システムリソース」と呼ばれて
  227.  います。これはOSの仕様らしいです。
  228.   コントロールの数が増えるとUSERリソースを消耗し、描画
  229.  に関する処理が増えるとGDIリソースが消耗します。その辺は
  230.  各プログラムに依存しますので、異常に消耗する場合は、動かし
  231.  ているソフトの欠陥である場合も考えられます。
  232.   尚、リソース不足はBeMemでは解消できません。メモリを
  233.  増設してもリソース量は増えません。9x系OSの限界です。
  234.  
  235.  
  236. Q:優先度の変更は?
  237.  
  238. A:BeMem 2.2からプロセスの優先度を変更できるようになり
  239.  ました。優先度というと、CPUの処理時間の割り当ての優先順
  240.  位です。優先度が高いほど他の処理より優先されます。ただし、
  241.  システムの処理の優先度を変更すると、とても危険です。扱いに
  242.  は注意してください。NT系OS(Windows2000,Xp)の場合、アクセ
  243.  ス権が必要な場合もありますので、ご注意ください。
  244.  
  245.