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2003-04-13
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11KB
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245 lines
BeMemに関する Q&A(2003/03/29 改訂版)
Q:なぜフリーソフトウェアなの?シェアウェアにはしないの?
A:自分がソフトを検索などで探す時はシェアウェアはまず眼中に
無くフリーソフトウェアを探してからどうしても無い時しか探さ
ないからです。自分が探さないものを作るなんてナンセンスです
よね?より多くの人に使ってもらいたいと思うならフリーにすべ
きでしょう。
尚、フリーとは無料という意味ではなくて使用権が自由という
意味です。「無料であるべきだ」とかいう無茶なことは考えてい
ませんし、ほかのソフトを開発している皆さんと同じように私も
コンパイラなどを購入するには多少のお金はかかっていますので
シェアウェアの存在自体は良いものだと思います。
厳格なコピーライトの考え方も厳格なコピーレフトの考え方も
どちらも受け入れ難いと思っています。
あとで有料にするのかという質問をいただきますが、「現行の
ものを有料にすることは無い」というのが回答です。何らかの理
由でシェアウェアにする場合はそれは別物(上位バージョン)を
作ることになると思います。
現状ではそんな時間はとても無いのでシェアウェア化の予定は
ありません。それにシェアウェアだったら使わないでしょ?
Q:いつ実行したらいいの?
A:例えばOSの起動直後にBeMemを起動し、掃除を行ったと
します。使用率が減りましたよね?システム起動の際も、細かい
ファイルの読み込みは行われますので、この時点での掃除は有効
です。
また大量のファイルをコピーしたときなども同様に大量のフラ
グメントが発生しますので有効です。後はアプリケーションを終
了した後などでしょう。画像関係のソフトなどはメモリを酷使し
ますのでそれなりに有効かと思います。
使用率が下がったときに自動実行する設定がありますのでその
チェックをつけておくとアプリが終了時などは使用率が下がるの
でその都度利用できて便利かもしれません。
Q:メモリ掃除したのに使用率が100%なのはなぜ?
(Win9xの場合)
A:メモリ掃除しても実際には物理量が増えるわけではありません。
余分なメモリを開放して本来の使用量に近づけるのが目的です。
ですので、掃除してメインメモリが増えても使用率が100%の
ままというのはよくあることです。「空きメモリがあるのに使用
率が100%」「メモリは空いていないのに使用率は100%で
はない」という状態ももちろん存在します。
この「使用率」はシステムの値を取得しているのでシステムか
ら見たメモリ量という感じになります。一番あてになりそうな値
かもしれません。ちなみに100%でもメモリ不足でのエラーは
ほとんど出ないと思います。それはスワップに行くからです。
では「どんな状態が100%か」というと「管理できるメモリ
が上限に達してこれ以上はすべてスワップに行く(スワップアウ
トしてしまう)」という状態の時と思って下さい(厳密には違い
ますが)。
Q:掃除量を上げすぎるとどうなるの?
A:デフォルトで30%程度に設定されている掃除量ですが、一応
95%まではあげれます。ただし50%を超えると危険です。
掃除量とは確保&開放量です。大量のデータはその分色々と圧
迫します。その上、本当に足りない場合はメインメモリに置いて
いなければならない情報までスワップアウトしてしまうことも考
えられます。これでは何かやるたびにスワップに行きますのでパ
フォーマンスは最悪です。
特にWindows君はあまり賢くないので過負荷で落ちるこ
ともあったりするから困ったチャンです。
Windows 9x系をご使用の方は一度に確保できるメモリは256
MBまでとなっています。BeMem2.40からこのOS制限を回
避する処理をいれています。
搭載しているメモリ量にも応じますが、大きすぎる値は設定し
ないようにしましょう。
Q:メインメモリってどのくらい搭載したらいいんですか?
A:メモリは多いに越したことはありません。一部「64MBを超
えたらいくら搭載しても意味が無い」的な報道がありましたが、
それは「何も起動しないなら」確かにそれでいいでしょう。しか
し実際はそうではありません。画像など大容量情報を扱う人は作
業領域としてもっと必要でしょう。
某(1年で壊れるタイマーのついた)メーカーのパソコンなど
常駐物が多すぎて何も起動しなくても使用率が100%になって
いたりする物も昔はありました。
どれだけ搭載すればよいかという事ですが、BeMemを起動
して使用率を見てください。貴方が普段使っている状況、例えば
Webブラウザを起動しメーラーを起動したらそれだけで100
%になってしまったという人も少なくないと思います。さらに、
オーディオ再生や画像再生が絡んで来たり音声認識ソフトを起動
し音声でメールを書きつつMP3を再生するなどという事をして
いたとするとたちまち足りなくなってしまうでしょう。
さて、その際どの時点で100%になるかです。全部起動した
時点で100%にならず、使用を終わるまで100%未満なら問
題は無いでしょう。早期に100%に到達し、スワップも大量に
発生しているならもう少しメモリを増やしたほうが良いと思いま
す。
最近のパソコンは標準で64MB以上は搭載していますが、上
記のような使用をするのでは多少足りないかもしれません。そこ
で、BeMemでメモリ掃除を行い少しでも補っていただければ
幸いです。一応目安として128MBくらい搭載していればシス
テムは比較的安定すると思います(Win98の場合)。
XPについては256MB推奨とか言われていますし、実際のところ
使用するOSと使用するソフト、およびデータにより変わります。
BeMemはメモリを増やすものではなく使用効率を本来の状
態に近づけるための物ですのでくれぐれもご注意を。
Q:メモリを大量に搭載しています。しかし掃除しても本来の使用
率に戻らないのですが?
A:メモリ掃除はすべての領域に対して行われるものではありませ
ん。掃除の行き届かない部分も当然あります。しかし、行き届か
ないという事は現状で既に事足りているはずです。
例えば256MB搭載し、128MBを掃除対象にした場合、
一旦ソフトを大量に起動し終了後掃除をしたとします。しかし起
動前の使用率に戻らないという事も当然あります。これはメモリ
搭載量に関係無く起こりうる現象です。全体を掃除するわけでは
ありませんのである意味仕方の無い部分でもあります。
尚、Windows98 は1GB以上のメモリは認識できません(正確
には950MB程度でレジストリを書き換えれば認識させずに起動は
できるようになる)。大量にといっても限度があります。
Q:今後のバージョンアップの予定は?
A:要望のあったもので簡単なもの、重要なもの、便利なものから
順にやっていく予定です。要望といっても相反する2つの要望が
あっても対応できませんので論理的に正しく要望が最大公約数的
なものが優先です。もちろんバグが発見されたらバグ対応が最優
先になります。
Q:一緒に付いているフォーム壁紙用BMPは今後増えますか?
A:評判が良ければ今後も増やしていく予定です。元々CG集用の
画像ですので探せば結構ありますが、同封するとその分容量増え
るでしょ?
Q:「通りぬけフープ」時にチラつくのは何故ですか?
A:通りぬけさせるためには特殊な命令を使うわけですが、その際
に文字が消えてしまうんです。その為、再描画をさせています。
それが原因となってチラついてしまいます。もし再描画をさせな
かった場合は、更新された箇所(つまりメモリサイズが変わった
箇所)以外の文字が消えてしまいます。これでは実用に耐えない
と思い、多少見づらいですが描画優先で設計しました。チラつき
防止や減少など色々検討したのですが、様々な要因が重なり合う
ため結局再描画を都度掛けるしかないというのが現状です。
文字出さなくていいならチラつきませんけど、意味ないですよ
ね?
Q:PhotoShop使用時に、メモリサイズの表示は変わらな
いのにHDDにアクセスに行きっぱなしになるのですが。
A:これはPhotoShopが自前でメモリ管理用にディスクに
書き出しを行う「仮想記憶ディスク」の為だと推測されます。そ
のため、実際の物理メモリにアクセスに行かない為に起こる現象
ではないかと思われます。PhotoShopのメモリ設定で、
あらかじめ確保する容量を指定できますので、大きすぎる場合は
下げてから使用してみてください。
それではBeMemが実際に役に立つのか、という点ですが、あ
らかじめ確保されている領域を越えてOS管理になった部分は恐
らく役に立つと思いますが検証はできていません。
Q:CPU占有率って?
A:CPUっていうのは中央演算(処理)装置。早い話が心臓部で
す。計算やってくれるやつで車に例えるとエンジンと同じくらい
重要。で、その使用率、つまり「どれだけ忙しいか?」という事
ですね。CPUってのもフル稼働している訳じゃないんで。
もしこの値が100%だったら、もういっぱいいっぱい。一般的
に、この値は少ないほうが良い(快適)とされますね。車に例え
るとエンジンの「回転数」ですね。という事はBeMemはタコメータ
か?(笑)
で、取得方法は当初、自前で計算しようとしていたんですが、ど
うも正確じゃないみたいなんで、結局レジストリを弄ってOSの
サービスを利用することにしました(Win9xの場合)。ただし、
参照はしていますが変更はしていませんのでご安心を。
Windows2000 の場合もレジストリではありませんがOSの命令で
取得しています。自前で計算するより相当効率が良いので、その
面では優れています。探すのに相当苦労しました。
Q:MemTurb○(伏字になってない?)と比べてどう?
A:というメールを貰うまで存在を知りませんでした。そういう方
面の情報収集(新作など)をぜんぜんしない人なので結局詳しい
知り合いに見せてもらいました。うーむ、まあ同じジャンルだか
ら似るのは当然かな。
Q:Windows2000では効果が低いようですが?
A:元々NT系OSは比較的しっかりしているので必要としてない、
などという回答を今までしていましたが、実はちょっとだけ裏技
があったりします。まだ組み込んでいないので暫定な部分も多い
のですが、情報->ヒープリスト->対象となるプロセスの部分で、
[System Process]を選択し、左のリストボックスから何か選択し
てください。本当にフラグメントが発生しているならばこれだけ
でメモリがどんどん開放されていきます。逆にフラグメントが発
生していないならメモリ消費量は増えてしまいます。
掃除の効果が薄くなってきたら(各メモリにフラグメントが発
生したら)試してみてください。普通の人は動いているプロセス
なんて見ないでしょうけど(^^;
何故、効果があるかというとNT系OSには「フラグメントを解消
する」(やや違いますが)という命令があるからです。
Q:リソースって何?
A:BeMem 2.1からリソースメーターがつきました。そもそも
リソースとは何でしょうか?9x系の考え方で16bitとの互換性を
取るためとか言われています。ちなみにメモリ搭載量とは無関係
ですので、リソースが足りないからといって大量のメモリを載せ
ても意味がありません。つまり「大量のメモリを搭載して自由度
が高くなり、ポコポコといろんなのを起動する人」ほどトラブル
に陥りやすくなります。
リソースにはUSERリソースとGDIリソースの2つがあり
ます。そのうち、少ないほうが「システムリソース」と呼ばれて
います。これはOSの仕様らしいです。
コントロールの数が増えるとUSERリソースを消耗し、描画
に関する処理が増えるとGDIリソースが消耗します。その辺は
各プログラムに依存しますので、異常に消耗する場合は、動かし
ているソフトの欠陥である場合も考えられます。
尚、リソース不足はBeMemでは解消できません。メモリを
増設してもリソース量は増えません。9x系OSの限界です。
Q:優先度の変更は?
A:BeMem 2.2からプロセスの優先度を変更できるようになり
ました。優先度というと、CPUの処理時間の割り当ての優先順
位です。優先度が高いほど他の処理より優先されます。ただし、
システムの処理の優先度を変更すると、とても危険です。扱いに
は注意してください。NT系OS(Windows2000,Xp)の場合、アクセ
ス権が必要な場合もありますので、ご注意ください。