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- [JED Operation Manual]
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- ****** Multi File/Compact Editor‘JED’ ******
- ****** ******
- ****** JEDオペレーションマニュアル ******
- ****** 98, DOS/V版共通 ******
- ****** (JED Ver1.90以降) ******
- ****** Copyright (C) 1992- H.Orikawa ******
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- □【0.目次】
- --------------------------------------------------------------------------
- 1.はじめに
- 主な特徴
- 2.補足説明
- 3.操作方法
- 3-1 起動方法
- オプション
- 3-2 キー操作
- 3-2-1 《カーソル移動》
- 3-2-2 《テキスト編集》
- 3-2-3 《ファイル操作》
- 3-2-4 《ブロック編集》
- 3-2-5 《検索・置換》
- 3-2-6 《動作状態変更》
- 3-2-7 《マクロ操作》
- 3-3 メニュー
- 各メニューの説明
- 3-3-1 《File》
- 3-3-2 《Edit》
- 3-3-3 《Search》
- 3-3-4 《Window》
- 3-3-5 《Macro》
- 3-3-6 《Options》
- 3-4 キーボードマクロ機能
- 3-4-1 《キー操作の記録》
- 3-4-2 《マクロの保存》
- 3-4-3 《マクロの読み込み》
- 3-4-4 《マクロの実行》
- 3-5 カスタマイズ機能
- 3-5-1 《定義ファイル記述ルール》
- 3-5-2 《表示カラー属性定義》
- 3-5-3 《キーカスタマイズ用データ定義》
- 3-5-4 《プルダウンメニュー定義》
- 3-5-5 《注意》
- 4.使用上の注意
- 5.おわりに
- --------------------------------------------------------------------------
-
-
- □【1.はじめに】
-
- JEDは、コンパクトで高速なオンメモリタイプの多機能スクリーンエディタ
- です. プログラム本体は、画面表示関係など一部を除いて、その大部分がC言語
- で記述されています.
-
- 98版
- 動作機種:NEC PC-9801VM以降及びその互換機(9821Bs,NS/Tでは動作確認済み)
- (但し、ハイレゾ、LTは除く)
- 使用OS:MS-DOS Ver 3.xx 以降
-
- DOS/V版
- 動作機種:IBM PC/AT互換機(Compaq PRESARIO 9650では確認済み)
- 使用OS:DOS/V(IBM DOS J5.0/V以降)
-
- 両機種用とも、Windows95のDOS窓での動作は確認済みです.
-
- ◎主な特徴
-
- ・キーボードマクロの他、VZ のマクロ仕様に準拠した記述が可能なプログラマ
- ブルマクロ機能搭載.
- ・デュアルウィンドウ/マルチファイル(20ファイル).
- ウィンドウサイズ可変. 2画面同時スクロールも可.
- ・カット&ペーストに加えクリップボード(カットバッファ)の内容も編集可.
- ・EMS対応により1MBを越す巨大ファイルもオンメモリで編集可.
- ・2バイト半角文字に対応(98版).
- ・V-TEXT(DOS/V版)、30行計画(98版)などの可変文字数環境に自動対応.
- ・簡単な印刷コマンドを持つ(テキスト全体/指定範囲)(要PRINT.SYS).
- ・カラー、表示内容及びキー割り当てのカスタマイズ機能.
- ・起動後のオプション指定により、行番号/桁ゲージ表示、TAB幅設定などが各
- ファイル別に可能.
- ・実行ファイルサイズ約 38KB(非圧縮)、また最小主メモリ占有量約 80KBとコ
- ンパクト.
- ・Mac 風にアレンジされたコマンド体系により操作法が比較的理解し易い.
-
-
- □【2.補足説明】
- ・メモリは、
- EMS : 16KB単位
- メインメモリ: 4KB単位
- で確保しますが、シェル(COMMAND.COM) 起動時に可能な限りDOSに解放し
- ます.
- (参考:メモリ割り当ては「一行文字数」+「16」バイト単位です)
-
- ・EMSが使用可能な場合は1MBを越す巨大なファイルもオンメモリで編集
- できます.
- ただし、EMSを使用しない場合も含め1つのファイルの最大行数は約65
- 000行までです.
- メモリはまずEMSから確保(1論理ページ単位=16KB)され、EMS
- を消費後はメインメモリから確保します.
- なおEMSを使用しない場合は、-x0 オプションを付けて起動して下さい.
-
- ・起動後に指定行番号へジャンプさせるオプションには、後述のように -j<n>
- による方法とは別に
-
- [ファイル名]+n (例えば、A>jed jed.doc+50)
- ~~~~~~~~~~
- の方法をサポートしています.
-
- *FD(A.Idei氏作のファイラー)をお使いの方は下記要領の設定を行なう
- と、VIEWモードから[SHIFT]+[CR]で表示行へジャンプさせることができます.
-
- 1)FD.CFG
- EDITOR = MI
- 2)MI.BATの内容
- JED %1
-
- *FILMTN(K.Ishida氏作のファイラー)をお使いの方はFMCUSTで下記
- 要領の設定を行なうと、VIEWモードから[CR]で表示行へジャンプさせること
- ができます.(この項は Ari-P氏のご提案によります)
- オプション -h1 を付けるとジャンプ後の画面表示位置のずれを補正できま
- すが、1~2行程度の誤差が生じます.
-
- 1)編集エディタ名[2:MIFES]
- 2)起動エディタ名[A:\JED\JED -h1]
- ~~~~~~~ ~~~
- | |
- | +- ハーフスクロールオプション
- +- JEDのパス名(パスが設定してあるときは不要)
-
- ・V-TEXT(DOS/V版)、30行BIOS(98版)等の可変文字数環境下では
- ワークエリアより行・桁数を取得し、自動的に画面モードを変更します.
-
- ・GVRAM(グラフィックスVRAM)は表/裏とも使用しません. また、
- 裏テキストVRAMも使用しません(98版).
- また、JED起動時にこれらRAM領域をクリアしません.
-
- ・印刷機能を使用する場合は、CONFIG.SYS に PRINT.SYS が登録されている必
- 要があります. なお、JEDの印刷機能はあくまで簡易的なもので、現行で
- はタブ展開は行ないません([TAB]コードは無視されます).
-
- ・DOS/V版を使用する時は、CONFIG.SYS に ANSI.SYS が登録されている必要が
- あります.(これがないと画面消去が行われません)
- 登録されていない場合は、CONFIG.SYS に以下の一行を追加して下さい.
- DEVICE=C:\DOS\ANSI.SYS
- ~~~~~~~(ANSI.SYS のあるディレクトリ)
-
- ・一行の最大文字数は全角約1000文字(2KB)分であり実用上問題はな
- いと思われますが、あまり文字数が多い場合動作速度が著しく低下する場合
- があります.
-
- ・テキストの途中に [EOF] コード(1Ah(^Z))が含まれていても最後まで読み込
- みます. この場合 [EOF] コードは無視します.
- また、読み込んだテキストの文末に [EOF] コードが有る場合は、保存時に
- [EOF] を付加し、無い場合は付加しません.
-
- ・本エディタは基本的にテキストデータの編集を対象にしています.バイナリ
- データの場合一応読み込みはできますが、現バージョンでは読み込み時に
- '00h' を強制的に'@' に変更します.また、デフォルトで
-
- COM / EXE / OBJ / LIB / LZH
-
- を拡張子に持つファイルは保存しないようにしてあります(変更可).
-
- ・下記拡張子を持つファイルを読み込む時はタブ幅を自動的に4に設定します.
-
- C / CPP / H / PAS
-
- ・MS-KANJI API に準拠したFEP(WXII+、VJE-βなど)とATOK7
- (98版のみ)を使用する場合は簡単な制御を行います.
- ○メッセージウィンドウ、プルダウンメニューのオープン時にオフ
- ○ファイルセレクトウィンドウのオープン時にオフ
- ○終了時にオフ
-
- ・エラー処理に関しては、必ずしも懇切・丁寧ではなく、エラー発生理由等を
- 全ての局面においては的確にリポートしません.
-
-
- □【3.操作方法】
-
- ここでは一通りの操作方法について説明しますが、詳細は実際にJEDを操作
- してみて確認して下さい.
-
-
- ■3-1 起動方法 -------------------------------------------------------
-
- a) JED
- ファイル選択ウィンドウが開きます.
- (*総ディレクトリエントリ数は512個です)
-
- (1)
- +-A:\DIR1\DIR2\*.* |-+
- | ..\ <DIR> 93-11-24 11:00 |
- | FILE1.DOC 234890 93-04-10 22:00 |
- | |
-
- ここでは、以下のキー操作が有効となります(FDによく似た操作です).
-
- [L] ・・・・ ドライブ変更
- [N] .... 新規ファイル編集
- [F] ・・・・ パス(ファイル)名変更
- [S] ・・・・ ソート
- しない(-)→ファイル名(F)
- ↑ ↓
- 日付(D)←拡張子(E)
- (()内は右上コーナー(上図(1)部)の記号)
- [SPACE] ・・・・ ファイル選択/解除
- [BS] ・・・・ 親ディレクトリへ移動
- [\] ・・・・ ルートディレクトリへ移動
- [←][→]・・・・ ページ送り([ROLLUP][ROLLDOWN]でも同じ)
- [↑][↓].... カーソル移動
- [CR] ・・・・ 読み込み実行
- [ESC] ・・・・ キャンセル
-
- [SPACE]で選択されたファイル名の先頭には [*] が付き、複数選択されてい
- る場合は編集ファイル数上限(20ファイル)まで全て読み込みます.
-
- b) JED [オプション] <ファイル>
- <ファイル>で指示されたファイル(なければ新規ファイル)をオープンします.
-
- [オプション]は、'-' または '/' + '英1文字' + '数字' の組合せで、
- JED -t2 -g1
- のように空白で区切ります.
-
- <ファイル>は複数指定できワイルドカード(*, ?)も使用可能.
- [例] JED sample.* test*.dat source.c
- ~~~~~~~~ ~~~~~~~~~ ~~~~~~~~
-
- ◇オプション
- +--------------------------------------------------------------+
- | パラメータ<default値> | 意 味 |
- |--------------------------------------------------------------|
- |-a<0> :クリップボードへのコピーモード (0:上書 1:追加) |
- |-b<0> :BAKファイル作成 (0:しない 1:する) |
- |-c<1> :改行マーク表示 (0:しない 1:する) |
- |-d<定義ファイル名> :カスタマイズ用定義ファイル読み込み(-D0で強制無視) |
- |-e<1> :検索モード(大小文字区別) (0:しない 1:する) |
- |-f<1> :終了時確認 (0:しない 1:する) |
- |-g<0> :行番号表示 (0:しない 1:する) |
- |-h<0> :ジャンプ後ハーフスクロール (0:しない 1:する) |
- |-i<0> :オートインデント機能 (0:しない 1:する) |
- |-j<行番号> :起動後、指定行へジャンプ |
- | :<ファイル名>+<行番号> でも可 |
- |-k<1> :FEP制御 (0:しない 1:する) |
- |-l<80> :表示桁数設定 (2~254、 偶数) |
- |-m<マクロファイル名>[+] :マクロファイルの読み込み ([+]付加時は自動実行) |
- |-n<0> :[CR]コードの扱い (0:改行コードに変換 1:無視) |
- |-o<0> :ソートモード(0:無し 1:ファイル名 2:拡張子 3:日付) |
- |-p<0> (98版) :プリンタモード (ANK/漢字->0:1/1.5 1:1/2) |
- |-q<1> :桁ゲージ表示 (0:しない 1:する) |
- |-r<0> :ワードサーチ機能 (0:しない 1:する) |
- |-s<1> :スクロールモード (1:1画面 2:半画面 3:1行) |
- |-t<8> :タブ幅設定 (2,4,6,8) |
- |-u<1> :カーソル行アンダーライン表示 (0:しない 1:する) |
- |-v<25> (98版) :画面モード設定 (0:25行 1:20行) |
- |-v<1> (DOS/V版) :拡張キーボードBIOS使用 (0:しない 1:する) |
- |-w<0> :ウィンドウ枠表示 (0:しない 1:する) |
- |-x<1> :EMSメモリの使用 (0:しない 1:する) |
- |-y<0> :スクロール時全画面再描画 (0:しない 1:する) |
- | :(東芝日英DOS対策 通常は 0 として下さい) |
- |-z<0> :子プロセス起動時画面消去 (0:する 1:しない) |
- |-@<0> :重複読み込み (0:禁止 1:許可) |
- |-[<5> :マクロバッファサイズ (1~30、 KB単位) |
- +--------------------------------------------------------------+
- ・'オプション'に大小文字の区別はありません.(-a0 も -A0 も同じ)
- ・'コピーモード'は、クリップボードへのブロックコピー時に、前回
- コピーしたテキストに対し、上書きするか追加するかを指定す
- るものです.
- ・DOS/V版での v オプションはファンクションキーが10個の機種を使用する
- 場合に -v0 として下さい(DOS/Vの動作するPC/XTなどの例があります).
- それ以外は特に気にする必要はありません.
-
- ○現在モードの表示(画面最上行)
-
- [挿入]B8icw
- | |||||
- | ||||+- ワードサーチ
- | |||+-- 英大小文字を無視
- | ||+--- オートインデント
- | |+---- タブ幅設定値
- | +----- BAKファイル作成
- +--------- 文字入力モード
-
- また、編集操作により変更が加えられた場合はファイル名の前に'*'が
- 表示されます.
-
-
- ■3-2 キー操作 -------------------------------------------------------
- デフォルトでは、通常の方向キーによる制御を [CTRL]+D
- (^D)に割り付けるなど'WORDSTAR'(TM) にほぼ準拠したキー
- 割り当てとなっています. これらの大部分は、後述の定義フ
- ァイルを用いることによりカスタマイズできます.
-
- 下表では、
-
- [SHIFT]キー ... \
- [CTRL]キー ... ^
- [GRAPH]/[ALT]キー ... @
-
- と略記してあります.
- また、右列の機能番号はマクロ記述時に使用するもので、数字の右の括弧内
- は機能番号の代わりに使用できる文字です.(大小文字の区別があります)
- 例)#05 は #e と同義
-
- ◇3-2-1 《カーソル移動》
- +--------------------------------------------------------+
- | 機能 標準キー設定 #機能番号 |
- |--------------------------------------------------------|
- |上1行移動 ^E, [↑] 05(e) |
- |下1行移動 ^X, [↓] 06(x) |
- |左1文字移動 ^S, [←] 07(s) |
- |右1文字移動 ^D, [→] 08(d) |
- |左1語移動 ^A 09(a) |
- |右1語移動 ^F 10(f) |
- |行頭へジャンプ \[←] 11(<) |
- |行末へジャンプ \[→] 12(>) |
- |左スクロール @L 26 |
- |右スクロール @R 27 |
- |2画面同時スクロールダウン \[ROLL DOWN](98) 28 |
- | \[Page Up](DOS/V) 28 |
- |2画面同時スクロールアップ \[ROLL UP](98) 29 |
- | \[Page Down](DOS_V) 29 |
- |スクロールダウン ^W 31(w)*1 |
- |スクロールアップ ^Z 32(z)*1 |
- |高速スクロールダウン \[↑] 33 |
- |高速スクロールアップ \[↓] 34 |
- |前画面へ ^R 35(r) |
- |次画面へ ^C 36(c) |
- |スクロールダウン @D, [ROLL DOWN](98) 37 *1 |
- | @U, [Page Up](DOS/V) 37 *1 |
- |スクロールアップ @U, [ROLL UP](98) 38 *1 |
- | @D, [Page Down](DOS/V)38 *1 |
- |最上行へジャンプ ^QE 39 |
- |最下行へジャンプ ^QX 40 |
- |文頭へジャンプ ^QR 41(^) |
- |文末へジャンプ ^QC 42(_) |
- |マーク行へジャンプ ^QP 43(U) |
- |行マーク ^QM 44(M) |
- |指定行番号へのジャンプ ^QJ 45(J) |
- |対応する括弧へジャンプ ^QK 58 |
- |(対象 ... (){}[]<>) |
- +--------------------------------------------------------+
- (*1)スクロールモードの影響を受けるのは、機能番号 #37,#38 のスクロール
- で、機能番号 #31,#32は常に1行単位です.
-
- ◇3-2-2 《テキスト編集》
- +--------------------------------------------------------+
- | 機能 標準キー設定 #機能番号 |
- |--------------------------------------------------------|
- |改行 ^M 04(m) |
- |カーソル直前の1文字削除 ^H, [BS]/[Back space] 14(h) |
- |カーソル位置の1文字削除 ^G, [DEL]/[Delete] 15(g) |
- |カーソル位置の左1語削除 ^QH 16 |
- |カーソル位置の右1語削除 ^T 17(t) |
- |行頭からカーソル直前まで削除 ^QT 18 |
- |カーソル位置から行末まで削除 ^QY 19(l) |
- |削除の取り消し(アンドゥ) ^U 20(u) |
- |タブの挿入 ^I, [TAB]/[Tab] 21 |
- |制御文字の入力 ^P 22 |
- |行分割 ^J 23 |
- |検索文字列の複写 ^QI 24(I) |
- |ファイル名の複写 ^QN 25(P) |
- |カーソル行の削除 ^Y 47(y) |
- |カーソル行の上に1行挿入 ^N 53(n) |
- |日付・時刻の複写 ^OE 95 |
- +--------------------------------------------------------+
-
- ◇3-2-3 《ファイル操作》
- +--------------------------------------------------------+
- | 機能 標準キー設定 #機能番号 |
- |--------------------------------------------------------|
- |ウィンドウ切り替え @C, [HOME]/[Home] 62(W) |
- |編集テキストの選択 \@C,[HELP]/[End], F10 63(T) |
- |ウィンドウ分割形式の変更 ^KH 64(Y) |
- |ウィンドウ分割位置の変更 ^KF 65 |
- |テキストの印刷 ^KP 69 |
- |ファイルオープン ^KO 70(O) |
- |クリップボードのオープン ^KB 71 |
- |新規ファイルのオープン ^KN 72(N) |
- |ウィンドウのクローズ ^KL 73(C) |
- |名前を変えて保存(新規保存)^KE 74 |
- |現編集ファイルの強制保存 ^KS 75(S) |
- |ブロック範囲の書き出し ^KW 76(A) |
- |編集終了 ^KQ 77(Q) |
- |DOSコマンドの呼び出し ^KD 78(E) |
- |ファイル読み込み ^KR 79 |
- |名称変更 ^KG 82 |
- |全ファイルの保存(変更ファイルのみ)^KZ 83 |
- |CFGファイルの再読み込み ^QZ 94 |
- +--------------------------------------------------------+
-
- ◇3-2-4 《ブロック編集》
- +--------------------------------------------------------+
- | 機能 標準キー設定 #機能番号 |
- |--------------------------------------------------------|
- |現テキスト全体を選択 ^KA 30 |
- |ブロック範囲の設定 ^B 46(b) |
- |クリップボードから1行分挿入 ^KJ 48(i) |
- |クリップボードへ1行分コピー ^KK 49(k) |
- |クリップボードの内容のペースト ^KV, F9 50(p) |
- |ブロック部分の削除(クリア) ^KY 51 |
- |クリップボードへの複写(コピー) ^KC, F8 52(B) |
- |クリップボードへの移動(カット) ^KX, F7 54 |
- +--------------------------------------------------------+
-
- ◇3-2-5 《検索・置換》
- +--------------------------------------------------------+
- | 機能 標準キー設定 #機能番号 |
- |--------------------------------------------------------|
- |検索 ^QF 55(F) |
- |逐次置換(確認有り) ^QS 56 |
- |検索/置換の再実行 ^L 57 |
- |検索文字列の取り込み ^QW 59(G) |
- |一括置換 ^QA 61 |
- +--------------------------------------------------------+
-
- ◇3-2-6 《動作状態変更》
- (*印以外はトグル動作になります)
- +--------------------------------------------------------+
- | 機能 標準キー設定 #機能番号 |
- |--------------------------------------------------------|
- |挿入/上書の切り替え ^V, [INS]/[Insert] 13(v) |
- |画面モードの変更(98) ^OV 66 |
- |ワードサーチ ON/OFF ^OW 67 |
- |オートインデント ON/OFF ^OI 68 |
- |BAKファイル作成 ON/OFF ^OB 84 |
- |コピーモード の変更 ^OA 85 |
- |表示桁数の設定(*) ^OL 86 |
- |タブ幅設定(*) ^OT 87 |
- |行番号の表示 ON/OFF ^ON 88 |
- |桁ゲージの表示 ON/OFF ^OG 89 |
- |改行マークの表示 ON/OFF ^OC 90 |
- |スクロールモードの変更 ^OM 91 |
- |カーソル行アンダーライン ON/OFF ^OU 92 |
- |検索モード(英大小文字区別) ^OD 93 |
- |Tabマークの表示 ON/OFF ^OY 96 |
- |全角空白の表示 ON/OFF ^OZ 97 |
- +--------------------------------------------------------+
-
- ◇3-2-7 《マクロ操作》
- +--------------------------------------------------------+
- | 機能 標準キー設定 #機能番号 |
- |--------------------------------------------------------|
- |キーマクロの実行 ^\ 01 |
- |キーマクロの記録開始・終了 ^_(98),^-(DOS/V) 02 |
- |マクロファイルの読み込み ^OR 80 |
- |キーマクロの保存 ^OS 81 |
- +--------------------------------------------------------+
-
- (注)^N, ^Pを入力した時プリンタがDESEL の状態だとキー入力を受け付けず、
- 一見ハングアップしたようになります. この場合はSEL にするか、プリン
- タの電源を切って下さい.
-
-
- ■3-3 メニュー -------------------------------------------------------
- 画面上部タイトルバーの6つのメニュー、
- [File] [Edit] [Search] [Window] [Macro] [Options]
- がJEDの基本メニューです. メニューは、各々ファンクシ
- ョンキーのF・1~F・6の押下または、@F([GRAPH]+[F]),
- @E,@S,@W,@M,@O で開きます.
- メニュー内の各機能の呼び出しにはショートカット入力
- ([CTRL],[SHIFT],[GRAPH]/[ALT] + [英文字])も可能です.
-
- ●各メニューの説明
- 各メニュー内容は後述のカスタマイズ機能により可変ですが、ここでは初期設
- 定状態で説明します.
- なおデフォルトでは、JEDの持つ全ての機能がメニュー登録されているわけ
- ではありません. 必要に応じてJED.CFGファイル内で項目の追加、削除を
- 行なって下さい.
-
- ◇3-3-1 《File》
- *ファイルの保存、オープン、読み込み、DOS呼び出し、印刷などを行い
- ます.
-
- ・終了(^KQ) は現編集テキストに変更が入っている場合に確認のメッ
- セージを出しますが、それ以外はたとえ変更済みのテキストがあっ
- ても確認なしに強制終了しますので、くれぐれもご注意下さい.
- ただし、ーf1 オプションを付けて起動した場合は確認を求めてくる
- ようになります.
-
- ・全ファイルの保存(^KZ) では、一度も編集を受けていないファイル
- は保存対象からはずされます.
-
- ・読み込みを選択すると、ファイル選択ウィンドウが開きます. ファ
- イル選択後、更にサブメニューが開き現テキストのどこに挿入する
- かを指定します. この時、'上書き'を選ぶと現テキストの内容を読
- み込んだテキストの内容と置換します.
-
- ・ファイル出力の場合は予め範囲設定を行なっておく必要があります.
-
- ・DOS呼び出しに関して、単に[CR]のみの入力で'COMMAND.COM' を
- 起動します. この場合JEDに戻る時には 'EXIT' と入力します.
-
- ・印刷時にはタブ展開はしません.前もって 'TABSPC.MCR' を使って
- タブ→空白変換を行なっておく必要があります.
- 部分印刷をする時は予め範囲設定を行なって下さい.
-
- ◇3-3-2 《Edit》
- *範囲設定、カット、コピー&ペースト及びアンドゥを行います.
-
- ・範囲設定モードに入ると画面左上の "[]" マークが "Bl" に変わり
- ます.
-
- ・アンドゥは行、ワード削除時に有効で、対象行(削除を行なった行)
- にカーソルがある場合に実行されます.(他の行に移動してしまっ
- ても該当行に戻って実行すれば再生されます)
-
- ◇3-3-3 《Search》
- *前/後方検索、置換(前方のみ、逐次/一括)及びこれらの再実行を行い
- ます.
-
- ・検索中は、[↓]で前方、[↑]で後方に検索方向が切り替わりま
- す.
-
- ・前方/後方検索、置換とも常に現カーソル位置から論理行の行末方
- 向に向かって実行します.
-
- ・英大小文字の区別のON/OFFは、^OD で切り替えます(トグル動作).
- デフォルトでは、英大小文字の区別をします.
-
- ・ワードサーチのON/OFFは、^OW で切り替えます(トグル動作).
-
- ・ジャンプ操作(テキスト先頭、指定行など)、検索/置換操作直前
- の行が自動的にマーク行として記憶されます.
-
- ・カーソル位置の一語は、^QW によって取り込まれます.
-
- ・検索/置換の再実行は[ESC]キーが押されるまで継続されます.
-
- ・対応する括弧の検索(^QK)は、(){}[]<> のペアです.
-
- ◇3-3-4 《Window》
- *クリップボードのオープン、ウィンドウの選択及び分割切り替えを行いま
- す.
-
- ・ウィンドウは同時に2画面まで表示でき、^KH で全画面/上下・左
- 右分割を切り替えられます.また大きさは ^KF で可変できます.
-
- ・ウィンドウ選択(\@C または [HELP])でファイル一覧が出ます.
-
- > 1|*SAMPLE.TXT
- | |
- | +- 変更の入ったファイルで '*' 表示
- +----- アクティブなファイルで '>' 表示
-
- ・なお、2画面表示状態では [SHIFT]+[ROLL UP]/[ROLL DOWN](98)、
- [SHIFT]+[Page Up]/[Page Down](DOS/V)で同時スクロールします.
-
- ◇3-3-5 《Macro》
- *マクロファイルの読み込み、保存、キーボードマクロの記録およびマクロ
- の実行を行ないます.キーボードマクロの詳細は後述します.
-
- ◇3-3-6 《Options》
- *タブ幅、インデント、カーソル行アンダーライン(98版)/ハイライト表示
- (DOS/V版)の ON/OFF、行番号/桁ゲージ/改行マークの表示、BAKファ
- イル作成、コピー/スクロール/検索/画面各モードの切り替え、一行表
- 示文字数の設定を行います.
-
- ・行番号は論理行番号(行の折返しに関係なく行頭から改行までを一
- 行とみなす)表示です.
-
- ・現在のコピーモードは画面上部タイトルバー左端の[](上書き)/
- [](リバース表示)(追加)の表示切り替えで識別します.
-
- ・BAKファイル作成の可否は画面最上行の入力モード表示部右側に、
- 作成する場合に 'B' を表示して区別します.
-
-
- ■3-4 キーボードマクロ機能 -------------------------------------------
- JEDはVZ ライクな仕様のプログラマブルマクロを搭載
- していますが、そのプログラム的使い方は"JEDMAC.DOC"に譲
- るとして、ここでは一般的なキーボードマクロについて説明
- します.
-
- キーボードマクロは、一連の定型化した作業を、キーボー
- ドから入力された文字やコマンドを記憶し、後でそれらを忠
- 実に再現させることにより、実行するものです.
- JEDでは、最大で約2000ステップ(4KB強)までの
- キー操作を記憶、再現させることができます.
-
-
- ◇3-4-1 《キー操作の記録》
- ・^_(アンダースコア)(98)、^-(ハイフン)(DOS/V) でキー操作の記録を開始し
- (画面左上"[]"の部分が"Mc"に変わり赤色リバース表示します)、
- もう一度 ^_(^-) とすると終了します.
-
- ・ほとんどのキー操作が記録できるようになっていますが、マクロか
- らマクロを呼び出すなど、あまり複雑なことはできません.
-
- ・一旦記録を開始するとその前に記録もしくは読み込んだマクロは消
- 去されます.
-
- ・例えば、[→][→][→]と右方向キーを3度押すと、
-
- #d#d#d
-
- という機能コードが記録されます(3-2 キー操作 の項を参照
- して下さい).
- ここで記録されたキーボードマクロの内容は、もう一つのマクロ=
- プログラマブルマクロと同じ書式です.
-
-
- ◇3-4-2 《マクロの保存》
- ・^OS で、上で記録したキーボードマクロを保存します.
-
- ・ファイル名入力用ウィンドウが開きます. マクロファイル名は任意
- ですが、"xxxx.MCR" の形式を推奨します.
-
- ・このコマンドは記録済みキーボードマクロの初回の保存のためのみ
- にあり、一度ディスクファイルに落とされたマクロデータは通常の
- ファイルと同じテキストデータになります. 従って、後で自由に編
- 集加工ができます. 例えば上の例では、
-
- #d#d#d ←生のマクロデータ
-
- ↓
-
- (3) { ;以下を3回繰り返す
- #d ;右へ1文字移動
- #d
- #d
- }
-
- のように、コメントを付けたりループ制御を付加したりできます.
-
-
- ◇3-4-3 《マクロの読み込み》
- ・^OR でファイル選択ウィンドウが開きますので、実行させたいマク
- ロファイルをJEDに読み込ませます. この時、拡張子が "*.MCR"
- であるファイルを優先的に表示します.
-
- ・プログラマブルマクロ実行中はこの機能は動作しません.
- マクロファイルのキーボード/プログラマブルマクロの区別はあり
- ません.
- また、マクロファイルは一つしか読み込みません.
-
-
- ◇3-4-4 《マクロの実行》
- ・^\ で、最後に記録したキーボードマクロまたは、現在読み込まれ
- ているマクロファイルの内容が実行されます.
-
-
- ■3-5 カスタマイズ機能 -----------------------------------------------
-
- JEDでは、カラー、表示内容及びキー割り当ての一部を
- ユーザーの好みに合わせてカスタマイズする事ができます.
- これは、システム構築用の定義ファイル(以下CFGファイ
- ル)のデータ設定により行います.
- この機能を利用すると、画面色をはじめタイトルバーやプ
- ルダウンメニューの内容を自由に変更して、自分だけのオリ
- ジナルエディタを作成することができます.
-
- CFGファイルが指定されていない、もしくは起動パスに
- "JED.CFG" (98版)
- "JEDV.CFG" (DOS/V版)
- が見つからない場合は、JED内部のデフォルトのデータを使用します.
- ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
-
- ユーザ定義のCFGファイルを読み込ませるには、
-
- A>JED -dXXXXX.XXX
- ~~~~~~~~~
- のようにオプション '-d' の後にCFGファイル名を記述して起動します.
- なお'-d0' とした場合は、CFGファイルの有無に関わらずデフォルトで起動
- します.
- また、^QZ でCFGファイルを読み込んで、JEDが動作状態のまま再カスタ
- マイズすることも可能です.
-
-
- ◇3-5-1 《CFGファイル記述ルール》
-
- +--------------------------------------------------------+
- |;■ 新規保存時のメッセージ ← a) コメント |
- |17 ← b) 定義番号(システム固有) |
- |10, 2 ← c) 表示位置 |
- |2 ← d) 定義文字(列)行数 |
- |同名のファイルが存在します ← e) 定義文字(列)1行目|
- |上書きしますか? (Y/N) ← 同 2行目|
- +--------------------------------------------------------+
-
- の様な書式となります. 半角空白、タブは読み込み時に無視しますので、文字列
- 中にスペースを入れたいときは全角スペースを使用するか '_'(アンダースコア)で代用
- して下さい. ~~~~~~~~~~~~
- a)のコメントとは、;(セミコロン)で始まる文字列または空行を指します.
- 任意の場所に入れられますが、その行の ;(セミコロン) 以降が無視されることに
- 注意して下さい.
- コメント部のない、または少ない方が起動時間は短縮されます.
-
- b)はシステム固有値で絶対に変更してはいけません.
- ~~~~~~
- c)は定義番号22~29のみで有効です. 必ず X,Y両座標を指定しますが、2行に
- 分けても、1行内でカンマ区切りで並べて記述してもどちらでも可です(*).
- (上の例で b)c)d)部を 17,10,2,2 と1行に記述しても構いません.)
-
- (*) なお、この記述を許したための弊害で、c)部以外に半角の','(カンマ)があ
- ると正常な動作をしませんので、記述にはご注意下さい.
-
- d)はe)部(定義文字列)の個数(行数)です.
- 定義文字列の項目数は最大16個までです.
- ~~~~~~~~~~
- e)にはカラーおよびオプションの定義では16進数値を、その他の定義では任
- 意の(意味のある)文字列を記述します.
-
-
- ◇3-5-2 《表示カラー属性定義》
-
- ●1バイト(8ビット)データ(16進数表示) → [X][Y]
-
- [98版]
- X ... 上位4ビット
- Y ... 下位4ビット
- +---------------------------------------------------+
- | 色 [X] の設定値 | 属性 [Y] の設定値|
- |---------------------------------------------------|
- | 青 2 | 非表示(シークレット) 0 |
- | 赤 4 | 標準 1 |
- | 紫(マゼンタ) 6 | 標準+点滅(ブリンク) 3 |
- | 緑 8 | 反転+非表示 4 |
- | 水色(シアン) A | 反転(リバース) 5 |
- | 黄 C | 反転+点滅(ブリンク) 7 |
- | 白 E | 下線(アンダーライン) 9 |
- +---------------------------------------------------+
- (例) C5 ... 反転黄色
- E1 ... 標準白色
-
- [DOS/V版]
- [X]背景色 ... 上位4ビット
- [Y]文字色 ... 下位4ビット
- +----------------------------------+
- | 通常 高輝度 |
- |----------------------------------|
- | 黒 0 8 |
- | 青 1 9 |
- | 緑 2 A |
- | 水色(シアン) 3 B |
- | 赤 4 C |
- | 紫(マゼンタ) 5 D |
- | 黄 6 E |
- | 白 7 F |
- +----------------------------------+
- (例) 7A ... 背景白,文字高輝度緑
- 06 ... 背景黒,文字黄色
-
- ●2バイト(16ビット)データ(16進数表示) → [XX][YY]
-
- 上位バイト[XX] ... マーク(改行、Tab...)表示用データ
- 全角空白記号(2バイトコード)の上位バイトは
- 81Hに固定されています.
- 下位バイト[YY] ... 属性(1バイトデータと同じもの)
-
- Tabと全角空白の表示をデフォルトで禁止させるときは、0を設定します.
-
-
- ◇3-5-3 《キーカスタマイズ用データ定義》
-
- ●[SHIFT]/[CTRL]/[GRAPH]/[ALT] + [英文字]で定義しますが、シフトキーに
- は次の記号を用います.
-
- [SHIFT] ---> \
- [CTRL] ---> ^
- [GRAPH]/[ALT] ---> @
-
- [例]
- \^A ... [SHIFT]キーと[CTRL]キーを押しながら[A]を押すこと
- となります.
- なお複数のシフトキーを並べるときは、上記の順で定義して下さい.
- [例]
- \@A ... ○
- @\A ... ×
-
- ●ファンクションキー定義用記号
- [ROLL UP]/[Page Up] ---> [U]
- [ROLL DOWN]/[Page Down] ---> [D]
- [INS]/[Insert] ---> [I]
- [DEL]/[Delete] ---> [L]
- [↑] ---> [^]
- [←] ---> [<]
- [→] ---> [>]
- [↓] ---> [_]
- [HOME]/[Home] ---> [H]
- [HELP]/[End] ---> [E]
- [例]
- \[<] ... [SHIFT]キーを押しながら[←]キー押すこと
-
-
- ◇3-5-4 《プルダウンメニュー定義》
-
- 定義番号 #24~#29 のファンクションキーによるプルダウンメニュー定義部で
- は、定義文字列の最後に、
- 保存 :#75
- ~~~~
- のように ':'(コロン) に続けて '#'+[機能番号] を記述します. メニュー表示時に
- はキー定義部でのカスタマイズ内容に従って自動的に ^KSなどに置き代わります.
- JEDはこの機能番号部分を解読し対応する内部ファンクションを実行します.
-
- この方式の利点は、
- ・ある動作、例えば "検索(前方)...:#55"の一行を、F1~F6のどこの何
- 番目に配置しても選択、実行できる
- ・一連の動作を一つの項目に組み込むことができる
- (例) "保存して編集終了... :#75#77"
- ~~~~~~~
- です.
-
- このプルダウンメニューの幅は定義文字列の中で最長の文字列長に自動的に合
- わされます. ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
- プルダウンメニュー内の項目を適当に区切りたいときは、改行だけの行を挿入
- します. もちろん項目数にはこの空の行も数えに入れます. メニュー表示時に破
- 線表示(・・・・)されます.
- なおメニュー文字列に1つ以上の'.'(ピリオド) がある場合には、プルダウンメ
- ニュー表示後の画面再表示をしないようにしてあります.
-
- また、JEDはメニュー文字列に含まれる英大文字をその項目の実行キーとし
- て解釈します. これにより、プルダウンメニューから1キーでコマンドを実行さ
- せることもできます.
- 例えば下記のいずれの例も[S]を入力すれば「保存」が実行されます.
-
- (例1) S|現ファイルの保存...:#75
- ~
- (例2) 現ファイルの保存(S)...:#75
- ~
- (例3) Save...:#75
- ~
-
- なお、定義ファイルの一例として "JED(V).CFG" も参考にして下さい.
-
-
- ◇3-5-5 《注意》
-
- CFGファイルの記述は、JED本体の負担を軽減するためその書式が厳しく
- 制限されており、ある程度98やAT互換機のハードに通じていないと数字の羅
- 列は初めて見る人にはかなり難解です. また、誤った記述をしても検知せず簡単
- に動作不良を起こしますのでご注意下さい.
-
-
- □【4.使用上の注意】
-
- 1)‘JED’はフリーソフトウェアです.
- 著作権は折川 浩(orik)が保有します.
-
- 2)転載、掲載等について
- このソフトウェアの使用、ならびに他ネットへの転載、雑誌等への掲載に関
- しては著作権者にその旨ご一報下さるようお願いいたします.
-
- 3)免責事項
- バグ等、使用に際して重大な障害が発生した場合は速やかに著作権者に報告
- して下さい.
- 但し、プログラムの不都合により生じた損害等についての責任は負いかねま
- す.
-
- その他細々したことは、一般のフリーソフトウェアに準じた扱いをして下さい.
-
-
- □【5.おわりに】
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- 『なぜサイズにこだわるか? その昔限られたメモリの中で四苦八苦してプ
- ログラミングしていた頃と違い、今や640KBフル実装は当り前、拡張メモ
- リも比較的安価に入手できEMSなどの共通スペックもあって、プログラマは
- あまりメモリ容量を考えずに気楽にコーディングできる時代です.
- しかしあまり‘凝った’ことをしなければ‘本体の一部を拡張メモリに移す’
- とか‘MS-DOSの限界’とか言うこともなく‘買ったままの’PC(即ち、
- ユーザに本体購入以外の投資を強いることのないPC)で動くプログラムが書
- けるはずです.』.....(拙作HEDのマニュアルより抜粋)
-
- 1991年の暮れに自作スクリーンエディタHEDを初めて公開した時に、その
- ドキュメントに上の文章を書き入れました. 今ではGUIだ、DOS/Vだ、
- そして更にはWindowsだと、パソコンを取り巻く環境は日進月歩の感が
- します.
- ハードはどんどん安くかつ高性能になっており、コンパクトなプログラムを
- 作ってもあまり喜ばれないかもしれません. 使う側からすればサイズの小ささ
- より機能の豊富さが第一であると言えましょう. 少々重たいプログラムでもハ
- ードが十分にカバーしてくれます. これからは実行ファイルの大きさなど気に
- も留めない時代になってゆくのでしょう.
- そういう状況の中で、やや時代遅れとも思えるこだわりを持ってこのプログ
- ラムを育ててきました.
- これが、一人でも多くの方に気に入って頂けることを願っております.
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- 本プログラムの開発に際しては、多くの方々の協力を得ています. この場を
- お借りして感謝いたします.
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- *VZ は(株)Village Centerの市販エディタです.
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- JEDに関する御意見、御要望等があれば下記までお願いします.
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- NIFTY-Serve
- FGALDC 10番会議室(エディタ・ワープロ)
-
- 「あなたの不具合報告がソフトの信頼性を高くします」
- RAYさんの言葉
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- (....会議室、ライブラリ番号は '96 8月現在のものです)
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- MHG00017 折川(orik)浩
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