Libretto FAQ集 Ver.2.0 3-22

3-22 [20:30:50] 「楽々再インストール」って何ですか?


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Librettoのシステム再インストールは、CABファイルの再生まで行うと、FDの入れ替えは80回以上に及び、作業時間は4時間以上。これでは、システムが汚れたからといって、気軽に再インストールしようという気は起きません。^^; バックアップCD(4-9を参照してください)を利用すればお手軽なのですが、後述の周辺機器をお持ちなら、作業時間が30分程度&FD入れ替えなどの手作業無し、という「楽々インストール」が実行可能です。

☆必要な周辺機器

☆事前に準備する物

まず、ブートFDを作成してください。このFDからブートすることで、パラレル接続の周辺機器が使用可能になるよう、設定してください。以下に、Mini-SCSI&MOの組み合わせでの例を掲載します。
****config.sys
Lastdrive=F
DEVICE=A:\SETVER.EXE
DEVICE=A:\BILING.SYS
DEVICE=A:\HIMEM.SYS
DOS=HIGH
DEVICE=A:\EMM386.EXE
DEVICE=A:\JFONT.SYS
DEVICE=A:\JDISP.SYS
DEVICE=A:\JKEYB.SYS /106 A:\JKEYBRD.SYS
DEVICE=A:\KKCFUNC.SYS
FILES=30                ---ここまではノーマル
Device=A:\TSCSI\MA358.SYS
Device=A:\TSCSI\TSCSI.SYS       ---この2行がドライバ。
***autoexec.bat
Path=A:\TSCSI              ---これだけですね。
@ECHO OFF
PROMPT $p$g
A:\NLSFUNC.EXE A:\COUNTRY.SYS
A:\CHEV.COM JP

☆VFATBAKのインストール

nifty:FGALTLB/LIB/8/479から取得します。で、EXEファイルを実行すると、パスワードを訊いてきます。そうです。このツールは4,000円!もするシェアウェアなのです。ま、期限内ならフルスペックで、期限切れ後もリストアはできるので、、試してみましょう!。で、パスワードを「n」と答えると出来上がり。exeファイルとiniファイルを先ほど作成した「ブートFD」へ。でもって、ブート実行!

☆VFATBAK実行

MOを「Dドライブ」としています。
VFATBAK -C- B D:\LIBRETTO C:\

「-C-」は、バックアップ時圧縮無しの指定です。Librettoは非力ですし、MOは容量が230Mですから十分収まると思い、圧縮なしにしました。もし、いっぱいになったら、次のメディアを要求します。^^; これで、楽々再インストールに必要な物はそろいました。

☆楽々再インストール開始

まず、FDISK&FormatでHDを初期化しましょう。

☆SYSコマンドで、システム転送

「Windows95起動フロッピー」で起動して、コマンドプロンプトに戻り、「SYS C:」で、HDに95のシステム転送(つまりはブートセクターの書き込み)を行いましょう。

☆リストア開始

次に、先ほどのブートFDでブートして、リストア開始。
vfatbak r D:\LIBRETTO C:\

で、リストア開始、、。途中、上書きするか否かを訊いてきますが、「y」で上書きして問題ないでしょう。

☆完成

これで、うまくいっているはずです。作業時間も手間も大幅に削減されて、なかなかいいですよ。

☆参考までに

VFATBAKは現バージョンではFAT32に対応していません。そこで同等のツールとして、YUPDATE(nifty:FGALTLB/LIB/8/670)をご紹介します。フリーソフトウェアです。一度、試してみる価値はあるでしょう。

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