Libretto FAQ集 Ver.2.0 3-23
3-23 [20:30:50] 「丸ごとバックアップ」って何ですか?
表紙へ
前ページへ
目次へ
次ページへ
Librettoを買ってきて「プレインストールのWindows95を一度もセットアップしていない状態」をバックアップする方法です。改造覚悟で、HDを取り出し、2.5インチ->3.5インチアダプタを用いて、デスクトップPCと接続する、という方法もあります。ここでは、改造なしでバックアップ・リストアする方法を紹介します。(有償ならば、別途バックアップCDを購入するかテクノセンターで復元してもらうことはできます。)
- ★ 目的
LibrettoのWindows95部分について、セットアップ前の状態のコピーを取っておき、いつでも購入時のディスク内容に復活させることが出来るようにする。
- ★ 用意する物
- 双方向パラレルポートの使える母艦(PC)
- ※HDDの空きが充分あること。アプリ無しモデルだと百数十MB以上、Libretto50アプリモデルで500MBはあること。MOなどが繋がって入ればそれでもよい。
- Libretto用FDD
- RDISK Ver6.0
- (nifty:FPCUPRO/LIB/3/394)
- RDISK DOS7パッチ
- (nifty:FPCUPRO/LIB/3/397)
- LibrettoのWindows95のバージョンと一致するWindows95起動ディスク。
- ※当然Librettoは未セットアップなので作れないから、他のマシンで作る。OSバージョンがあえば母艦で作ってもよい。
- DOSで動く隠しファイルやシステムファイルも扱えるFiler(ネットワークドライブをサポートすること)
- → KLをおすすめ (nifty:FHPPC/LIB/7/666)
- インターリンク用パラレルクロスケーブル(実売千円台)
なお、PC-DOSを持っている人ならばFDD無しでもバックアップできます。
interlnk.exeを使って、母艦からLibrettoに強制的にRDISKを以下の手順で送り込み、RDISKを起動してバックアップを取ります。(interlnkを利用しないのは、RDISKの方が転送が速い為)
- Librettoと母艦をRS-232Cクロスケーブルで接続する。
- 母艦を起動する。(command pronpt only)
- [ESC] を押しながら、Librettoを起動。Libretto20・30の場合は、BIOS設定の I/OPortsのSerial/IRがSerial、また、パラレルポートはEPPやECPではなく、単純 な双方向に設定されているかどうか確認。BIOS 設定を終了する。
- "Starting MS-DOS" が表示されたら[F8]を押し、Config.sys & Autoexec.batステップ実行させ、セットアップ関係のプログラム(=見慣れないコマンド)をスキップする。
- 母艦側で、intersvr /RCOPYを実行しinterlink関連のファイルをLibrettoに転送する。
- RS-232Cケーブルを外し、パラレルクロスケーブルにつなぎ変える。
- Librettoにintersvr.exeが転送されているので、intersvrを実行する。
- 母艦側のconfig.sysに、Device=c:\.....\interlnk.exeを書き加える。(ドライブ、パスはinterlnk.exe の場所を指定)母艦を再起動。(command pronpt only)
- 母艦側から、RDISK関係のファイル(pioibm.com、rdisk.com)をLibrettoに送り込む。
- 母艦側では、config.sysを元に戻し再起動(command pronpt only)Librettoは、
intersvrを終了させる。
- Librettoでpioibmおよびrdisk /dc(Cドライブのみリモートドライブとして提供)を実行する。母艦側では、pioibmおよびrdisk /mcを実行する。(rdisk、pioibmにパスが通っていなければ、適当に付けておく)
- 母艦側で、適当なファイラーまたは、Winでwindowsを起動し、バックアップ操作を行う。
- ★ 準備
-
RDISKにDOS7パッチを当てて、Librettoをサーバー、母艦をクライアントで起動し、LibrettoのHDD内容が母艦から見えるようにしておく。詳細については、RDISKのドキュメントを参照のこと。
-
Windows95起動ディスクにDOS7パッチを当てたRDISKを入れておく。これをつくる作業は当然母艦でしかできない。なぜなら、Librettoはまだセットアップされていないので使えない。
-
この際パラレルポートはEPPやECPではなく、単純な双方向に設定しておく。多くのPCではBIOS設定にある。Librettoの場合は電源ONをするときに[ESC]を押し続けて後は画面の指示通り[F1]を押す。
-
シリアルクロスを使う手もあるが、パラレルのほうが設定がはるかに簡単でトラブルもすくないし、速度も速いのでパラレルを薦める。パラレルケーブルは、Windows95同士のケーブル接続でも使えるので無駄にはならない。
- ★ コピー
-
KL(使い方は添付ドキュメント参照)を使って、母艦上でLibretto側のすべてのファイル(隠しファイルやシステムファイルを含む)を母艦側にコピーする。必要に応じてMOにとるなり、CD-Rに焼くなりご自由に。
- ★ 復旧
-
購入時の状態に戻したいときは、同じ手順でコピーを逆方向にすればよい。もちろん、コピー前にLibrettoのHDDはWindows95起動ディスクで起動してFORMATなどを必要に応じて実行しておく。
-
また、FDDなしで、Libretto HDDのフォーマットをする方法を紹介します。まず、母艦の format & sysコマンドがあるドライブ(c:\windows\command)をRdisk等を用いてLibretto にマウントします。Libretto(command prompt onlyで起動)で、format c:を実行します。次に、マウントしたドライブのsysコマンドをsys c:で実行し、システムファイルを転送します。その後に、RDISK 関連のファイルを Libretto にコピーします。
目次に戻る。
ページの先頭へ