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1992-08-19
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13KB
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386 lines
======================================================================
system“Pride”
Super Technical Multi Text Sound Tool
High-EUP active tool
HEat version.1.01h
(c) Copyright 1990,1991,1992 -- TaroPYON
======================================================================
**********************************************************************
トライ・マニュアル 「通信編」
**********************************************************************
HEatではパソコン通信のホストなどに接続できる通信ソフトとしての機能も
備わっています。
HEatには今回,NIFTY-Serve にオートログインするためのコンフィグファイ
ルを収録しています。
この2つのネットのアクセス方法を実際の操作方法を中心に説明いたします。
なおこのマニュアルは ひでくん に書いてもらいました。
それでは,ひでくんにバントタッチ。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
☆
☆ 準備
☆
● コンフィグファイルの書き換えを行う
HEatで通信をする前にやっておかなければならない電話番号やIDなどの書き
換えについて具体的に説明していきます。まずHEat標準添付ファイルの“TERM
.CFG”をテキスト編集などのエディターに読み込んでください(もちろんHEat
のテキスト編集でも可(^^;))
ここでは手持ちの電話回線の(トーン,パルス)回線についての書き換えを
行います。読み込んだファイルの 154行目を見てください。
--------------------------
term_puts("ATD \(TEL)\r")
--------------------------
とありますね。ここの「ATD 」を「ATDT」と書き換えて保存するとトーン回線
(プッシュホン回線),「ATDP」と書き換えて保存するとパルス回線になりま
す。
--------------------------------------------------
→ term_puts("ATDT \(TEL)\r") /* … トーン回線
--------------------------------------------------
→ term_puts("ATDP \(TEL)\r") /* … パルス回線
--------------------------------------------------
これで回線の書き換えは終わりました。次はアクセスポイントの電話番号の
書き換えを行います。
NIFTY-Serve へのアクセスする場合は,先程と同じ要領で“NIFTY.CFG ”を
エディターに読み込んでください(もちろんHEatのテキスト編集でも可(^^;)
クドイ)。
NIFTY-Serve にアクセスする場合は,
/*+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
/* 電話番号は自分で書いてね
/*
DIAL = "XX-XXXX-XXXX" /* 電話番号を書き込んでください。
FENIX = 1; /* Road 2の場合は「2」にしてください
/*+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
NIFTY.CFG 上の部分の電話番号を近くのアクセスポイントに書き換えてくださ
い。
フェニックスROAD2のアクセスポイントにアクセスする場合は
-------------
FENIX = 2;
-------------
と書き換えてください。
さあ,これでアクセスする為の準備は出来ました。HEatマクロ初期化という
便利な機能があるのですが,ここは一旦HEatを終了させて,もう一度HEatを立
ち上げて下さい(^^)。
※ パルス回線とトーン回線(ダイアルかプッシュホンか)の指定は電話
番号の先頭に,パルスの場合は「P」をトーンの場合は「T」を指定す
ることでも可能です。
(例)
----------------------------------------
DIAL = "PXX-XXXX-XXXX" /* パルス
----------------------------------------
DIAL = "TXX-XXXX-XXXX" /* トーン
----------------------------------------
この場合は,“TERM.CFG”の書換えは必要ありません。
電話番号は途中にスペース(空白)を入れないでください。
--------------------------------------------
DIAL = "P XX XXXX XXXX" /* × 悪い例
--------------------------------------------
DIAL = "PXX-XXXX-XXXX" /* ○ 良い例
--------------------------------------------
● 通信モードに入るには…
通信モードに入る方法はいくつかあるのですが,キーボードをよく使う人に
は[CTRL]キー(コントロールキー)を押しながら[PF6] キーを,マウスをよく
使う人は[CTRL]+[PF1] の<へるぱー>メニューの中の2番「通信したい」をお
すすめします。
画面半分が白くなったら通信モードに入っているので[PF12]キーを押してく
ださい。全画面を通信モードに変更出来ます。
直接入力と間接入力(行入力モード)の切り換えは通信モードに入ってから
[SHIFT] キーを押しながら[PF5] キーで行えます。
● 通信速度の設定
実際に通信する前に,通信速度を確認しましょう。
通信モードに入って,[PF5] キーを押すと<TERMINAL SETUP>メニューが出ま
す。通信速度,ビット長,パリティ,フロー制御,などお使いのモデムに合わ
せて設定してください。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
☆
☆ ログインから終了まで
☆
● アクセスしてみよう
では,実際にアクセスしてみましょう。
NIFTY-Serve にアクセスする場合は(電話番号の設定を確認した上で)[PF3
] キーの<DIAL>メニューの中の「NIFTY-Serve 」を選びます。
初めてアクセスする場合にはIDとパスワードを聞いてくるので指示に従って
下さい。設定し終えたら「よろしいですか?」と再度聞いてきますので「実行
」を選ぶとアクセスを開始します。
途中でダイアルをとりやめたい場合は,[ESC] キーを押してください。
※ パスワード入力時は入力した文字が見えないようにしています。またパ
スワードは確認のため2回入力を求めてきます。
※ IDとパスワードはHEat終了時にユーザー・コンフィグファイルに書き
込まれます。
2回目からはIDとパスワードの設定は必要ありません。
1度設定したIDとパスワードを変更するには[PF8] キーで<ホスト設定
メニュー> を呼び出してください。
● ダウンロードする
HEatの通信機能は通信中の過程を編集画面に落とす(残す)ことが出来ます。
通信モードにしてから[PF2] キーを押すと<TERMINAL TEXT MENU>があらわれま
すので,その中の「編集バッファに受信」を選んで通信してください。「新規
」を選ぶと編集画面の内容を全てクリアしてから受信を始めます。今あるテキ
ストに付け加えて受信したい場合は「追加」で受信してください。受信を中断
する時は「受信を中止する」を選んで下さい(受信中は通信を終了出来ません
)。
また「X modem」と「B Plus 」プロトコルをサポートしていますのでバイナ
リのダウンロードも行えます。NIFTY-Serve など「B Plus」プロトコルをサポ
ートしているネットでバイナリダウンロードする場合は,ネット側の指示通り
にしていくと「B Plus」で自動的にダウンロードを始めます(ダウンするファ
イル名は自分で決めます)。
また「X modem 」でダウンロードする場合は(NIFTY-Serve の場合),
・ プロトコル (1:XMODEM 2:無手順 3:BPLUS E:終了)
・ :1
・ 開始 (1:OK 2:NG)
・ :1
(ここで[PF1] キーの「Xモデムで受信」を選びます。ファイルセレク
タが立ち上がるので任意にファイル名を決めてリターンするとダウンロード
開始です)
・ ダウンロードファイルを格納する準備をしてください(XMODEM)
・ 1536バイト(12ブロック)37行あります
・ -ダウンロード開始-
・ -ダウンロード終了-
と,このようになり受信完了です。
● アップロードする
通信に慣れてくるとテキストのやりとりを頻繁に行うようになってきます。
その場合,予め編集画面に出したい文章を書いておいて一気に送信してしまう
と時間の節約にもなり便利です。例えばメールを出す時,
・ >MAIL
・ MAIL>COM
・ 本文(300 行まで 終了は行頭で/E)
(ここで[PF2] キーのテキストメニュー「編集バッファから送信」を選
ぶと編集画面に書いておいた文章が送信されます)
また,バイナリファイルのアップロードの手順はダウンロードする場合と一
緒です。「B Plus」ではネット側の指示通りにしてアップしたいファイル名を
入力すれば自動的に「B Plus」プロトコルでアップロードを開始します。「X
modem 」ではネット側の「開始 (1:OK 2:NG)」で1番を選択してから[PF1] キ
ーの「Xモデムで送信」を選択し,アップしたいファイル名を選ぶとアップロ
ードを開始します。
更に編集画面で「確定」したテキスト(エディターの使用説明書参照)をア
ップする「カットバッファを送信」という機能もあります。CBシミュレータ
(チャット)などで使って見てください。
● バックログの見方
これは通信中に「ちょっと先程の発言を…」と見直したい場合に便利な機能
です。通信中に[CTRL]キーを押しながら[PF7] キーを押すとログを表示出来ま
す。この画面の操作方法は編集画面の操作と同じです。ですから「選択」「確
定」して保存とか,カットバッファを送信みたいなことも出来てしまいます。
また,通信中に[前行]キー[次行]キーを押すことでログを読み返すことも出来
ます。
● 通信の終了
通信中にテキスト編集に移りたい場合は,[PF10]キーでテキスト編集に戻れ
ます。この場合,画面の右上に「RCV 」と表示されるはずです。この表示が出
ていれば受信した文字は通信ログバッファに保存されています。
RS-232C をクローズしてからテキスト編集に戻るには,[SHIFT]+[PF10] キ
ーを押してください。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
☆
☆ 注意補足事項
☆
● モデム設定に関して,
モデムのリザルトコード(モデムからかえってくる状態通知・応答)が単語
形式になっていないとHEatのオートダイアル,オートログインは正常に動作し
ませんので注意してください。
NIFTY.CFG では,モデムに「ATZ 」を送ってから,ダイアルするようになっ
ています。
これ以外にモデム状態を設定・初期化の必要がある場合は,各自コンフィグ
・ファイル(NIFTY.CFG )を書き換えてください。
詳しくはお使いのモデムのマニュアルを見て調べてください。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
☆
☆ 他のネットへのアクセス
☆
NIFTY-Serve には電話番号とID,パスワードの設定を行うだけでアクセス出
来ますが,その他のネットにアクセスする場合は,頑張って自分でマクロを書
くことになります(^^;) 他のマクロを参考にしていろんなネットに顔を出して
見てください。
マクロが作れない方は,しかたないので[PF2]+[D]で電話番号を入力して,
直接ID,パスワードを入力してログインしてください。
簡単ではありますが(^^)この辺でHEat通信機能のごく一部についての説明を
終わらせていただきます。
LOG IN --- 91/08/07 15:24:34
LOG OUT --- 91/08/12 11:55:41
ご利用時間は、 (*_*)分(*_*)秒でした。
ご利用誠にありがとうございました。
Clear PAD
Host requested clearing the call
HOST NAME?
*OFF ブチ
NO CARRIER
(HideKun)
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
☆
☆ 通信モードの操作一覧
☆
● 通信モードの入り方
テキスト編集モードから通信モードに入るには,[CTRL]+[PF6] キーを押し
ます。
● 通信モード終了の仕方
[PF10] 受信状態のままテキスト編集に戻る
[SHIFT]+[PF10] 受信状態を終了してテキスト編集に戻る
● バックログの参照
[前行] or バックログの最後から参照
[PF7]
[次行] or バックログの先頭から参照
[PF6]
● その他
[SHIFT]+[PF5] 入力行のON/OFF
[PF9] カットバッファ内容の送信
[SHIFT]+[PF9] ブレーク信号の送出
[PF12] 通信画面サイズ変更
● [PF1] :<FILE>メニュー
「Log Initiarize ログ初期化」
通信ログ保存用のバッファを初期化します。
「Log save ログ保存」
通信ログをファイルに保存(セーブ)します。
「file UpLoad アップロード」
ファイルの内容を送信します。
アップロード中は受信した文字は表示されません。
「file DownLoad ダウンロード」
受信内容をファイルにダウンロードします。
「Send X-modem 送信 (X モデム・プロトコル)」
Xモデムプロトコルによってファイルを送信します。
「Receive X-modem 受信 (X モデム・プロトコル)」
Xモデムプロトコルによってファイルを受信します。
● [PF2] :<TEXT>メニュー
「Text edit」
テキスト編集に戻ります。
「Send text 編集バッファから送信」
カレントウィンドゥのテキスト内容を送信します。
「receive (New) 編集バッファに受信(新規)」
カレントウィンドゥのテキスト内容を消去し受信を開始します。
「receive (Append) 編集バッファに受信(追加)」
カレントウィンドゥに受信を開始します。現テキスト内容に追加保存
されます。
「send CUT-BUFFER カットバッファを送信」
カットバッファの内容を送信します。
「receive Off 受信を中止する」
受信状態にある場合は受信を中止します。
● [PF3] :<DIAL>メニュー
ホストに接続するためのダイアル用メニューです。
<DIAL>メニューはマクロで記述されていますので,コンフィグファイルを書
き換えることで追加・変更可能となっています。
初期状態では「NIFTY-Serve 」に直接ダイアル可能です。
電話番号はコンフィグファイル中(NIFTY.CFG )に指定します。
他のホストに自動的にダイアルしたい場合は自分でコンフィグファイルを書
き換える必要があります。
NIFTY-Serve にアクセスするときにIDとパスワードが設定されていないと自
動的にIDとパスワードの入力となります。
● [PF4] : <AUTO>メニュー
現在は機能しません。
将来,機能拡張された場合にリザーブされています。
● [PF5] : <SETUP>メニュー
RS-232C に関する環境・状態設定を行います。
● [PF8] : <ホスト設定>メニュー
NIFTY-Serveにアクセスする場合のIDとパスワードの設定を行います。